保護者
【公文式のまとめページ】今まで伝えてきたすべて
トモヤ
ぶっちゃけ公文と学研はまったく違う特徴を持った塾です。
主な違いは以下の通り。
- 教育方針が違う
- 月謝が違う
- 勉強できる科目が違う
- 勉強できる内容も違う
- 宿題の枚数が大きく違う
ざっくりいうなら『量の公文、質の学研』といったところです。
そこで今回は両者の違いについてくわしくお話ししていきます。
ちなみに繰り返しますが僕は公文と進学塾で働いていた経験があります。
学研で働いた経験はないですが…。
学研から流れてくる生徒や保護者の方を通して評判はよく耳にしていました。
なので講師目線から公文と学研の違いをお伝えできるかと思います(`・ω・´)ゞ
- 公文と学研の5つの違いについて
- 選ぶときは3つのポイントを見るべき
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【公文と学研の違いを比較】どっちがいいかの参考になる5つの違い
冒頭でお伝えした通り公文と学研の違いは以下の5つです。
- 教育方針が違う
- 月謝が違う
- 勉強できる科目が違う
- 勉強できる内容も違う
- 宿題の枚数が大きく違う
僕が知る限りでは上記以外に違いはありません。
それでは順にお話ししていきます。
<1>教育方針が違う
まず公文と学研では教育方針が180°違います。
公文は生徒の自主性と基礎学力を伸ばすことを目的としていますが学研は生徒の理解度を深めることが主な目的です。

わかりやすくいうなら放任主義の公文と過保護な学研といったところです。
僕が公文で働いていたときも生徒に手取り足取り指導することは禁止されていましたので。
しかし、先取り学習がある公文は学年を越えた基礎学力が身に付きます。
【先取り学習とは…】
生徒の学年を越えて勉強ができる。
学校の予習にもなるのが特徴。
一方で学研の講師はある程度丁寧に指導してくれるはずです。
とはいえ、僕が聞いた話では学研は公文ほど先取り学習はできません。
なので学年を越えてドンドン勉強したいなら学研は向かないかもですね。
以上ここまでの話でも公文と学研の教育方針が真逆であることがご理解頂けるかと思います。
<2>月謝が違う
公文と学研は月謝においても大きな違いがあります。
以下に2019年現在の小学生の月謝をまとめました。
1科目 | 2科目 | 3科目 | |
---|---|---|---|
公文 | 7,020円 | 14,040円 | 21,060円 |
学研 | 不可 | 8,640円 | 12,960円 |
※料金はすべて税込
※公文は東京都と神奈川県以外の教室を対象
パッとみる限りだと『公文高っ!!』ってなりますよね。笑
ちなみに公文の場合は東京都と神奈川県の教室になると1科目7,560円とさらに値上がりします。
一方で学研はとても良心的な月謝代です。
学研で2科目勉強しても公文の1科目とほぼ変わらないですからね。
しかし、学研は公文のように1科目のみの受講は認められていません。
学研は算数と国語が必ずセットになっているからです。
なので算数だけ、国語だけ勉強したいなら学研は微妙かもですね…。
とはいえ、安さだけなら学研>公文なのは間違いないですが。
<3>勉強できる科目が違う
公文と学研は勉強できる科目にも違いがあります。
以下にまとめました。
算数 | 国語 | 英語 | 理科 | 社会 | その他 | |
---|---|---|---|---|---|---|
公文 | 〇 | 〇 | 〇 | X | X | 〇 |
学研 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
主要科目だと公文は3科目のみに対応。
一方で学研は主要5科目すべてが勉強可能です。
自由度という意味では学研に分がありますね。
とはいえ、小学生であれば算数と国語と英語が勉強できれば十分かと思いますが。
保護者
トモヤ
主要5科目以外の科目においても公文と学研はまったく違います。
公文は主要5科目以外ではフランス語とドイツ語。
学研はそろばんやプログラミング、作文などと多種多様です。
なので繰り返すように自由度という意味では学研の方が公文より優れていますね。
<4>勉強できる内容にも違いがある
公文と学研の違いは勉強できる科目だけではありません。
内容にも若干の違いがあります。
例えば公文では下記の内容は勉強できません。
- 算数…図形問題と確率問題
- 英語…長文読解問題
上記を勉強できない理由を話すと長くなるのでここでは避けますが…。
公文の学習法と相性が悪いことが理由になります。

一方で学研では公文のように勉強できない内容はないようです。
とはいえ、勉強できない内容があるからといって公文がダメなわけではないです。
公文は勉強内容をあえて狭くすることで知識の定着を図っていますので。
<5>宿題の枚数が大きく違う
最後になりますが公文と学研では宿題の枚数も大きな違いがあります。
- 公文…1科目あたり一日5枚が基本(増やしたり減らしたりもできる)
- 学研…1科目あたり一日1枚のみ
公文の宿題枚数は基本的には1科目あたり一日5枚が基本です。
しかし、子供がやる気になったら宿題を増やしたり逆に乗る気じゃないときなどは減らすことも可能となっています。

一方で学研は僕が聞いた話ですと1科目あたり一日1枚が徹底されているようです。
保護者や子供が『もっと宿題を出して欲しい…!』と思っても対応は不可能みたいですね。
なので宿題枚数の自由度は公文の方に分があります。
もちろん宿題はたくさんやれば良いものではありません。
しかし、宿題は知識を定着させる意味で大切な役割があります。
意外にも無視できない要素なんですよ。
【公文と学研の違いを比較】どっちがいいかを選ぶポイントになる3つ
保護者
トモヤ
公文と学研のどちらにしようか決めかねている方は以下のポイントを参考にしましょう。
- 量なら公文で質なら学研
- 1科目だけ勉強したいなら公文
- 教室長の人柄で決める
それでは順にご説明させて頂きます<(_ _)>
〔1〕量なら公文で質なら学研
量を重視するなら公文で質を重視するなら学研です。
公文は繰り返し学習による量重視の勉強で学研は質を重視した家庭教師スタイルだからです。

なのであなたが『勉強は量が大事だ!』と思うなら公文で『いやいや、勉強は質こそ大切!』と思うなら学研が良いでしょう。
もちろん勉強するのは子供です。
しかし、保護者の方がより納得できる教育方針の元で習わせた方が後悔はしないはずですので。
ちなみに僕は『量も大事だが質も同じくらい大事』という立場です。
〔2〕1科目だけ勉強したいなら公文
算数だけ、国語だけといった1科目のみ勉強させたいなら公文一択です。
繰り返しますが学研は主要5科目を1科目のみ勉強することは不可能ですので。
もしかしたら『どうせ勉強するならたくさんの科目を習わせた方がいいんじゃ…』と思うかもですがそれは子供によります。
少なくとも科目を選択するときは子供の理解度や能力を見極めながら決めることが大切だと思いますよ。
〔3〕教室長の人柄で決める
教室長の人柄で決めるのもアリです。
公文と学研はどちらもフランチャイズの塾ですが教室長の考えは指導方針に影響を与えます。

そうでなくても『この人なんか嫌だな…』みたいな方に自分の子供を預けるのは微妙な気がします。
なので教室長の人柄で決めるのは悪いことではありません。
もちろん人柄を見極めるのは簡単ではありませんが…。
【公文と学研の違いを比較】どっちがいいかのまとめ
- 教育方針が違う
- 月謝が違う
- 勉強できる科目が違う
- 勉強できる内容も違う
- 宿題の枚数が大きく違う
- 量なら公文で質なら学研
- 1科目だけ勉強したいなら公文
- 教室長の人柄で決める
いかがだったでしょう。
何度もいいますが公文と学研はまったく違う特徴を持った塾です。
とはいえ、どちらがいいのかはそれぞれの特徴をよく理解すればおのずと見えてきます。
どちらにしようか迷ったときは是非参考にして下さいませ<(_ _)>
最後までご覧頂きありがとうございました。
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