パンぞう
トモヤ
自分の勝手な思い込みや先入観などで記憶がねじ曲がってしまう『認知バイアス』のおすすめ本をご紹介していきます。
- 【3冊だけ】認知バイアスのおすすめ本
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認知バイアスの本のおすすめベスト3
順にご紹介していきます。
<1>社会心理学
- バイアスの基本から応用がわかる
- 5種類の認知バイアスについて深く理解できる
一番おすすめなのがこちらです。
バイアスだけが書かれているわけではありませんが、どの本よりもバイアスについてくわしく書かれている本になります。
『バイアスにかかるのはどんなとき?』
『バイアスを修正したり取り除くことはできるの?』
上記のような疑問の答えや、実際にバイアスにかかっている例がわかりやすく書かれているため、バイアスの基本から応用がわかる一冊です。
さらに認知バイアスのなかでも、『確証バイアス』や『内集団バイアス』や『対応バイアス』といった有名どころから、『自己高揚バイアス』や『日常化バイアス』といった少し珍しいバイアスについても書かれています。
専門書になるので難しい本ですが、バイアスについて深く学ぶなら読んで損はありません。
<2>行動意思決定論ーバイアスの罠
- バイアスが生まれる原因や仕組みがわかる専門書
- 世界中の研究結果や実験データを引用
バイアスについてさらに深く学ぶなら、こちらもおすすめです。
バイアスが生まれる原因や仕組みから、アンカリングやヒューリスティックについてが理解できる一冊です。
内容も世界中の研究結果や実験データを元にしており、信頼性もある本となっています。
とはいえ、こちらはさきほどの本よりもさらに専門性が高くなるので、スラスラ読める本ではありません。
良い本であるのは間違いないですが。
<3>実践 行動経済学
- 『Nudge(ナッジ)』を使ってバイアスを回避する方法がわかる
- 『Nudge(ナッジ)』の生みの親リチャード・セイラー博士が著者
- 実生活でも役立つ知識が得られる
最後は『Nudge(ナッジ)』で有名な行動経済学者リチャード・セイラーが書いた本です。
【『Nudge(ナッジ)』とは…】
ちょっとした工夫で、悪い選択肢やバイアスを回避する理論のこと。
※以下よりカタカナで『ナッジ』と呼ぶ

もしかしたらナッジと聞いても、『バイアスと関係あるの?』と思われる方がいるかもしれません。
しかし、繰り返す通り、ナッジはよくバイアスを回避する目的で使われます。
つまりバイアスを知るうえで、本書はピッタリの本というわけです。
著者のセイラー博士はナッジの生みの親であるだけでなく、2017年にノーベル経済学賞を受賞したことでも有名です。
本には、そんなセイラー博士自身の研究結果がふんだんに盛り込まれており、さらには理論だけでなく、実際にナッジを使ってバイアスを回避する方法も書かれています。
実用性が高い点も特徴です。
専門書ではありますが、ナッジをまったく知らなかった僕でもスラスラ読めましたので、心配いりません。
というより、今回ご紹介した本のなかでは、読みやすさでいえば本書が一番です。
認知バイアスの本のおすすめまとめ
認知バイアスについて書かれた本は他にもたくさんありましたが、今回ご紹介した本だけで、そのほとんどが網羅されています。
興味が本があったら、書店に出向くなりしてチェックしてみて下さいませ。