パンぞう
結論からいうと以下の通りです。
- 若さを武器にできる
- 大卒よりも評価されない
ちなみに僕は大卒のエンジニアです。
しかし、出身は卒業して就職が基本の工業高校になります。
高校時代の友人とは今も交流があるので、高卒で就職するメリットとデメリットについてはよく理解しています。
- メリット・デメリットの具体的な話
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高卒で就職するメリット【若さは武器】
早い段階で社会を知れる
高卒で就職する一番のメリットは、早い段階で社会を知れること。
特に若ければ若いほど何事も吸収するのが早いので、早い内に社会に適応しておくことは悪いことではありません。
人付き合いや仕事で得たスキルは一生ものの財産になるのは間違いないです。
早い内に社会を経験して、その後の人生でデメリットになることはありません。
高卒で就職した企業を仮に転職するとしても、『高卒で社会人生活を経験した事実』は転職するときの強みになります。
もちろん大学も魅力的な場所でしたが、社会とは離れた環境です。
僕の個人的な感想ですが、社会で役立つことを学べる機会は少なかったです。
また、言い方は悪いかもしれませんが、学生の内はなにかと夢を見がちです。
例えば、『エンジニアってカッコイイ!』と思っていても、現実は全然違ったりします(僕の経験談です…)。
理想を追うのは悪いことではないですが…。
一度社会に出て現実を見ると、自分が本当に向いていることや、やりたいことがわかることもあります。
高校生の段階で自分のやりたいことが決まっていれば良いですが、そうでないと大学生活は無駄に終わる可能性があるということです。
なので高卒で就職して社会を見ることは悪い選択肢ではありません。
仮に高卒で就職した会社が自分に合わなかったとしても、転職するなりしていくらでもやり直しはききます。
例えば高卒で就職して6年たったとしても、まだ24歳です。
僕がいた会社だと6年目の社会人は会社の中でも立派な戦力でしたが、大卒の場合はまだ2年目にすぎません。
高卒で就職して社会人になることは多くのメリットがあります。
会社が大切に育ててくれるかも
もう一つ高卒で就職するメリットとして見逃せないのが、高卒だと会社が大切に扱ってくれることもあるということです。
というのも、多くの会社では高卒の社員を即戦力だとは見ていないからです。
工業高校だと『学園生』という制度があるのがその証拠です。
【学園生とは…】
就職後数年は給料をもらいながら疑似学校生活を送る制度のこと。
社員を育てるのが主な目的。
大卒だと就職してすぐに大変な部署に飛ばされることもありますが、高卒で就職すると2~3年はじっくりと育ててくれる会社もあります。
しかし、すべての会社が大事に扱ってくれるわけではありません。
高卒を大事にしてくれるのは比較的大きな企業が多いです。
人手が足りない企業になると、高卒であっても即結果を求められることもあるので注意して下さい。
高卒で就職するデメリット【大卒を評価する社会の謎ルールがある】
次は高卒で就職するデメリットについて。
大卒より評価は低くなりがち
残酷な話ですが、高卒が大卒より高く評価されることはまずないです。
日本では『大卒』というだけで評価される謎ルールがあるからです。
高卒で頑張っても大卒の後輩に給料で抜かされたり、出世で先を越される現実は僕もよく見てきました。
その証拠に、大手企業の重役は99.9%が大卒以上です。
まれに高卒であっても努力でのし上がる方もいますが、大変だと思います…。
仮に転職する場合においても大卒という肩書は大きな武器になります。
特に高学歴の大学出身=伸びシロがあると評価する方が一定数いるのは事実です。
また、高卒だと海外で働くときに不利になることもあります。
国によっては大卒以上でないと労働ビザがおりないことがあるからです。
高卒で就職するのは何かとデメリットがあります。
そのため、『とりあえず大学は出ておくべき』という意見には僕も同意です。
とはいえ、高卒だからこそ優良企業に入るチャンスがある場合もあります。
特に僕がいた工業高校の場合は、学校内で成績が優秀だと無条件で大企業に入ることが可能でした。
しかし、仮に高卒で良い企業に就職しても、大卒よりも会社に評価されることは少ないでしょう。
高卒で就職するデメリットをメリットに変える方法
ナマケモノ君
トモヤ
ご説明してきた通り、高卒で就職すると何かとデメリットがあるのは事実です。
しかし、大学は時間とお金さえあればいつだって行けます。
僕が通っていた大学でも、社会人経験者の方が大学に入学していたケースもありました。
控えめにいって30歳以上だったと思います(見た目での判断です)。
その方とは特別仲が良かったわけではないので話したことはないです。
とはいえ、何か理由があって大学への道を進んだのでしょう。
卒業後は研究者の道へ進んだようです。
他にも通信制の大学があります。
通信は働きながら大学に通えるので、近年人気が高まっています。
働きながらだともちろん大変だとは思いますが、大学入学に不可能はないということです。
本人が望むなら、いつだって大学への道は開かれています。
大学に行かなかったことを後悔しても、大学への道は閉ざされるわけではないということです。
高卒就職のメリット・デメリットまとめ
- 若さを武器にできる
- 大卒よりも評価されない
いかがだったでしょう。
繰り返す通り僕は大学を出てから就職しました。
大卒で得をしたこともありましたが、大学のために使った時間とお金を考えるとコスパが良いとは思えません。
もしタイムマシンで高校時代に戻れるなら、大学へは行かないかもしれません…。
とはいえ、何が正解かは人によります。
日本人の平均寿命は80歳ちょっと。
ほとんどの方は20歳前後で就職するので、長い人生で社会人生活は圧倒的に多くの時間を占めます。
自分の気持ちや家族と相談して、より良い選択をしていきましょう(`・ω・´)ゞ
この場を通じてになりますが、心から応援しています ( ・ㅂ・)و ̑̑
最後までご覧頂きありがとうございました。
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