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【公文式のまとめページ】今まで伝えてきたすべて
トモヤ
結論からいうと、公文の算数のレベルは初級~中級レベルです。
学校や他塾と比較すると以下のような位置付けになります。
公立学校≦公文<一般的な塾<進学塾
上記は僕個人の意見になります。
しかし、すべて僕が経験した場所です。
公立学校⇒生徒として通った
公文⇒講師として働いた
一般的な塾⇒生徒として通った
進学塾⇒講師として通った
なので公文の教材レベルについては自信を持って断言できます。
そこで今回は、そんな僕が以下の内容についてお伝えさせて頂きます。
- 【2つだけ】公文の算数は初級~中級レベルであるワケ
- 【注意点】例外的にレベルが低い教材について
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公文の算数のレベルが『公立学校≦公文<一般的な塾<進学塾』である2つの理由
繰り返しますが公文の算数のレベルは以下の通りです。
公立学校≦公文<一般的な塾<進学塾
それでは上記の理由について順にご説明させて頂きます<(_ _)>
応用問題はほとんど勉強しない
まず公文で算数を習っても応用問題はほとんど勉強できません。
公文で勉強する問題のほとんどが基礎的な内容のためです。
【公文のメリットとデメリット】公文で働いた自分が解説する【暴露】
公文が基礎的な問題しか勉強させない理由は様々。
とはいえ、公文は生徒の自主性を伸ばす塾なので、基礎問題が多いのは生徒が自力で勉強するためであることが理由の一つです。
公立学校≦公文<一般的な塾<進学塾
なので上記の通り公文の算数のレベルは一般的な公立学校の授業レベルとほぼ同じ。
もしくは少し難しい程度です。
難しいというのは、公立学校で成績優秀な生徒も公文の問題によっては手が止まることもあるからです。
テスト対策は一切やらない
さらに公文は一般的な塾と違って学校のテスト対策はやりません。
当然受験対策もやらないので、公文が一般的な塾や進学塾よりも習えることのレベルが落ちるのは事実です。
公立学校≦公文<一般的な塾<進学塾
つまり公文では生徒がどれだけ頑張っても伸びシロには限界があります。
事実として僕が働いていた教室でも公文で優秀な子は必ずしも学校内でもトップの成績というわけではありませんでした。
公文の算数のレベルの2つの注意点
保護者
トモヤ
3Aと2A、A教材のレベルは例外的にさらに低くなる
何度もお伝えしていますが、公文の算数のレベルはおおよそ以下の通り。
公立学校≦公文<一般的な塾<進学塾
ですが、算数の3Aと2A、A教材については例外です。
というのも、3A~A教材は計算の基礎の基礎をひたすら繰り返す内容となるためです。
なので3A~A教材のプリントに限っては以下のようにレベルが多少変わります。
公文≦公立学校<一般的な塾<進学塾
微妙な違いになりますが、補足として覚えておいて下さればと思います。
ちなみに個人的な考えでは、公文の算数は筆算が始まるB教材からが本当の本番だと思っています。
【公文の算数Bが進まないのは当然】公文の元講師の自分が誤解を解く
もちろん3A~A教材が無駄とはまったく思いません。
しかし、公文で勉強した内容が学校の成績に反映されるのは少なくともB教材からになるかと思います。
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公文の算数3Aのレベルは高くない【でも、重要レベルはとても高い理由】
図形と文章題は勉強しない
しかも公文の算数では図形問題は一切出題されません。
文章題もほとんど出題されないので、公文で勉強できるのは計算が中心です。
【公文の算数に図形・文章問題がない本当の理由】実は1970年前後に一度、導入されていた
つまり公文では基礎的な計算は繰り返し勉強できますが、学校で習う算数の内容をすべて勉強することはできないということです。
そのため、これから公文に入会する方は『公文は計算のみを徹底して勉強する場所』であることを理解しておく必要があります。
知られているようでよく知られていない事実です。
公文の算数のレベルまとめ
公立学校≦公文<一般的な塾<進学塾
公文の算数は一般的な塾や進学塾に比べたら勉強できるレベルは低いです。
ですが、基礎学力を身につける意味で公文に通うのは悪くありません。
公文は他塾に比べると生徒の自主性を伸ばすこともできるので、お子さんが小さいうちはとても良い塾だと思います。
興味がある方は是非参考にどうぞ。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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