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工業高校から就職する方へ|機械科出身の僕がおすすめしたい就職先

工業高校を卒業した後の仕事

パン蔵

工業高校から就職するならどういう会社が良いんだろう…?
やっぱり大企業が良いんじゃないの?

ナマケモノ君

HARU

工業高校出身の僕が経験談を話すね!

 

『工業高校から就職するなら大企業が良い』というのは必ずしも当てはまりません。

今回は、そんな工業高校生の就職について僕の経験談をお話しさせていただきます。

 

お話する内容は簡単に言うと以下の通りです。

ブログを読んでわかること
  1. 大企業に就職するメリットとデメリット
  2. 中小企業に就職するメリットとデメリット
  3. 僕がオススメする『学園生』について
  4. 就職までの3つの道のり

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高層ビル【工業高校の就職先ランキング】工業高校出身のエンジニアが企業を厳選

また、僕は元工業高校生ではありますが、高校を卒業後は進学しました。

地元の工業高校から一般入試で理系大学に進学した後、エンジニアとして4年勤務した経験があります。

 

なので、工業高校を卒業してすぐに就職した訳ではありません。

しかし、高卒で就職した友人とは今も遊びに行くなどの交流があるので、リアルな経験談がお話しできます。

 

また、工業高校を卒業してすぐに就職すると約9割が『製造業(モノづくり)にエンジニアとして働く』ことになります。

歯車【元エンジニアが解説】機械設計の仕事内容や出世に必要なことをご紹介

そのため、ここでは『製造業』に就職することを前提にお話ししますのでご理解下さいね。

YouTubeを見てみる


動画でもお話ししました!

HARU

文章を読むのが面倒な方は動画を聴いて頂ければと思います。

工業高校から就職【大手企業編】

工業高生

大企業だと安定してそうだから、就職するなら大企業が良いんだろうか…

 

大手企業に就職することは良いことばかりではありません。

高卒で大手企業に就職することについてはデメリットメリットがあります。

 

HARU

後悔しないためにも、高卒で就職をする方はよく理解しておきましょうね!

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大手企業に就職するデメリット

工業高校から大手企業に就職すると、会社内で仕事を転々とする可能性があります。

なぜなら、大企業には様々な仕事があり、様々な人がいるからです。

 

例えば、自動車メーカーとして有名な大企業の『トヨタ自動車』は製品の開発から組立までをすべて自社で行っています。

会社内に様々な仕事があるため、『自動車の設計がやりたくて就職したのに営業になる』などということは珍しくありません。

 

入社したときにどんな仕事をしたいかの希望は聞かれるとは思いますが、大企業に入社してくる方は優秀な方が多いです。

そのため、必ずしもやりたい仕事はできないかもしれません。

モノづくりの会社に就職したのに営業かぁ…

ナマケモノ君

 

もちろん、会社内で仕事を転々とすることは悪いことばかりではありません。

若い内から様々な仕事を経験することは、長い人生を考えるうえでプラスになることもあります。

 

しかし、仕事にこだわりがあったり器用な性格でないなら大手企業はおすすめできない、というのが僕の意見です。

 

実際に僕の工業高校の同期にも大手企業で有名な『DENSO』に就職して2年間ラインで仕事をした後に営業に異動になった友人がいます。

その友人はモノづくりが好きだったので組立ラインでずっと働きたかったようなのですが、優秀な後輩が入社してきた影響で部署異動となりました。

 

繰り返しますが、大手企業に就職してくる方は能力が高い方が多いです。

『これだけは誰にも負けない!』という自信があっても、自分よりも仕事ができる社員が来ればその場から押し出されることも珍しくないんですね。

 

ちなみにですが現在その友人は会社を転職して組立ラインの設計(設備設計)の仕事をしています。

厳しい世界なんだね…

ナマケモノ君

大手企業に就職するメリット

大手企業に就職するメリットは、まだ世に出ていない最先端の技術開発に携われる点です。

技術者としての力が付くのは間違いないです。

 

世の中を変えるような技術を日夜生み出し続けることは大手企業の使命でもあります。

そんな技術開発に社員の一員として携われるのはとてもやりがいがありそうです。

 

大手企業では、セキュリティ面で社内にスマホの持ち込みを禁止していることも珍しくありません。

企業の社員でしか知りえない情報を知れるのは自慢ですよね。

 

また、仮に大手企業から転職することになっても、『大手企業で働いた経験がある』というだけで転職時に高く評価されることもあります。

受験者

大手で働いていました!
(大手企業で学んだ経験を我が社にもたらしてくれそうだな…)

面接官

 

では、『大手企業=安定している』というのは本当でしょうか?

 

『安定』を大手企業に就職するメリットとする意見は、僕としては疑問です。

 

現在は大手銀行が大規模なリストラを行う時代です。

その他大手企業においてもリストラに近い異動は多発しています。

 

そのため、大手企業=安定というのは成り立たない気はします。

それでも、中小企業よりは安定しているかもしれませんが…。

 

また、大手企業は海外での仕事が多いことも特徴的です。

海外で働くことをどう捉えるのかは人それぞれですが、『海外には絶対行きたくない!』という方は要注意。

 

高卒で大手自動車メーカーに就職した僕の知人の中には、現在ロシアで働いている方もいます。

その方が現在どう思っているのかは分かりませんが、大手企業は海外で働く機会もあることを知っておく必要がありそうです。

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工業高校から就職【中小企業編】

工業高校では卒業してから大企業に就職するチャンスがありますが、全体的には少数派です。

どちらかというと、中小企業に就職する方の方が圧倒的に多い。

 

そこで、ここでは工業高校からの就職先で最も多い『中小企業』に就職するデメリットメリットについてお話しさせて頂きます。

中小企業に就職するデメリット

中小企業に就職するデメリットは、つぶしが利かないことです。

 

先ほど『大手企業に就職するデメリット』でお話ししましたが、大手企業では様々な仕事が経験できるのに対して中小企業の仕事は限定的です。

 

中小企業では、『就職してから定年までずっと同じ仕事』ということも珍しくないんです。

僕の知っている限りでは、自動車で使う一部品だけを作っている会社も少なくありません。

 

良く言えばその道のプロになれますが、専門的過ぎて転職するときなどに困ります。

というのも、中小企業は大企業よりも安定感がないですから、合併や分裂、倒産の危険は0%ではありません。

 

また、倒産することがなくても、将来的にキャリアアップを目指して転職するときに選択肢が限られてしまう恐れがあります。

HARU

例えば30年設計の仕事をしていたら、転職先でも設計を任される可能性が高いということです!

中小企業に就職するメリット

中小企業に就職するメリットは『やりたい仕事がしやすい』という点です。

大企業では就職してからどんな仕事をするのかわからない面があるのに対して、中小企業は仕事内容自体が限定的なので、ずっと同じ仕事ができる可能性が高いです。

 

学生

設計の仕事がしたいです!
もちろんいいよ!!(というよりも、うちの会社は設計の仕事しかないし…)

面接官

 

僕の高校時代の同期には大企業に行けたにも関わらず『設計の仕事がしたい!』という理由で、あえて中小企業に就職した友人がいました。

その同期は7年ほどその会社で働いた後、現在は大企業に引き抜かれて引き続き設計の仕事をしています。

HARU

やりたい仕事があるなら、中小企業に就職するのもいいかもしれませんね!
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おすすめの就職先は『学園生』

個人的な話になりますが、僕が高卒でおすすめしたい就職先は『学園生』です。

 

『学園生』って何だっけ?

ナマケモノ君

【学園生】

会社が社員に対して学生生活のようなものを提供し、人材育成を図る制度。

給料を貰いながら学生生活を送ることができる。

 

『学園生』では会社が用意した校舎で通常の学校と同じように授業を行います。

クラスメイトは会社の同期です。

HARU

会社によっては部活などもあるようです!

パン蔵

ホントに学校みたいだね!

『学園生』をおすすめしたいのはこんな方

工業高生

高校を卒業したら就職する予定だけど大学にも興味がある…

そんな方には『学園生』はとてもおすすめです。

その理由は言うまでもなく『就職と学校生活を同時に経験できる』ことに尽きます。

 

僕の高校では『トヨタ自動車』や『DENSO』や『アイシン精機』といった大企業に学園生の制度がありました。

 

しかし、僕の母校では学園生は毎年とても人気でした。

そのため、成績が優秀な方でないと入社することは難しいかもしれません。

『学園生』に就職するメリットは3つ

HARU

学園生に就職するメリットは3つです!

【メリット】

①社会人としての常識やマナーを身に付けられる

②企業で役に立つ技術を身に付けてから働ける

③大卒と同じ仕事ができるかも

 

まず一つ目ですが、学園生ではマナーを学ぶ授業もあります。

高卒の方は未成年ですから、こういったマナーや常識を学べる場があるのは親御さんにとっても安心ですよね。

 

次に二つ目ですが、学園生での授業は入社した会社の専門知識を中心に学べるのでとても実践的です。

学園生は学園生活の期間が終わったらその会社で働くことになるので、仕事に役立つ知識をじっくり学べるのはありがたいはずです。

 

最後に三つ目ですが、そもそも工業高校から大手企業に入社しても、大卒と同じ仕事はやれないことが多いです。

始めよう【工業高校の進路問題】就職か進学かについて僕の経験を話したい

 

しかし、学園生であればその企業で必要な知識を一年ほどかけてじっくりと学べるので、大卒と同じ仕事ができる可能性が高まるんです。

 

パン蔵

学園生ってすごくいいネ!

HARU

僕の同期で学園生に行った方はみんな『行って良かった』と言っているよ!

 

僕としては学園生に行くデメリットがまったく見当たらないので、とてもオススメできる就職先です。

興味がある方は一度学校の先生に聞いて見てはいかがでしょうか。

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就職先が決まるまでの3つの道のり

パン蔵

よし!就職するぞ!!
でも、就職先ってどうやって決まるの?

ナマケモノ君

HARU

工業高校から就職するまでには3つの道のりがあるんだ!

①成績が良い生徒から順に希望の会社を聞く

工業高校では学校の成績が良い生徒から順に進路の希望を優先します。

そのため、募集人数1名の会社に対して成績1位の生徒が希望を出した場合、成績2位以下の生徒は違う企業を選択しなければいけません。

 

工業高校では応募=採用が普通なので、成績で就職先が決まるといってもいいです。

 

ちなみに僕の母校ではその年に募集している会社一覧が学校に保管してあるファイルにまとめられていました。

会社を選ぶ前に給料や仕事内容を確認するか!

ナマケモノ君

②企業に応募して面接を受ける

就職したい企業が決まったら、学校の先生に希望の会社を伝えます。

企業への応募から面接の日程はすべて学校側がやってくれます。

 

生徒が就職面接の当日までにやることは『履歴書の用意』と『面接の練習』です。

 

面接ではどんなことを聞かれるの?

ナマケモノ君

HARU

『志望動機』と『学生時代に頑張ったこと』は必ず聞かれるよ!

 

工業高校は卒業したら就職する学生が多いため、履歴書の書き方や面接対策は学校側が指導してくれるはず。

僕の母校では過去に試験を受けた生徒が『面接でどんなことを聞かれたのか?』の情報はすべて学校側に保管されていました。

 

そのため、必ずしも面接の勉強をする必要はありませんが、まれに落ちることもあるので面接の本を一冊でも読むことをオススメします。

個人的には『面接官の心を操れ! 無敵の就職心理戦略』を推薦します。

この本は面接官の印象に残る話し方が学べるのでとてもオススメですよ。

③内定

面接が終わると企業から合否のお知らせがあります。

会社によりますが、合否の連絡はだいたい2週間前後でしょうか。

 

合格したらその会社で4月から働くことになりますが、まれに落ちることもあるのが現実です。

 

落ちたことを前向きに考えるのは簡単ではないですが、『縁がなかった』と割り切ることも必要です。

それにもし第一希望の会社が不合格になったとしても、他の会社の試験を受けられるので大丈夫です。

HARU

会社があなたを見る目がなかったんですよ!

 

内定が貰えたら晴れて社会人の一員となります。

残りの高校生活を存分に満喫して下さいね。

パン蔵

4月から一生懸命働くゾ!
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【Q&A】よくある質問とその答え

ここでは、当ブログに問い合わせがあった質問にいくつか答えたいと思います。

大企業と中小企業の定義って何?

パン蔵

そもそも『大企業』ってどこの会社のこと?

HARU

大企業と中小企業の見分け方は『資本金』『社員数』を見るといいよ!

 

例えば、一般的に大企業の定義は以下のようになっています。

【大手企業】

『資本金が3億円以上』で『従業員数が300人以上』の会社のこと。

 

それに対して中小企業の定義は以下になります。

【中小企業】

『資本金が3億円以下』で『従業員数が300人以下』の会社のこと。

 

『資本金』と『社員数』についてはネットで会社名を調べればすぐに確認できます。

自分が興味のある会社があったら、大企業か中小企業なのか一度調べてみるのもいいかもしれませんね。

工業高校から公務員になることはできるの?

パン蔵

工業高校から公務員になることは可能なの?

工業高校から公務員に就職される方も一定数います。

しかし、公務員になるためには『公務員試験』に合格しなければいけないため、独自の対策が必要です。

 

また、高卒で公務員になるためには知っておかなければならないことが山ほどあります。

そのため、以下の記事に『工業高校から高卒で公務員になる』ことについてまとめましたので、お手数ですが興味がある方は以下の記事をご覧ください。

高卒で公務員になりたい方へ

バーゼル市役所工業高校から公務員になりたい方が知っておきたいことを卒業生が語る
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工業高校の就職のおすすめまとめ

いかがだったでしょう。

工業高校から就職するにあたって『会社選び』というのは誰しもが悩むところかと思います。

 

ただ、忘れてはいけないのは『人によって向き不向きがある』ということです。

大企業が合う方もいれば、仕事にこだわりがある方、営業が苦手な方…。

 

自分の特徴というのは案外自分ではわからないものです。

もしあなたが就職選びで迷われているようなら、教師や保護者などの身近な方にアドバイスを求めるのもいいかもしれません。

 

あまり一人で悩み過ぎないことも大切です。

 

ブログを通してになりますが、僕はあなたが悔いのない進路選択ができることを心から願っています。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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