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- 【目的別に6冊厳選】認知バイアスのおすすめ本ランキング
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認知バイアスの本おすすめランキングベスト2
まずは万人におすすめできる2冊です。
<1>情報を正しく選択するための認知バイアス事典
- 認知バイアスがゼロからわかる
- 3つの学問が認知バイアスを丸裸に
一番おすすめなのはこちらです。
入門から応用までが網羅された一冊となっており、ゼロからでも認知バイアスへの理解が深められます。
『社会心理学』と『認知科学』、『論理学』の3つの専門家の方々が、認知バイアスを多面的に取り上げているのが大きな特徴です。
専門性と独自性の観点から、自分が読んだ本のなかでは一番におすすめできる本です。迷ったらこの一冊だけで良いかと思います。
『情報を正しく選択するための認知バイアス事典』レビュー【”歪んだ見方”を正してくれる】
<2>認知バイアス 心に潜むふしぎな働き
- バツグンにわかりやすい
- 認知科学の視点を中心に、認知バイアスが体系的にわかる
とはいえ、わかりやすさをより重視するなら、こちらの本もおすすめです。
認知科学の視点を中心に、認知バイアスについて丁寧に理解することができます。
体系的にまとまっており、教科書のような構成になっていました。
繰り返す通り、読みやすさバツグンです。さすがはブルーバックス。
認知バイアスの本おすすめランキング【応用編ベスト2】
次は応用本です。
どちらかというと、認知バイアスについて多少なりとも知識がある方向けの本になります。
<1>行動意思決定論ーバイアスの罠
- バイアスが生まれる原因や仕組みがわかる専門書
- 世界中の研究結果や実験データを引用
バイアスについて”さらに”深く学べる本です。
バイアスが生まれる原因や仕組みから、アンカリングやヒューリスティックについてが、より専門的に理解できます。
世界中の研究結果や実験データを元にしている一冊です。
専門性が高いのでスラスラ読める本ではありませんが、間違いなく勉強になります。
<2>AIの心理学
- 認知バイアスへの理解が深まる
この本は『アルゴリズミック・バイアス』がテーマになった本ですが、認知バイアスへの理解を深められる内容です。
理由は以下になります。
アルゴリズミックバイアスは、後続の章で詳しく説明するように、さまざまな形で人間の認知バイアスを反映しています。
(本書の9ページより)
つまりこの本への理解は、認知バイアスへの理解を深めることにもつながるということです。
その分、考えることは多くなりますが、応用編の本として取り上げるにはピッタリの一冊となります。
ちなみに『アルゴリズミック・バイアス』というのは『アルゴリズムに内在するバイアス』のことです。
身近な例だと、YouTubeやECサイトなどの『レコメンデーション・システム』でおなじみの以下のような現象があります。
- 『YouTubeで別に見たくもない動画をおすすめされた…』
- 『ECサイトで欲しくもない商品が表示される…』
余談ながら自分が2021年に読んだ本のなかでは、一番面白かったのがこの本になります。
『AIの心理学』が今年イチ面白かった件【『アルゴリズミック・バイアス』の実用書】
認知バイアスの本おすすめランキング【番外編ベスト2】
最後は認知バイアスについて割かれているページ数は少ないけれど…勉強にはなる本です。参考までにまとめておきました。
<1>社会心理学
- バイアスの基本から応用がわかる
- 5種類の認知バイアスについて深く理解できる
この本は認知バイアスならびにバイアスの本ではないものの、参考になる記述が多々ありました。
『バイアスにかかるのはどんなとき?』
『バイアスを修正したり取り除くことはできるの?』
上記のような疑問の答えや、実際にバイアスにかかっている例がわかりやすく書かれています。
バイアスの基本から応用がわかる内容です。
認知バイアスについては『確証バイアス』や『内集団バイアス』、『対応バイアス』といった有名どころから『自己高揚バイアス』や『日常化バイアス』といった少し珍しいバイアスについても掲載されています。
少なくとも社会心理学の側面から認知バイアスを理解するなら、読んで損はありません。
<2>実践 行動経済学
- 『Nudge(ナッジ)』を使ってバイアスを回避する方法がわかる
- ノーベル経済学賞に輝いたリチャード・セイラー博士が著者
- 実生活でも役立つ知識が得られる
最後は『Nudge(ナッジ)』で有名な行動経済学者:リチャード・セイラーが著者の本です。
【『Nudge(ナッジ)』とは…】
ちょっとした工夫で、悪い選択肢やバイアスを回避する理論のこと
※以下よりカタカナで『ナッジ』と表記する
【ナッジの本のおすすめ】ヒトの行動をデザインする理論が学べる4冊
もしかしたらナッジと聞いても『バイアスと関係あるの?』と思われる方がいるかもしれません。
…が、繰り返す通り、ナッジはよくバイアスを回避する目的で使われます。
つまりバイアスを知るうえで、本書はピッタリの本です。
著者のセイラー博士はナッジの生みの親であるだけでなく、2017年にノーベル経済学賞を受賞したことでも有名。
本書には、そんなセイラー博士自身の研究結果がふんだんに盛り込まれており、さらには理論だけでなく、実際にナッジを使ってバイアスを回避する方法も指南されています。実用性が高い一冊です。
ちなみに本書は専門書ではありますが、ナッジをまったく知らなかった自分でもスラスラ読めました。
認知バイアスの本おすすめまとめ
認知バイアスの本は他にも数多いですが、自分が読んだなかでおすすめできるのは、今回ご紹介した本がすべてです。
本選びの一つの参考にしていただければと思います。
もし興味がある本があったら、チェックしてみて下さいませ。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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