とある保護者
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トモヤ
結論からいうと、公文の算数2Aのレベルは低いです。
なぜなら、問題自体にランダム性がありませんし、応用問題も用意されていないからです。
とはいえ、だからといって『公文で算数の2Aを習う価値がない』とまでは思いませんが、中身をよく理解したうえで勉強をしないと、『見せかけの計算力』しか身につきません。
そこで今回は、公文と進学塾の元講師の僕が以下の内容をお伝えさせて頂きます<(_ _)>
- 【くわしい理由】公文の算数2Aのレベルが低いワケ
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『公文の算数2Aのレベルは低い』と言い切れる理由
それでは、くわしい理由をお伝えしていきます。
問題にランダム性がない【足す数字がひたすら同じ】
まず公文の算数2Aはたし算が中心ですが、そのたし算自体にランダム性がありません。
どういうことかというと、公文の算数2Aの問題は以下のようなパターンがとても多いためです。
- 2+3=
- 4+3=
- 7+3=
- 9+3=
見ての通りですが、『足す数字がすべて同じ』ということがおわかり頂けるはず。
公文の算数2Aでは、このようにプリントの片面がまったく同じパターンであることは少なくありません。
これだと子供は『同じ数だけ足せばいいんだ』と思考停止してしまい、機械的に解けてしまいます。
頭が刺激されにくくなる、といっても間違いではありません。
実際に僕は公文の他にも進学塾でも講師をしていましたが、進学塾で子供にこういった同じパターンばかりが続く問題をやらせた記憶はありません。
少なくとも色んなパターンの問題を用意して、子供には機械的に解けないように工夫をしていました。
ですが、繰り返す通り、公文の算数2Aは同じか似たようなパターンの問題が1セットになっていることがとても多いです。
これだとランダム性のある問題よりも、問題を解くハードルが下がります。
そのため、仮に公文の算数2Aが早く正確に解けるようになっても、身についているのは本当の意味での計算力ではなく、公文式の問題を解く力になっている可能性もあるわけです。
応用問題もない
また応用問題が用意されているわけでもないので、やはりレベルは低いと言わざるを得ません。
2Aは1番から200番まで似たような問題が延々と続きます。
ちなみに僕がいた進学塾では応用とまではいえませんが、『2+〇=5』みたいな問題も用意していました。ちょっとトリッキーな問題です。
とはいえ、僕が知る限りでは、公文の算数2Aにこういったタイプの問題さえほぼなかったと記憶しています。ほとんどが『3+2=〇』みたいな基本的な問題だったはずです。
公文の算数2Aのレベルまとめ
以上より、公文の算数2Aは問題自体にランダム性がなく、応用問題も少ないので、レベルは低いと言わざるを得ません。
少なくとも基本レベルにとどまっていることは間違いないでしょう。
とはいえ、そんな公文の算数2Aでも勉強する価値はゼロではありません。
まず計算スピードは上がるでしょうし、それによって『自分はできる』という自信がつくことも期待できます。
そうなれば勉強に対して子供がより前向きになる可能性もあるので、勉強をする意味はそれなりにあります。
僕も塾の講師をしていてこういったタイプの子供は数多く見てきました。
しかし、公文で算数の2Aが解けることは、=計算力があるとは言えない面があるのもまた事実です。
その点はよく理解が必要となります。それでは、今回の内容は以上です。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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