保護者
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トモヤ
結論からいうと、公文で国語だけ習うのはNGです。
以下の理由から、個人的にはおすすめできません。
- あえて力を入れる教科ではない【算数や英語と違って基礎学力は自然と身につく】
- 国語は公文のなかで不人気教科だった
とはいえ、国語はすべての学問に通ずる教科。
国語力がないと算数や英語を満足に解くことは難しいため、国語が重要教科であるのは事実です。
ですが、公文で国語を習うべきかはまったくの別問題です。
今回は、公文と進学塾で講師をしていた僕が以下の内容をお伝えしていきます<(_ _)>
一つの意見として参考にして下さいませ。
- 【くわしい理由】公文で国語だけ習うのをおすすめしないワケ
- 【2つある】公文で国語だけ習うのがOKなケース
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公文で国語だけ習うことがNGである2つの理由
冒頭でお伝えした通り、公文で国語だけ習うことがおすすめできない理由は以下の2つです。
- あえて力を入れる教科ではない【算数や英語と違って基礎学力は自然と身につく】
- 国語は公文のなかで不人気教科だった
それでは、ここからは上記の理由について順にお伝えしていきます。
<1>国語はあえて力を入れる教科ではない【算数や英語と違って基礎学力は自然と身につく】
まずこれは公文に限った話ではないですが、国語はあえて力を入れる教科ではないです。
というのも、国語力は日本語を使う環境にいれば、自然と平均的なレベルまで上がるからです。以下をご覧下さいませ。
- 算数だけ習う⇒計算スピードが上がる
- 英語だけ習う⇒英単語と英文法の基礎が身につく
- 国語だけ習う⇒文字の読み書きと読解力が身につく
上記は公文で習える3教科を勉強することで身につくことを書き出しました。
ここでよく考えて頂きたいのですが、算数と英語は日本に住む子どもが普通に日常生活を送っていても身につきません。
一般的な日本人が算数と英語を日常生活で使う機会はそうそうないためです。
つまりあえて学校や塾で勉強しないと身につかない教科が算数と英語といえます。
ですが、国語は違います。
国語を通して身につく文字の読み書きと文章読解力は、日本人が普通に日常生活を送っていれば、自然と身につく能力です。
文字を目にしたり、日本語で人とコミュニケーションを取ることによって最低限の国語力は身につくことが理由です。
その証拠に僕が進学塾で講師をしていたときに国語の学力が県内トップクラスの生徒(小学生)がいましたが、その子は国語を塾で習ってはいませんでした。
ただその子が他の子と違ったのは、趣味が小説を読むことだったことです。
もちろんここまでの話はあくまで僕の意見です。
それに国語がすべての学問の基礎になる大切な教科であることは否定しません。
しかし、僕が知る限りでは、公文もしくは進学塾で国語だけ習っていて成績がトップだった生徒は見たことがありません。
なのでよほど国語力の低さが気になる場合、もしくはお子さんが幼い場合を除いては、国語だけを習うのはおすすめしません。
あえて注力する教科ではないかと。
<2>国語は公文のなかで不人気教科【途中で辞める生徒が多かった】
保護者
とはいえ、上記のような理由であれば、塾で国語だけを習わせるのもアリです。
ですが、公文で国語だけを習わせるのはおすすめしません。
なぜなら、公文の国語は人気がないからです。
その証拠に僕が働いていた公文の教室では、算数と英語に比べて国語を途中で辞める生徒は圧倒的でした。
理由は様々ですが、コスパが良くなかったことが一番でしょう。
【公文の国語の口コミ】実際に聞いた評判のまとめ【リアルな声】
ちなみに公文の本部の方も、僕がいた地区に限れば教科の人気は算数>英語>国語だったと話していました。
全国的にはわかりませんが、公文では国語が支持されていないのはまったくの間違いではなさそうです。
(僕も公文の3教科のなかで国語だけは微妙だと思っていましたが)
【公文の国語は効果なし】公文で働いていた自分が経験談を解説【断言】
評判は人それぞれなのは理解します。
とはいえ、公文の国語に満足していない保護者や生徒がたくさんいることは事実なので、あえて評判の良くない国語だけを習うのは微妙です。
公文で国語だけ習ってもOKな2つのパターン
ここまで公文の国語に対して悲観的なことばかりお伝えしてきました…。
とはいえ、だからといって、公文で国語のみ勉強することが絶対にダメなわけではありません。
少なくとも、以下のどちらかに当てはまるのであれば、公文で国語だけ習う価値はそれなりにあります。
- 読み書きの基礎を身につけたい
- 漢字が得意になりたい
上記の理由について簡単にお伝えしていきます<(_ _)>
[1]読み書きの基礎を身につけたい
公文の教材プリントは基礎的な内容が勉強できるので、国語の読み書きの基礎を身につけるならとても良いと思います。
特に未就学児(幼児期)や小学校低学年にはピッタリでしょう。
【公文の国語を幼児が習うメリット】公文と進学塾の元講師の自分が伝えます
【公文の国語を小1で勉強する3つのメリット】新一年生だけの価値
読み書きの基礎ができていない状態で一般的な塾に行くと、まったく勉強についていけなくなる可能性もあり得ます。
僕が公文で働いていたときも、他塾についていけなくて公文にやってきた生徒は少なくなかったです。
なので国語をイチから勉強するなら公文は悪くない、というのが僕の意見です。
[2]漢字学習に力を入れたい
さらに公文の国語は漢字学習に力を入れていることも有名です。
【公文は漢字検定合格にピッタリ】公文式国語が漢検に強い理由【1,000字以上の出題数】
一般的な漢字の読み書きの練習だけでなく、文章問題を通して無理なく漢字が読み書きできるように工夫がされています。
僕の経験でも、公文の国語を通じて漢字が得意になった生徒はたくさんいました。
『とりあえず漢字が得意になりたい…』
『文章読解以前に漢字が読めない…』
上記のような状態なのであれば、公文で国語を習う価値は十分にあると思います。
公文を国語だけまとめ
- あえて力を入れる教科ではない【算数や英語と違って基礎学力は自然と身につく】
- 国語は公文のなかで不人気教科だった
- 読み書きの基礎を身につけたい
- 漢字が得意になりたい
公文で国語だけ勉強するのはおすすめしません。
もちろん何を勉強するのかは自由ですが、間違っても思考停止して決めてしまわないようにして下さいませ。
子どもは学んだことをスポンジのようにドンドン吸収します。
大人はそんな子どもの貴重な時間を無駄にしない手助けをしていくことが何より大切です。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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