『鏡の国のアリス』あらすじ内容を簡単に短く【前作:『不思議の国のアリス』との違いは2つ】

チェスのキング

名作童話:『鏡の国のアリス』のご紹介です。

あらすじは読み聞かせができるようにまとめています。参考にして下さいませ。

このページでわかること
  1. 『鏡の国のアリス』のあらすじ要約
  2. 前作:『不思議の国のアリス』との2つの違いについて
  3. 参考文献

『鏡の国のアリス』あらすじ内容を簡単に短くご紹介

あらすじと作者紹介です。

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物語:チェスがモデルとなった鏡の国へと迷い込んだ少女アリス

鏡

アリスは部屋へやなかで、ねこのキティとあそんでいました。

しばらくしてあそびにきたアリスは、かがみまえにキティをいてこういます。

 

「ねえ、かがみって不思議ふしぎだとおもわない?わたしかがみこうがわってみたいな」

 

するとかがみきゅうに、もやのようにぼやけていきます。

そしてアリスはいつのに、かがみこうがわ部屋へやにいました。

ゆかにはチェスのこまらばっていましたが、それがいもと部屋へやとそっくりです。

チェス

アリスはドアをけ、いえそとへとていきました。

 

まえにはたかおかがあります。

そのおかのぼると、ひろ平原へいげんわたせました。

平原へいげんは、おおきな正方形せいほうけいで、そくただしく区切くぎられています。

 

「なんだかおおきなチェスばんみたい…面白おもしろいな!」

 

そこへあらわれたのが、さきほどの部屋へやかけたチェスのこまあかのクイーンでした。

「そう、あれはおおきなチェスばん。あなたもマスをすすんでいけば、クイーンになれるかもよ?やってみる?」

アリスはびっくりしました。

でも、なんだか面白おもしろそうです。

アリスはおおきなこえで、「やるやる!」といました。

 

アリスは、ひとつひとつマスをすすんでいきます。

さいのマスにたどりくと、そこではライオンとユニコーンがたたかっていました。

みついたり、つのいたり、大暴おおあばれです。

アリスはめようとおもいましたが、こわくてできません。

でも、まわりにいる動物どうぶつたちもこわがっています。

アリスはゆうしていました。

 

「あんたたち!そんなことやめなさいよ!!」

 

ひきどうにアリスをました。

そしてつぎしゅんかんひきかおきつらせてげていきました。

 

きょとんとしているアリスに、まわりにいた動物どうぶつたちがおしえてくれました。

ここのかいでは、人間にんげんどもおそろしい怪物かいぶつだとしんじられていたのです。

みんなは口々くちぐちに、「ありがとう!」とおれいってくれました。

 

アリスはそこで、ぶんあたま王冠おうかんがのっていることにづきます。

「あっ!わたし、クイーンになれた!やった!!」

 

アリスがさけぶと、またあのあかのクイーンがあらわれました。

あかのクイーンは、にやりとわらい、こういます。

退屈たいくつしのぎになったかしら?」

それからあかのクイーンは、だんだんとねこ姿すがたへとわっていきました。

 

アリスはそこでましました。

「なんだ…ゆめか…でも、面白おもしろかったなあ…あれ」

アリスはキティをつめてふといます。

「もしかして…あかのクイーンって、あんただったの?」

キティは、ニャオときました。

(おわり)

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よう説明せつめい

※チェス:チェスばんこま使つかってあそぶボードゲームのこと

※クイーン:女王じょおう意味いみで、チェスではさいきょうこまとされている

※ユニコーン:うまからだをした、ねじれた1ぽんつのつ、伝説でんせつじょう動物どうぶつのこと

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作者:ルイス・キャロル

作者:ルイス・キャロル(1832~1898年)

イギリス出身の童話作家であり数学者。詩人や写真家としても活動しました。

本名は、チャールズ・ルドウィッジ・ドジスン。

イギリス西部のチェシャー州デアズベリーで牧師の家に誕生。

オックスフォード大学卒業後は、同大学の講師となり、数学と論理学を教えていました。

また生涯を独身のまま過ごしています。

その他の代表作には本作の前編にあたる『不思議の国のアリス』など多数。

成立:『不思議の国のアリス』は、キャロルが子供たちに話し聞かせていた物語をまとめた作品

1865年に発表した『不思議の国のアリス』は、児童文学の歴史のなかで、もっとも名高い作品の1つとなっている。

この童話は、子どもずきのキャロルが、友人の子どもたちにねだられて話して聞かせていた物語をまとめあげたものだといわれている。

(『学習人物事典』135ページ より)

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『鏡の国のアリス』と『不思議の国のアリス』の違いは2つ

では、「本作:『鏡の国のアリス』と、その前作の『不思議の国のアリス』には、どのような違いがあるのでしょうか?」

大きな違いは2つです。

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<1>世界観【トランプとチェス】

一つ目は、その『世界観』にあります。

まずここでご紹介した『鏡の国のアリス』では、”チェス”がその世界観のモデルとなっていました。

そしてその一方、その前作にあたる『不思議の国のアリス』では、”トランプ”が世界観のモデルです。

その点がまず違います。

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<2>アリスが意図を持っているかどうか

そして二つ目は、『主人公のアリスが持つ意図』にも違いがみられました。

これもまず本作の『鏡の国のアリス』では、アリスには「クイーンになりたい!」という意図が少なからずありました。

しかし、前作の『不思議の国のアリス』では、アリスにそのような意図は見られません。

前作のアリスはどちらかというと、行き当たりばったりで、ただただ好奇心の赴くままに行動しているようでした。

(たまたま目にした白ウサギを追いかけ、穴に落ち、ドアの先の声に導かれていく…といった具合)

この違いの理由ははっきりとはわかりません。

もしかしたら前作に比べて本作では、作者がより大衆を意識して物語の構成などを明確にしたからなのかもしれませんし、純粋に主人公アリスの成長だと見て取ることもできるのかもしれません。

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『鏡の国のアリス』あらすじ内容を簡単に短く【『不思議の国のアリス』との違い】まとめ

『鏡の国のアリス』では、主人公アリスが鏡の向こう側の、チェスがモデルとなった異世界へと迷い込む物語でした。

前作:『不思議の国のアリス』と比べると、世界観そのものや、アリスの言動や行動への意図にも違いがあったように感じます。

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参考文献

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