保護者
【公文式のまとめページ】今まで伝えてきたすべて
トモヤ
公文は良くも悪くも人を選ぶ塾です。
合う人には合います。
しかし、合わない人は通ってもお金と時間が無駄になるだけです。
繰り返す通り僕は公文で講師として働いていました。
一方で進学塾で講師として働いていた経験もあります。
とはいえ、僕は現在エンジニアなので教育業界とは関わりがありません。
なので公文式の関係者の方々には悪いですが公文のメリットとデメリットを正直にお伝えさせて頂くつもりです<(_ _)>
- 公文のメリットとデメリット
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【公文のメリットとデメリット】4つのメリット
まずは公文に通うメリットについて。
結論からいうと以下の4つです。
- 自主性と基礎学力が身に付く
- 月謝が安い
- 先取り学習ができる
- 決まった時間に来なくて良い
それでは上記を順にお話ししていきます。
<1>自主性と基礎学力が身に付く
公文に通う一番のメリットは自主性と基礎学力が身に付けられること。
というのも、公文は繰り返し学習によって基礎的な知識を定着させることに力を入れているからです。
【『公文は効果なし』なのは間違い】進学塾と公文の元講師の自分の話
講師が問題の解き方を強制することもないので生徒は自主性も身に付きます。
頭ごなしに指導されるのが苦手な子供にはピッタリの環境といえますね。
とはいえ、公文で勉強するのは公文独自の教材プリントのみです。
ぶっちゃけ簡単な問題が多いですが基礎学力を身に付けるには十分です。
<2>月謝が安い
公文は一般的な塾と比べて月謝が安めです。
学年や科目によりけりですが小学生であれば1教科当たり平均して7,000円前後となります。
ちなみに僕が働いていた進学塾では月20,000円以上。
大人の事情があって塾名は出せませんが一般的に塾では月1~2万近くかかるのは普通です。
しかも塾の場合は夏季講習や冬季講習などのお金もかかるのでかなり高額になります。
なので控えめにいって公文の月謝は安すぎるくらいだと思いますよ。
しかし、公文で英語を勉強する場合はE-Pencil(イーペンシル)という音声機器を初回のみ6,000円ほどで買わなければいけないですが…(下の水色のやつです)。
とはいえ、1教科当たり月7,000円前後の月謝がかなり安いのは間違いないです。
<3>先取り学習ができる
先取り学習ができるのも公文のメリットです。
【先取り学習とは…】
生徒の学習レベルに合わせて学期や学年を越えた内容の勉強をすること。
公文式の大きな特徴となっている。
僕が知る限りでは先取り学習ができる塾は他にはありません。
なので先取り学習ができるのは公文のメリットといって間違いないです。
僕が働いていた教室では3学年以上先の内容を勉強している生徒もいましたね。
もちろん先取りのさせすぎは生徒のためになりません。
生徒が混乱するだけです。
しかし、理解が難しい内容を前もって学習すれば予習になります。
先取り学習はうまく使えば生徒にとってとても意味があるものになるんです。
<4>決まった時間に来なくて良い
これは意外に知られていませんが…。
公文は決まった時間に来る必要がありません。
一般的な塾と違って講師が授業をするわけではないからです。
【公文と塾の違い】公文と進学塾で講師だった自分がお伝えします【どっちが良い?】
なので教室が空いている時間であればいつ来てもOK。
かなり自由度が高いといえます。
クラブ活動や他の習い事との両立もしやすい塾ともいえます。
進級などをして学校の生活スタイルが変わっても続けやすいともいえますね。
子供だけでなく送り迎えなどをする保護者の方の都合にも合わせられるので大きなメリットです。
【公文のメリットとデメリット】4つのデメリット
一方で公文に通うデメリットは以下の4つです。
- すぐに学力は上がらない
- 3科目しか勉強できない
- 勉強できない内容がある
- 教室によって当たり外れがある
上記を順にお話ししていきます。
[1]すぐに学力は上がらない
いきなり残念な話ですが…。
公文に通っても学校の成績がすぐに伸びることはありません。
繰り返す通り公文は生徒の自主性と基礎学力を伸ばすことを重視しているからです。
【『公文は効果なし』なのは間違い】進学塾と公文の元講師の自分の話
公文はあくまで学力の基礎を付けるための場所です。
なので学力をすぐに上げたいなら公文はふさわしくありません。
しかも一般的な塾だと学校のテストで点を取るためのテスト対策がありますが…。
公文で勉強できるのは公文の教材プリントのみ。
そもそも公文は学校のテストで点を取るための手助けをする場所ではありません。
もちろん受験対策もできません。
受験が近い生徒さんは間違っても公文に通うのは止めましょう。
[2]3科目しか勉強できない
公文は勉強できる科目が限定的です。
原則として算数(中学以降は数学)と英語、国語の3教科しか勉強できません。
教室によってはフランス語やドイツ語などの外国語を習える教室もありますが…。
まぁ一般的な学生からしたら不要ですよね。
とはいえ、中学生になると公文で習える3教科にプラスして社会と理科を加えた5教科が必要になります。
しかし、繰り返す通り公文では社会と理科は一切勉強できません。
なので中学生以上の生徒さんは公文以外の塾に通った方が良いと個人的には思います。
【中学生が公文を続けるメリット&デメリット】公文の元講師が伝える
実際に僕が働いていた教室でも中学生になってから塾に移る生徒さんは多かったので。
[3]勉強できない内容がある
意外と知られていませんが公文には勉強できない内容があります。
ざっとまとめると以下の通りです。
- 算数・・図形問題と文章問題
- 英語・・長文読解問題
上記は公文では一切勉強できません。
理由はハッキリとはわかりませんがおそらく公文式の繰り返し学習と相性が悪いからでしょう。
算数に関しては図形問題はまったくのゼロ。
文章問題は多少勉強しますがほとんど解くことはないです。
【公文の算数はいつまで続けたらよい?】公文で働いた自分の話【断言】
英語は長文読解問題はありません。
あるのは小~中文の読解問題のみです。
【公文の英語のデメリット】公文で働いていた自分が正直にぶっちゃける
国語のみ勉強できない内容はないです。
しかし、個人的に国語は公文で一番微妙な科目だと思っています。個人的にですが。
【公文の国語は効果なし】公文で働いていた自分が経験談を解説【断言】
なのでもし公文で勉強できない内容が苦手な生徒は大きなデメリットになります。
[4]教室によって当たり外れがある
公文に限った話ではないですが教室によっては当たり外れがあります。
僕が公文で働いていたときも他の公文の教室から移ってきた生徒さんがたくさんいました。
聞くところによると教室長が不親切な方だったらしいです…。
【公文の先生が合わない…】解決法を公文で働いた自分が話す【簡単】
一応僕が働いていた教室の教室長は良い方でしたが…。
教室によって当たり外れがあるのは事実のようです。
なので公文に通う前は一度教室に出向きましょう。
教室の雰囲気や教室長の人柄が多少なりともわかるからです。
もちろん良い教室と悪い教室を見抜くのは簡単ではありません。
しかし、『百聞は一見にしかず』です。
一度ご自身の目で見ることは何よりも大切だと思いますよ。
公文のメリットとデメリットのまとめ
- 自主性と基礎学力が身に付く
- 月謝が安い
- 先取り学習ができる
- 決まった時間に来なくて良い
- すぐに学力は上がらない
- 3科目しか勉強できない
- 勉強できない内容がある
- 教室によって当たり外れがある
いかがだったでしょう。
公文は良い塾ですがメリットばかりではありません。
後悔しないためにも通う前はデメリットについてもよく理解しておきましょう。
とはいえ、公文は50年以上続く歴史のある学習塾です。
しっかりとした教育理念があるので通う価値はあると思いますよ。
公文に通う前は参考にして下さい(`・ω・´)ゞ
最後までご覧頂きありがとうございました。
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