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【公文式のまとめページ】今まで伝えてきたすべて
トモヤ
公文で伸びない子には決定的な特徴があります。
公文の元講師の僕の経験では以下のような特徴がありました。
- 勉強でわからないところをすぐ聞く
- 勉強へのやる気がゼロ
- 宿題を全然やってこない
- 教科数が多くて負担になっている
残念な話ですが、上記のうちで1つでも当てはまると間違いなく伸びません。
今回は公文で働いていた僕が経験談をもとにお伝えしていきます<(_ _)>
- 公文で伸びない子の特徴について
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公文で伸びない子の特徴は4つある
冒頭でお伝えした通り、公文で伸びない子には以下の特徴があります。
- 勉強でわからないところをすぐ聞く
- 勉強へのやる気がゼロ
- 宿題を全然やってこない
- 教科数が多くて負担になっている
ここからは、上記の理由を順にくわしくお伝えさせて頂きます。
<1>勉強でわからないことをすぐ聞く
まず勉強でわからないことをすぐ聞くのはダメです。
当然ですが自分で考えない子供は例外なく学力が伸びません。
勉強とまったく向き合えない子供はすぐに伸び悩みます。
とはいえ、僕の経験だと、機械的に解ける問題以外はすぐ聞きにくる子供は少なくなかったですが…。
もちろんわからない問題を聞きにくるのはダメではありません。
ですが、最低でも『どの問題のどういった部分がわからないか』を整理した状態で質問しないと自分の身になりません。
聞くことに慣れてしまうと、少し難しい問題を見たときにすぐ逃げ出すようになってしまいます。
勉強以外でも当てはまることです。
<2>勉強へのやる気がゼロ
これはいうまでもないですが、勉強へのやる気がない子供も伸びません。
いくら教えることがうまい講師がいても、勉強に前のめりでない子供は知識がすぐに抜けてしまいます。
僕の経験だと、以下のいずれかに当てはまる生徒は要注意です。
- 公文に来たばかりなのに帰ることばかり考えている
- 勉強中によそ見することが多い
- とにかく落ち着きがない
ぶっちゃけ上記のいずれかに当てはまる場合は、公文に来ても伸びるのに時間がかかるかもです。
というのも、公文は良くも悪くも生徒の自主性を尊重する塾だからです。
【『公文は効果なし』なのは間違い】進学塾と公文の元講師の自分の話
公文は一般的な塾のように生徒に付きっ切りで教える塾ではありません。
講師も自主性を伸ばす意味で生徒に対してあれこれと教えないように本部から言われています。
しかも公文は一般的な塾と比べてさほど厳しくもありません。
そのため、勉強へのやる気がゼロの状態で公文に来ても、時間とお金の無駄になるかもしれないことは否定できないです。
もちろん公文とはいえ完全に生徒をほったらかしにはしませんが、やる気の問題はとても難しいです。
やる気の問題の解決は、保護者や学校の先生方の助けが欠かせないのも事実です。
子供のやる気を引き出す【心理学的に正しい『褒め方』と『叱り方』】
少なくとも、公文は通えば勉強が好きになる魔法の場所ではありません。
もちろん普段の子育てなどで保護者の方は大変ですよね…。
とはいえ、公文は保護者の方の指導があってはじめて効果が発揮される場所であることはご理解頂きたいところです。
つまり勉強へのやる気が少しでもある子供が伸びるのが公文です。
もしやる気がゼロの状態であれば、公文に来る以前にやるべきことがあるのかもしれません。
<3>宿題を全然やってこない
3つ目ですが、宿題をやってこない子も伸びません。
これは経験的にも間違いないです。
そもそもですが、公文の宿題は復習の役割があります。
なので宿題をやらないと知識が定着しません。
【公文のメリットとデメリット】公文で働いた自分が解説する【暴露】
教室でいくら頑張っても、宿題をやってこないと努力が無駄になることもあります。
その証拠に、宿題をやらない子供は過去に勉強した内容を忘れやすい傾向にありました。
ぶっちゃけめちゃくちゃもったいないです…。
なかには教室では真面目なのに宿題は全然やってこない生徒もいました。あれは何なんでしょう…。笑
とはいえ、宿題は必ずしも全部やらなくてもOK。
少しずつ宿題をこなすと、自然と勉強するクセがつくので、1枚でも良いのでやる習慣をつけることが大切になります。
1枚もやってこないのは絶対にダメです。
もし宿題が多かったら、枚数を減らすのもアリ。
【公文の宿題を減らすのは全然OK】公文で働いた自分の話【注意点アリ】
公文の宿題は基本的には一日5枚ですが、一日1枚でもOKです。
僕が働いていた教室でも少ない枚数の宿題をコツコツこなして伸びていった生徒はいました。
繰り返すようですが、まずは勉強の習慣をつけることが大事です。
子供が自主的に宿題をやる習慣はつけるようにしましょう。
<4>教科数が多くて負担になっている
最後は教科数の問題ですが、基本的に公文で習う教科数は少ない方が伸びるのは早くなります。
つまり教科数が多ければ多いほど伸びにくくなるかもということです。
もしかしたらこれは異論があるかもしれません。
ですが、僕が見た限りでは、3教科よりも2教科、2教科よりも1教科勉強している生徒の方が伸びるのは早い傾向にありました。
そもそもヒトが一度に集中できる時間には限界があります。
ダラダラと多くの勉強をするより、少ない勉強を短時間で取り組んだ方が結果も出やすいです。
しかも子供が小さければ小さいほど脳は発達していません。
大人ならまだしも、子供があれもこれもと一度に勉強するのはあんまりおすすめできません。
【公文で教科を減らすのが大アリな理由】引き止められないコツも紹介
その証拠に公文式でも短時間で学習することをススめています。
教室に生徒が長居することは良しとはしていません。
もちろん3教科を勉強して伸びる子もいますので、あくまで傾向の話です。
しかし、教科数は多いよりは少ない方が良い、というのが僕個人の意見になります。
もし勉強すべき教科で迷われるようでしたら、以下の内容をどうぞ。
【公文の教科のおすすめ】公文と進学塾の講師だった自分が「何がおすすめか?」正直に答えました
あくまで僕個人の意見になりますが、公文式の特徴を考えた上での内容なので、参考にはなるはずです。
公文で伸びない子のまとめ
- 勉強でわからないところをすぐ聞く
- 勉強へのやる気がゼロ
- 宿題を全然やってこない
- 教科数が多くて負担になっている
自分のお子さんが公文で伸びないなと感じたら、一度立ち止まってみても良いかもしれません。
子供を観察してみると伸びない理由がわかるかもしれませんので。
それに公文は向き不向きがハッキリする塾です。
自分の子には合わないと感じたらスパッと辞めるのも悪くないと思います。
勉強する場所は公文がすべてではありません。
僕が講師をしていたときも、公文から他塾に移動して伸びた子供もいれば、他塾から公文に来て伸びた子供もいました。
子育ては難しい問題ですが、当サイトの内容を少しでも参考にして下されば嬉しいです。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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