『二匹のかえる』のあらすじ【「道徳的に学べる2つのこととは何か?」】

二匹のカエル

名作童話:『二匹のかえる』のご紹介です。

あらすじは読み聞かせができるようにまとめています。参考にして下さいませ。

このページでわかること
  1. 『二匹のかえる』のあらすじ
  2. あらすじから道徳的に学べる2つのこととは?
  3. 参考文献

『二匹のかえる』のあらすじ

まずはあらすじと作者紹介です。

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物語:対立していた二匹のかえるが気づかされたこと

カエル

みどりかえるいろかえるが、はたけなかでばったりいました。

「やあ、きみいろだね。きたないろだ」

みどりかえるいました。

きみみどりだね。きみぶんうつくしいとでもおもっているのかね?」

いろかえるいました。

ひきかえるは、とうとうけんはじめました。

みどりかえるあいうえかり、いろかえるうしあしすな蹴飛けとばしました。

 

すると、そこへつめたいかぜいてきました。

もうすぐふゆがやってきます。

かえるたちは、つちなかもぐってさむふゆさなければいけません。

 

はるになったら、このけんしょうをつける!」

って、みどりかえるつちもぐりました。

いまったことをわすれるな!」

って、いろかえるもぐみました。

さむふゆがやってきました。

かえるたちのもぐっているつちうえに、びゅうびゅうと北風きたかぜいたり、しもばしらったりしました。

それからはるになり、ねむっていたかえるたちは、なかうえつちがあたたかくなってきたのをかんじます。

 

最初さいしょつちなかからてきたのはみどりかえるです。

そしてつちなかびかけました。

「おいおい、きたまえ!もうはるだぞ!」

すると、いろかえる

「やれやれ、はるになったか…」

って、つちからてきました。

去年きょねんけんわすれたか?」

みどりかえるいました。

て。からだつちあらとしてからにしようぜ」

いろかえるいました。

 

ひきかえるは、ラムネのように清々すがすがしいみずいけなかへ、とぶんとぶんとみました。

からだあらってから、みどりかえるをぱちくりさせて

「やあ、きみいろうつくしい」

いました。

「そういえば、きみみどりだって素晴すばらしいよ」

いろかえるいました。

 

そこでひきかえる

「もうけんはよそう」

い、けんめることにしました。

 

よくねむったあとでは、人間にんげんでもかえるでも、げんくなるものであります。

(おわり)

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よう説明せつめい

しもばしらちゅう水分すいぶんめんしてこおったもののこと

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作者:新美南吉

作者:新美にいみ南吉なんきち(1913~1943年)

現在の愛知県半田市に生まれた後、児童文学作家として活躍。

子供の頃から創作活動に意欲的で、半田中学校に在学中から童話や童謡、小説、詩、俳句、劇作などをしていました。

その後、半田小学校の代用教員をしながら、復刊した児童雑誌『赤い鳥』に投稿。童話4編、童謡23編が掲載されます。

上京して東京外国語学校を卒業してからは、安城高等女学校で教員などの仕事をしながら、数々の作品を発表し続けました。

作品:その他の代表作の一部

当サイトでご紹介させていただいたその他の代表作の一覧です。

>>ごんぎつね

>>手袋を買いに

>>でんでんむしのかなしみ

>>花のき村と盗人たち

>>おじいさんのランプ

>>牛をつないだ椿の木

作風:善意溢れる詩情を讃えた作

庶民の子どもの生活や喜び、悲しみを、物語のなかにたくみにとけこませて、ユーモアのある独特な語りくちで、清潔で善意あふれる詩情をたたえた作である。
(『学習人物事典』332ページ より)

評価:1960年代に評価され始めた

生前にはあまりみとめられなかったが、1960年代にいたって評価されはじめ、『新美南吉全集』全8巻が出版された。
(『学習人物事典』332ページ より)

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「『二匹のかえる』から道徳的に学べる2つのこととは何か?」

「では、この童話:『二匹のかえる』からは、道徳的に何が学べるのでしょうか?」

結論からいうと、自分は2つあると考えます。

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<1>周りの個性を尊重することの大切さ

まず一つ目は、『周りの個性を尊重することの大切さ』です。

元々、この童話に登場する二匹のカエルたちは、お互いの体の色を醜いと思い込み、喧嘩を始めてしまいます。

しかし、最終的には、お互いが相手の個性を認めることで、その相手の良さに気づくことができました。

このカエルたちの一連の出来事は、『周りの個性を尊重することの大切さ』を教えてくれるかのような出来事だったと考えます。

またこのことは現実社会に置き換えても示唆に富んだ出来事であり、道徳的でもあります。

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<2>争うことの不毛さ

そして二つ目は、『争うことの不毛さ』です。

この童話の結末は、二匹のカエルたちがお互いに、「もう喧嘩はよそう」と言い合ってから幕が閉じられています。

冒頭から好戦的で、争いによって白黒つけることを望んでいたカエルたちが、その争いを最後に放棄しました。

このことは見方によっては、少なからず『争うことの虚しさ』のようなものが描写されていたようにも思います。

もちろん現実社会に置き換えると、現実に争いは避けられない局面はあるかもしれません。

ですが、この童話のカエルたちは、時と場合によっては、争い以外にも解決策があることを教えてくれたようにも感じました。

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『二匹のかえる』のあらすじと道徳まとめ

童話:『二匹のかえる』のあらすじは、対立していた二匹のカエルが色んなことを気づかされます。

それは道徳的にいうならば、『相手の個性を尊重することの大切さ』だったのかもしれませんし、『争うことの不毛さ』だったのかもしれません。

人によって、もっと色んな意見があることでしょう。

皆さんはどのように考えられたでしょうか?

二匹のカエルの視線の先には

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参考文献

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