保護者
【公文式のまとめページ】今まで伝えてきたすべて
トモヤ
結論からいうと公文は高校受験には役立ちません。
ぶっちゃけ高校受験が近い時期に公文に通うのはムダです。
理由は以下の通りです。
- 勉強できる内容が限定的
- きめ細かい受験対策ができない
- 受験のテクニックを教えてもらえない
とはいえ、例外もあります。
そこで今回は公文と進学塾の両方で講師をした僕がお話しさせて頂きますね(`・ω・´)ゞ
- 公文が高校受験に役立たない理由
- 【例外】公文が高校受験に役立つパターンについて
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公文が高校受験に不向きな理由
冒頭でお伝えしましたが公文が高校受験に役立たない理由は以下の通りです。
- 勉強できる内容が限定的
- きめ細かい受験対策ができない
- 受験のテクニックを教えてもらえない
順にご説明させて頂きます<(_ _)>
<1>勉強できる内容が限定的
公文で勉強できることは非常に限定的です。
その証拠として公文で勉強できない内容は以下になります。
- 算数(数学)、英語、国語以外の科目
- 算数(数学)の図形問題と確率
- 英語の長文問題の応用
繰り返す通り上記は公文では学習できません。
ハッキリとした理由はわかりませんが公文式の繰り返し学習と相性が悪い内容なので勉強できないのでしょう。
【『公文は効果なし』なのは間違い】進学塾と公文の元講師の自分の話
とはいえ、高校受験で勉強できない内容があるのは致命的です。
なので公文で高校受験に備えるのはおすすめできないんですよ。
<2>きめ細かい受験対策ができない
しかも公文ではきめ細かい受験対策ができません。
公文では個別に志望校の過去問演習や問題予想などは一切行いませんので。
みっちりと受験対策が出来ないのは進学塾とは違う点です。
一方で進学塾では志望校への合格を目的として親身に受験対策をしてくれますからね。
【公文と塾の違い】公文と進学塾で講師だった自分がお伝えします【どっちが良い?】
もちろん公文であっても教室長によっては受験対策をしてくれる場合もあるかもですが…。
受験のプロが教える進学塾とは比べ物にならないと思いますよ。
<3>受験のテクニックを教えてもらえない
これは見落としがちな話ですが…。
公文は受験のテクニックを教えてくれません。
受験のテクニックというのは早く解ける解法であったり記述問題で点数をかせぐ方法などです。
高校受験は1点が合否を左右します。
なので1点をかせぐためのテクニックを教わることはとても価値があるんですよ。
とはいえ、残念なことに公文で勉強できることは基礎的な内容が中心。
受験本番で1点でも多く点を取る方法は学べないので受験対策には不向きなんです。
公文が高校受験に役立つパターン
保護者
トモヤ
ここまでは公文に対して悲観的な内容ばかりでしたが…。
高校受験を控えた場合でも公文に通う価値がある生徒もいます。
- 自習の補助として公文を利用したい
- 志望校が合格圏内である
上記が答えですがここからはくわしくご説明していきます。
[1]自習の補助で公文を利用したい場合
自習の補助として公文を利用したい場合は通う価値が大いにあります。
公文は一般的な塾と違って自分のペースで勉強できるからです。
【公文と塾の違い】公文と進学塾で講師だった自分がお伝えします【どっちが良い?】
自分で課題を見つけて黙々と勉強できる生徒なら通う価値はあるということです。
勉強場所と教材プリントは公文が用意してくれますからね。
実際に僕が公文で働いていたときも公文のみで受験を乗り切った生徒はいました。
なので決して公文=高校受験には向かないとはいい切れません。
[2]志望校が合格圏内の場合
志望校が合格圏内である生徒も公文に通う価値は大いにあるでしょう。
公文は基礎学力を伸ばす場所なので高校に入ってから勉強に困らないための準備ができるからです。
【『公文は効果なし』なのは間違い】進学塾と公文の元講師の自分の話
そのため、高校受験の先を見据える意味で公文に通うのは大アリです。
とはいえ、繰り返す通り志望校が合格圏内の生徒に限りますが。
公文の高校受験事情まとめ
- 勉強できる内容が限定的
- きめ細かい受験対策ができない
- 受験のテクニックを教えてもらえない
- 自習の補助として公文を利用したい
- 志望校が合格圏内である
いかがだったでしょう。
高校受験を控えるなら公文ではない一般的な塾がおすすめです。
しかし、人によっては公文に通う価値がないとは必ずしもいい切れません。
とはいえ、高校受験は人生の一大イベントの1つです。
ご自身のお子さんの学習状況や志望校を加味しながら適切な選択をして下さいませ。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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