【RISU算数と公文を比較】5つの違いを公文と進学塾の講師だった自分が徹底検証

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RISU算数と公文なら、どっちがイイのかしら…?
公文と進学塾で講師をしていたエンジニアの自分の経験をお伝えさせて頂きます!
【公文式のまとめページ】今まで伝えてきたすべて

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どんどん算数が好きになるタブレット教材【RISU算数】』と公文を徹底比較しました。

結論からいうと、大きな違いは以下の5つです。

【RISU算数と公文の5つの違い】

計算に特化 図形・文章題の有無 指導の有無 中学校以上の勉強 処理能力の向上
RISU算数 X X X
公文 X X

※スマホ版は表を触ると左右に動きます

※わかりやすさを重視して、〇Xのみでの表記としました

上記の表は、公文で講師をしていた自分の経験と、RISU算数を公式サイトとパンフレットなどで徹底的に調べたうえで比較した結果を元に作ったものになります。

そこで今回は、上記の表を中心に、以下の内容についてお伝えさせて頂きます。

続きを見るとわかること
  1. 【理由について】RISU算数と公文の違い
  2. 意外な?両者の共通点

習い事選びの参考にして下さいませ。

【RISU算数】1人1人の「ちょうどいい」レベルに教材が変化する教材



RISU算数と公文を比較してわかった5つの事実

それではここからは、冒頭でお伝えした以下の表について、順にお伝えさせて頂きます。

【RISU算数と公文の5つの違い】

計算に特化 図形・文章題の有無 指導の有無 中学校以上の勉強 処理能力の向上
RISU算数 X X X
公文 X X

※スマホ版は表を触ると左右に動きます

※わかりやすさを重視して、〇Xのみでの表記としました

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<1>計算に特化した勉強をするなら公文

まず算数のなかでも計算に特化させた勉強をしたいのなら、公文の方が良いです。

公文式算数で勉強することはあくまで計算が中心ですので、図形問題は一切勉強しませんし、文章題もほとんど出題されないからです。

図形【公文の算数に図形・文章問題がない本当の理由】実は1970年前後に一度、導入されていた

 

もちろん計算問題ばかりをやれば、計算力がつく保証はありません。

ですが、自分が公文と進学塾で講師をしていた経験からすると、公文で算数を勉強したことのある生徒は、計算が得意になっていることがとても多かったです。

 

また特にお子さんが小さいうちは、計算に特化させて勉強する意味は少なからずあります。

小学校の低学年であれば、学校の授業は計算が中心ですし、計算力は算数や数学自体の土台になるためです。

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<2>図形・文章題を勉強したいならRISU算数

一方でRISU算数では、公文のように計算だけでなく、図形問題や文章題も勉強します。

【RISU算数】1人1人の「ちょうどいい」レベルに教材が変化する教材




なので計算だけでなく、図形問題や文章題なども幅広く勉強したいのであれば、公文よりもRISU算数です。

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<3>勉強を教えてもらうならRISU算数

また講師に勉強を教えてもらいたいなら、RISU算数の方が良いです。

RISU算数は、生徒がタブレットで自習する通信塾ではありますが、積極的に講師から勉強を教わることもできるためです。

東京大学を始めとするトップ大学生が、お子様の学習履歴をデータで細かくチェックし、メール&解説動画で個別フォロー

(RISU算数の公式サイトより)

eラーニングの男性講師

一方で公文では、基本的には講師は生徒に勉強を教えることはありません。

これは公文が生徒の自主性を伸ばすことを目的としているからで、自分も公文で講師をしていたときは、生徒に勉強を手取り足取り教えることはNGとなっていました。

 

もちろん公文でも、生徒が困っているときなどは、講師や指導者が手を差し伸べることはあります。

ですが、公文の指導者や講師は勉強が得意な方ばかりではないため、教室によって指導のレベルが大きく変わるのは事実です。

 

その点でRISU算数は、講師の指導力を可視化しているようなので、指導のレベルにガッカリする心配は少なそうです。

講師の実力を正しく見える化することができるようになります

講師ごとに生徒の学習進捗が見えるため、どの講師がより学力を伸ばしているか、定量的に評価することが出来るようになります

(RISU算数の公式サイトより)

なので勉強を教わるという点においては、やはり公文よりもRISU算数の方が分があります。

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<4>中学校以上の勉強をするなら公文

とはいえ、中学校以上の内容を勉強するのであれば、公文の方が良いです。

公文式算数は数字の読み書きから大学相当以上の内容までを勉強できますが、RISU算数は小学校までの内容しか勉強できません。

RISU算数は

・小学1年~3年までの低学年コース

・小学4年~6年までの高学年コース

・中学受験の基礎に対応した受験基礎コース

に分かれています。

(RISU算数の公式サイトより)

 

人によっては、『うちの子は中学生じゃないから関係ないかな…』と思うかもしれませんが、これは後でもお伝えしますが、公文もRISU算数もどちらも『先取り学習』ができることが特徴的な塾です。

【先取り学習とは…】

学年を越えた内容の勉強をすること。

例えば、小学1年生が小学4年生の内容を勉強することなど。

なので少なくとも、お子さんが小さいことが、中学校以上の内容と無関係であることにはなりません。その点だけはご注意下さいませ。

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<5>処理能力を上げたいなら公文

また公文は、『テキパキと物事をこなしていく能力』ともいえる『処理能力』を上げることにも向いています。

というのも、公文式学習には、『繰り返し学習』や『標準完成時間』などといった、処理能力を底上げする要素が多く詰まっているからです。

公文で処理能力が上がる理由の例
  1. 繰り返し学習…繰り返し似た問題を解くことで、問題に対する処理能力を高める勉強法
  2. 標準完成時間…公文の教材プリントを解くのにかかる標準的な時間のことで、教材ごと、教科ごとに設定されている

つまり公文では、似た問題を繰り返し速くことが基本となるため、処理能力が伸びるというわけです。

 

実際に自分が公文と進学塾で講師をしていたときも、公文を経験した生徒の処理能力の高さには、良い意味で驚かされることが多々ありました。

公文だと思考力が伸びにくい…』、『イレギュラーなことに弱くなる…』という事実はあれど、個人的には、公文ほど処理能力を上げられる塾は他にはないと感じています。

 

もしかしたら『処理能力』と聞くと、ネガティブなイメージを持たれる方がいるかもしれませんが、少なくとも、あるに越したことはない能力なはずです。

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RISU算数と公文を比較して、良し悪しの結論が出せなかった2つのこと

続いてもRISU算数と公文の比較にはなりますが、なかにはどちらが良いか悪いかの結論が出なかったこともありました。ここではそんな内容をお伝えさせて頂きます。

といっても、もしかしたらお子様の性格や状況、ご家庭の都合などによっては結論がハッキリする場合もあるかもしれません。

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[1]タブレットによる通信学習のRISU算数、プリントによる教室学習が基本の公文

まずRISU算数はタブレットを使った通信学習で、公文は独自のプリント教材を使った教室学習が基本になります。

言うまでもなく大きな違いではありますが、結局のところどちらが良いのかを一言でいうのはとても難しいです。

この手の話はその子供の性格や気質が関係する問題でもあるので、何ともいえません。

天使と悪魔

個人的には、RISU算数のような通信教育は、公文のような教室学習ほど勉強への強制力が働かない気はしますが、それも実際にやってみないとわからないことです。

 

ちなみにですが、公文は教室学習が基本ではあるものの、通信での勉強も可能です。

実際に自分も公文で講師をしていたとき、少数派ではありましたが、通信学習をされているご家庭もありました。

有名どころだと、将棋界のレジェンド羽生善治(はぶ よしはる)さんも、子供時代に近くに通える公文式教室がなくて、通信で勉強していたとのことです。

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[2]月謝変動制のRISU算数、月謝固定制の公文

続いては月謝についてですが、RISU算数は月々によって月謝が変動する『月謝変動制』であるのに対し、公文は月々の月謝が変わらない『月謝固定制』となっています。

これも言うまでもなく大きな違いとはいえど、どちらが良いのかはハッキリとはいえません。

特にRISU算数は、勉強の進み具合が月謝に比例するため、どのくらいの月謝になるかはご家庭によって様々となります。

つまり月謝が決まっている公文と比較すること自体が難しいということです。

【RISU算数の月謝】

最安 標準 最高
RISU算数 2,728円 6,006円 12,606円

※スマホ版は表を触ると左右に動きます

※ここでいう月謝とは、月々にかかる費用のすべてのこと

※料金はすべて税込表示

上記の通り、RISU算数の月謝は、固定料+利用料の総額となります。

固定料の2,728円にプラスして、月々によって変動する利用料がかかる仕組みです。

優秀なお子さんほど月謝は高くなるといえるのかもしれませんが、こればかりは実際にやってみないと何ともいえません。まったくの未知数です。

 

一方で公文の月謝は毎月固定されており、月々にかかる月謝は教科数あたりのみで決まります。

ほとんどの習い事と同じ仕組みです。

【公文の月謝】

1教科 2教科 3教科
公文 7,700円

(7,150円)

15,400円

(14,300円)

23,100円

(21,450円)

※スマホ版は表を触ると左右に動きます

※ここでいう月謝とは、月々にかかる費用のすべてのこと

※( )内は東京都・神奈川県以外にある教室での月謝

※幼児・小学生の月謝が対象

※料金はすべて税込表示

 

とはいえ、繰り返す通り、月謝面においてはどちらが良いのかはハッキリとはいえません。

個人的には、月謝が変わることで一喜一憂したくない方は、月々が固定された公文の方が良いかと思います。

しかし、それも状況によって変わるでしょうし、人によって捉え方は様々だと思います。

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RISU算数と公文を比較してわかった3つの共通点

ここまではRISU算数と公文の違いを中心にお伝えさせて頂きました。

といっても、両者は違いばかりでもありません。

ここでは、そんな両者の共通点をまとめてみました。

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(1)『先取り学習』が可能

まずさきほどもお伝えした『先取り学習』については、RISU算数も公文も、どちらも可能となっています。

【先取り学習とは…】

学年を越えた内容の勉強をすること。

例えば、小学1年生が小学4年生の内容を勉強することなど。

RISU算数については、公式サイトによると、生徒の半数以上が先取り学習をしているとのこと。

75%のお子様が、学年より上のステージを先取り!

(RISU算数の公式サイトより)

1人1人の学習データを分析して最適なレッスンと苦手フォローを行い、75%の生徒が、1つ以上上の学年を先取りして進みます。

(RISU算数の公式サイトより)

 

一方で公文でも先取り学習をする生徒はとても多いです。

一例として自分が公文で講師をしていたときにお世話になった教室では、むしろ先取りをまったくしていない生徒の方が少数でした。

また公文では、先取り学習が一定レベルまで進むと、『オブジェ』というトロフィーがもらえる制度もあります。

トロフィー【公文のオブジェ(トロフィー)は超優秀生の証】公文の元講師の自分が振り返る【天才だと思う】

RISU算数ではこういった制度はなさそうなので、『先取りを推奨しているかどうか?』という点においては、公文の方がRISU算数よりも上なのかもしれません。

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(2)『ちょうどの学習』が基本

『ちょうどの学習』を推進しているところも、RISU算数と公文は同じです。

【ちょうどの学習とは…】

生徒の今の学力レベルに合った内容を勉強してもらうこと。

まずRISU算数では、公式サイトを見る限りではありますが、生徒に出題する問題にはとても気を配っていることがわかります。

1人1人に”ピッタリなレベルの問題”が出るから「100点があたりまえに」

(RISU算数の公式サイトより)

RISUでは、お子様1人1人のデータを分析し、ピッタリの問題とレッスン動画を配信。

(RISU算数の公式サイトより)

 

そして公文でも、『ちょうどの学習』というのは、創設から大切にしてきている理念となっています。

ひとりひとりの子どもに「ちょうどの学習」を与えることで、自信とやる気を引き出しているのです。

(『くもんのヒミツがわかる本』19ページより)

公文式では、子どもたちは自分の都合のいい時間に教室に行って、自分のためのプリント教材を個人別に学習します。

一斉授業ではなく、クラス分けもありません。

学年や年齢に関係なく、一人ひとりが自分の学力に合った「ちょうど」のプリント教材を自分の力で解いていきます。

(『公文式がわかる』60ページより)

 

もちろん実際に生徒にとっての『ちょうど』を見極めるのは簡単なことではありませんが、少なくとも自分が講師をしていた公文の教室では、教室指導者の方が日々頭を悩ませながら、実践しているところをこの目で見てきました。

また公文の指導者研修などでも、この『ちょうどの学習』という考えは繰り返し耳にしました。

なので公文全体に浸透している考えであることは間違いありません。

 

なお、補足となりますが、さきほどお伝えした『先取り学習』も、この『ちょうどの学習』が前提となって行われていることです。

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(3)『短時間学習』を推奨

『短い時間に集中して勉強しましょう!』ということを推奨しているのは、RISU算数も公文も同じです。

まずRISU算数は公式サイトによると、一般的な塾よりも短時間の学習を推奨していることがわかります。

また、先取りをしているお子様でも1日の平均学習時間は15分未満。

(RISU算数の公式サイトより)

一方で公文も短時間学習を推奨しています。

さきほどもお伝えしましたが、公文では教材プリントごとに『標準完成時間』が定められており、より速く(かつ正確に)問題を解くことが求められるからです。

【標準完成時間とは…】

公文の教材プリントを解くのにかかる標準的な時間のことで、教材ごと、教科ごとに設定されている

標準完成時間の目安は教科や教材プリントのレベルによって違いますが、大体10分~30分前後に設定されているものが多くなっています。

 

ちなみに公文と進学塾で講師をしていた自分の経験上、公文はどちらかというと質よりも量の塾であると思われがちです。

そのことは否定しませんが、それはあくまで短時間でこなすことを前提としてのものです。

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RISU算数と公文を比較して思ったこと

最後は個人的に思ったことをまとめておきました。

もし受験勉強を本格的にするなら、どちらもおすすめできない

RISU算数も公文も、受験勉強をするのには不十分です。

まずRISU算数は『中学受験基礎クラス』をはじめ、受験に対応していることは事実かもしれませんが、それでも進学塾のように受験に特化しているわけではありません。

なのでもし受験勉強をする段階に入ったら、別の塾に通うことを個人的にはおすすめします。

「鶴亀算」「流水算」「鮮やかに解ける計算」など、中学入試の良問をベースに、東大生らと独自の“受験基礎”力を養うカリキュラムを開発

(RISU算数の公式サイトより)

RISU算数には、通常の問題の他にスペシャル問題をご用意しております。

スペシャル問題の中には国立・私立受験からの問題のほか、暗号問題や算数オリンピック等からの問題も含まれております。

また、高学年コースをすべてクリアすると、中学受験基礎コースに挑戦することが出来ます。

受験基礎コースでは、「和差算」「植木算」といった中学受験問題頻出の内容を、実際の入試問題も交えて用意しております。

(RISU算数の公式サイトより)

 

一方で公文はRISU算数のように受験対応しているわけでもないので、やはり公文も受験勉強をするには不十分な場所です。

もしかしたら公文の社員や指導者のなかには、『公文でも受験に役立ちます!』と話す方がいるかもしれませんが、個人的にはおすすめできません。

といっても、これ以上このことについて話すと長くなってしまうので、気になる方は以下の内容をご覧頂ければと思います。高校受験についての内容となっていますが、中学受験でも当てはまることをまとめておきました。

ボーっとする女子生徒【公文は高校受験に役立たない】公文で働いた自分が話す【例外アリ】
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RISU算数と公文の比較まとめ

RISU算数と公文には、多くの違いや特徴、共通点があります。

当然のことながら、どちらにも良いところと悪いところはありますので、もしどちらか決めなければいけない場合は、『何を重視すべきか?』の軸をハッキリさせたうえで決めるのが良いかもしれません。

 

今回は以上になります。

最後までご覧頂きありがとうございました。

【RISU算数】1人1人の「ちょうどいい」レベルに教材が変化する教材



…ちなみに余談ではありますが、RISU算数はその名の通り、算数に特化した塾となっており、公式サイトやパンフレットには『リス』のキャラクターが度々登場します。

木の実を食べるリス

なのでおそらく名前の由来は、理数⇒リス⇒RISUなのかなーと思いました。

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