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認知心理学は、ヒトが外界から受ける知覚的な影響を研究する学問です。
言葉にすると小難しいですが、本には体系的にまとめられているので、その実態がよく理解できます。
今回は、大学の研究で心理学を勉強した僕が実際に読んだおすすめ本をご紹介していきます。
入門編と応用編、番外編と目的別にわけて厳選しました。
認知心理学の本選びの参考にして下さいませ。
- 【目的別】認知心理学のおすすめ本
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認知心理学の本のおすすめ【わかりやすい入門編ベスト3】
まずは入門本のご紹介です。
認知心理学をイチから勉強される方にピッタリな良書を厳選しました。
今一度、認知心理学を基礎から勉強したい方も是非参考にどうぞ。
<1>教養としての認知科学
- 認知心理学がイチからわかる
- 認知の基本や大切なことがわかる
- 青山学院大学教授の鈴木宏昭さんが著者
- 東大と青学の人気授業のまとめ
こちらは認知科学がイチからわかる一冊。
認知科学は認知心理学を広い意味でとらえた学問なので、認知科学への理解は認知心理学への理解につながります。
本書を読めば、ヒトが外界からの影響をどう認知しているのかがよくわかります。
認知の基本である記憶や計算、思考の仕組みあたりもわかりやすく書かれていました。
内容は専門的ですが、本書は東京大学と青山学院大学の人気講義が元になるので、わかりやすくまとまっていました。
僕自身もスラスラと読めたのでとてもおすすめです。
本書の著者は青山学院大学で教授をされている鈴木宏昭さん。
鈴木さんは認知科学を中心に研究をされている有名な方であり、本の内容は研究内容の引用もされているので、信頼できる内容です。
<2>基礎から学ぶ認知心理学ー人間の認識の不思議
- 認知心理学がイチから理解できる
- 図解や画像がたくさんある
- 基礎理論も一通り理解できる
こちらも認知心理学がイチから理解できる一冊。
図解や画像を使いながら、認知についての仕組みから外部刺激によって変わる認知の種類などがくわしく書かれています。
ヒューリスティックやスキーマなど、認知心理学の基礎理論も一通り理解できます。
認知心理学を知る上で大切なことがよくまとまっていました。
入門本ではありますが、文献紹介もあるので本格的な一冊です。
基礎から応用までが理解できる内容でした。
<3>選択と誘導の認知科学
- 身近な例から認知の仕組みがわかる
- 認知バイアスがよくわかる
こちらは身近な例から認知の仕組みがわかる一冊。
認知心理学を知る上で避けては通れない認知バイアスがよく理解できます。
【認知バイアスとは…】
自分の勝手な思い込みや先入観などで記憶がねじ曲がってしまうこと。
【認知バイアスの本おすすめ】大学で心理学を勉強した自分が超絶タメになった6冊
日常の一部分を切り取って解説されているので、専門書でありながら読みやすい本でした。
自分の経験に置き換えながら読むと、より読みやすいはずです。
とはいえ、繰り返しになりますが、本書のタイトルにもある認知科学と認知心理学は厳密にいうと違います。
なので本書は認知心理学の内容だけが書かれているわけではありません。
ですが、これも繰り返しになりますが、認知科学は認知心理学を広くとらえた学問。
本書の理解は認知心理学への理解にもつながるため、読む価値は十分にあります。
バイアスの正体に近づける良書です。
認知心理学の本のおすすめ【教科書編ベスト1】
大学などで学問として認知心理学を勉強するなら、教科書となる本は持っておいて損はありません。
ここでは、そんな教科書にふさわしい本を厳選しました。
<1>認知心理学
- 認知心理学の専門書
- 大学の教科書としても使われる
- 認知心理学の理論や実験内容がわかる
- 文献引用もされている
こちらは認知心理学の専門書。
大学の授業でも実際に使われる教科書にふさわしい一冊。
認知心理学の有名な理論や実験内容がすべて書かれているといっても間違いありません。
大学などで本格的に勉強する方は必ず読んでおきたい本になります。
文献の引用もされているので、信頼できる一冊です。
スラスラ読めるタイプの本ではないですが、読めば必ず力はつきます。
認知心理学の本のおすすめ【応用編ベスト3】
次は応用編です。
認知心理学を高いレベルで理解したい方に向けて良書を厳選しました。
認知心理学の基本を一通り理解した方は是非参考にどうぞ。
まだの方は入門編の本を1、2冊ほど読んでから手に取って頂くと読みやすいはずです。
<1>行動意思決定論ーバイアスの罠
- 認知バイアスがよくわかる
- 世界中の研究結果や実験データを引用
こちらは認知バイアスが理解できる一冊。
【認知バイアスとは…】
自分の勝手な思い込みや先入観などで記憶がねじ曲がってしまうこと。
【認知バイアスの本おすすめ】大学で心理学を勉強した自分が超絶タメになった6冊
バイアスが生まれる原因や仕組みがくわしく書かれています。
認知心理学を深く理解するなら、認知バイアスの話は避けては通れません。
本書ではそんな認知バイアスを世界中の研究結果や実験データを元に考察しているので、納得感を持ちながら読み進められました。
アンカリングやヒューリスティックの正体についてもくわしく理解できる一冊です。
認知バイアスの専門書にふさわしい内容でした。
<2>考えることの科学ー推論の認知心理学への招待
- 『推論』をテーマに認知心理学が理解できる
こちらは『推論』をテーマに認知心理学が理解できる一冊。
『推論』は認知心理学のなかでも研究対象にされやすいテーマなので、読んで損はない内容です。
とはいえ、経験的にこの手の本はともすれば抽象的な内容になりやすいのが特徴的。
ですが、本書は推論を確率と論理の視点から確度の高い研究結果のみを元に解説しているので、より具体的で学問的です。
認知バイアスやヒューリスティックが起きる仕組みを根本から理解できます。
『人間は考える葦(あし)である』というパステルの言葉がある通り、本書の理解は認知心理学だけでなく、人間そのものへの理解にもなります。
それほどスケールの大きい内容でした。
<3>メタ認知で<学ぶ力>を高める:認知心理学が解き明かす効果的学習法
- メタ認知がイチからわかる
- メタ認知の使い方も書かれた実用的な内容
- 研究内容の引用もある
こちらはメタ認知をテーマにした一冊。
【メタ認知とは…】
客観的に物事を認知すること。
【メタ認知の本のおすすめ】瞑想オタクの自分がメタ認知を鍛えるトレーニング本6冊を厳選
本書ではそんなメタ認知の基本から使い方までがイチからわかる内容となっています。
使い方については勉強や感情のコントロール、コミュニケーションなどで効果的な方法が書かれているので、実用的な本です。
研究内容の引用もあるので、科学的にも信頼できる本になります。
認知心理学全体を学べる本ではありませんが、メタ認知を知るならとても良い本です。
認知心理学の本のおすすめ【認知行動療法編ベスト3】
ここでは、認知行動療法について書かれたおすすめ本をご紹介していきます。
【認知行動療法とは…】
ヒトの認知に働きかけてメンタルを改善する心理療法のこと。
元々、認知行動療法と認知心理学はまったく同じ学問だった。
【認知行動療法の本のおすすめランキング】大学の研究で心理学を勉強した自分が読んだ良書4冊
認知行動療法の本はかなりの数がありますが、ここでも僕が実際に読んだ本からおすすめを厳選しました。
<1>マンガでやさしくわかる認知行動療法
- 認知行動療法がマンガでわかる
- 認知心理学を広い視点から理解できる
こちらは認知行動療法がマンガを通してイチからわかる一冊。
繰り返す通り、元々、認知心理学は認知行動療法とまったく同じ学問として分類されていたので、読む価値は十分です。
認知心理学を広い視点から理解されたい方には特におすすめといえます。
さらに言うまでもなく、認知行動療法に興味がある方にもおすすめです。
本書はマンガだけでなく解説も合わせて書かれていたので、マンガに抵抗がある方でも読み進められるはず。
認知行動療法の入門本としてはとても良い本でした。
<2>スキーマ療法入門
- スキーマ療法がイチからわかる
- 認知心理学を広い視点から理解できる
こちらはさきほどお伝えした認知行動療法の一種であるスキーマ療法についてが書かれた一冊。
【スキーマ療法とは…】
メンタルの不調を根本から治療する認知行動療法のこと。
本書ではそんなスキーマ療法をイチから理解することができます。
理論の解説からやり方まで書かれていたので、読みながら実践できる内容でした。
特に実践内容では具体的な実例が交えてあったため興味深く読めました。
認知心理学だけでなく、セラピストや認知行動療法に興味がある方にはとても良い本になります。
<3>セラピストのためのエクスポージャー療法ガイドブック
- エクスポージャー療法がイチからわかる
- 認知心理学を広い視点から理解できる
こちらも認知行動療法の一種であるエクスポージャー療法についてが書かれた一冊。
【エクスポージャー療法とは…】
トラウマになっていることにあえて身を置くことで解決を目指す認知行動療法のこと。
対人恐怖症や高所恐怖症といった症状別にエクスポージャー療法の使い方がまとまっていたので、わかりやすいだけでなく実践向けの本でした。
とはいえ、エクスポージャー療法は近年その効果の高さから注目を浴びている心理療法ではありますが、同時に賛否両論があるのも事実ですので、その点はご注意を。
ちなみにタイトルには『セラピストのため』とありますが、エクスポージャー療法をまったく知らない方でも読める内容です。
認知心理学や心理療法に興味がある方には例外なくおすすめできます。
認知心理学の本のおすすめ【教育編ベスト1】
次は認知の視点から教育について書かれた本をご紹介します。
子供がいる親御さんはもちろんですが、教育の仕事をされている方には是非読んで頂きたい本となります。
<1>私たちは子どもに何ができるのかーー非認知能力を育み、格差に挑む
- 非認知能力(自主性や粘り強さ)の重要性がわかる
- 教育の視点から認知と非認知が理解できる
- 教育者以外も読むべき内容
こちらは自主性や粘り強さといった非認知能力を育む大切さがわかる一冊。
認知心理学を専門にした本ではないですが、教育の視点から認知と非認知についてを理解できるとても良い本です。
本書を読み終わる頃には、子どもが身につけるべきはIQや学力などの認知能力ではない理由がわかります。
研究結果の引用もされているので信頼できる一冊です。
ちなみに繰り返す通り、本書は教育本です。
ですが、書かれている内容はどの年代にも当てはまる話になります。
なので教育とは無縁の立場の方にも読むべき価値がある内容です。
僕も自分に当てはめながら読みましたが、これからを考えるうえで参考になりました。
ちなみに最近は非認知能力について書かれた本は数多いです。
とはいえ、個人的にはこの本が一番くわしく書かれている気がしました。
認知心理学の本のおすすめ【番外編ベスト1】
最後は番外編です。
入門編にも応用編にも当てはまりませんが、認知心理学の本としておすすめしたい良書を厳選しました。
認知心理学を広い視点から理解したい方は是非参考にどうぞ。
<1>データの見えざる手
- 人間の行動記録から見えてきた法則がわかる
- 認知心理学の可能性がわかる
- 好評につき文庫が登場
こちらはセンサによって人間の行動を記録した結果、見えてきた法則が書かれた一冊。
認知心理学専門の本ではありませんが、読んで損はない内容です。
というのも、『認知⇒行動』というのは人間の基本原理。
行動の結果がより明らかになれば、認知心理学の重要性は高まっていくからです。
僕が買ったときは単行本しかなかったですが、好評につき文庫も発売されました。
なので気軽に手に取って頂けるはず。
ちなみにですが、文庫版は著者による解説が追加されているとのこと。
文庫も買うべきか迷います…。笑
認知心理学本おすすめまとめ
正直、認知心理学は数ある心理学のなかでもマイナーな立場にあるかもしれません。
ですが、『認知』は人間から切っても切り離せないものなので、認知心理学はとても大切な学問です。
それに認知心理学の理解は、人間の心だけでなく脳の働きへの理解にもつながります。
社会心理学や行動心理学とはまた違った面白さがある分野です。
なのでもし認知心理学に少しでも興味がある方は、その奥深い世界に足を踏み入れてみて下さいませ。
とてもワクワクする冒険の入り口になるかもしれません。
そしてもし本を通じて認知心理学を理解したいときは、今回の内容を是非参考にどうぞ。
当サイトが認知心理学を一人でも多くの方に知って頂ける場になればとても嬉しいです。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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