【人間関係の本のおすすめ】心理学を大学で勉強した自分が人付き合いで役立った本

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人間関係の本でおすすめなのはどれだろう…?
社会人の自分が読んで役立った本のみをご紹介させて頂きます!

トモヤ

ヒトは社会的な生き物である以上、人間関係や人付き合いの問題からは逃れられません。

 

僕も今まで生きてきて、人間関係においては良くも悪くも多くの経験をしてきました。

…今振り返ると、大変な経験の方が多かったですが。

 

とはいえ、そんな大変な状況を乗り越えるときに、本の存在はとても役立ちました。

本の助けがなければ、自分一人では乗り越えられなかったことも多かったのは間違いありません。

 

そこで今回は、僕が人間関係で思い悩んだときに読んで役立った本をご紹介します。

僕から何かを保証できるわけではありませんが、本選びにおいては少なからず参考になるはずです。

 

ちなみに僕は社会人として働く以外に、心理学を大学で勉強していた経験もあります。

そのため、ご紹介する本は心理学的な内容をふくむものも多くなりますので、あらかじめご理解頂ければと思います。

続きを見るとわかること
  1. 【目的別に厳選】人間関係や人付き合いで役立つおすすめ本

人間関係の本のおすすめランキング【大人気のベストセラー本ベスト3】

まずはベストセラーになっている本のなかから、人間関係の問題で役立つ本をご紹介させて頂きます。

なお、ご紹介する順番はランキング形式です。

<1>嫌われる勇気

おすすめポイント
  1. 『人間の悩みは、すべて対人関係の悩み』とするアドラー心理学の本
  2. 人間関係の問題を解決するための本質がわかる
  3. 200万部突破の大ベストセラー

まず一番おすすめなのがこちら。

人間の悩みは、すべて対人関係の悩み』と断言するアドラー心理学がイチから理解できる本です。

 

人間関係の問題を考えるうえで、いつの時代にも通用する本質的なことが書かれているのが何よりの特徴となっています。

200万部突破の社会的ベストセラーとなっていることでも有名です。

 

さらに、わかりやすさを重視して、内容は悩み多き青年とアドラー心理学をよく知る哲学者との対話形式となっているのも特徴です。

専門用語もほとんど使われていないので、作中で二人が話す会話はよく頭に残りました。

 

特に人間関係の本質を知るには、125ページから書かれた、自分と他者の課題を線引きする『課題の分離』を理解することが必須です。

読んだ理論を実生活で使えるようになれば、人間関係で思い悩むことは少なくなるはず。

 

…とはいえ、アドラー心理学を実生活で使うのはとても難しく、継続することには多くの苦痛がともなうのも事実です。

実際に僕もあきらめた過去があります…。

 

ですが、繰り返す通り本書に書かれていることは人間関係の本質です。

知っておいて無駄にはなりません。

孤独 【嫌われる勇気の内容まとめ】要約を大学で心理学を学んだ僕が解説

<2>幸せになる勇気

おすすめポイント
  1. 嫌われる勇気』の続編
  2. 実生活でアドラー心理学の考えをうまく使えなかった方向け
  3. アドラー心理学を深く理解するためのヒントがつまっている

続いてのおすすめは、さきほどご紹介した嫌われる勇気』の続編にあたる本です。

『『嫌われる勇気』に書いてあったことを実践したけど、うまくいかなかった…』

『アドラー心理学なんて理想論じゃないか…』

上記のような、アドラー心理学の壁にぶち当たった方には特に読んで頂きたい一冊となります。

誤解されやすいアドラー心理学をより深く理解することができるはずです。

 

僕もアドラー心理学をもっと理解したい一心で本書を読みましたが、前作よりも一歩踏み込んだ内容が書いてあり、とてもタメになりました。

 

ちなみに本書は教育をテーマにした本にはなりますが、アドラー心理学のメインテーマでもある人間関係の問題を解決するヒントもつまっていますのでご安心を。

<3>多動力

おすすめポイント
  1. 色んな常識をくつがえした本
  2. 人と違った考えや価値観を持つことに勇気をもらえる

ベストセラー本のなかで最後におすすめなのがこちら。

人間関係だけをテーマにした本ではないですが、他のどの本にもないことが書かれた一冊となります。

『「人の時間」を奪う人とは距離を置け』

『会議でスマホをさわる勇気を持て』

一言でいって、常識をくつがえすことが書かれた一冊です。

人間関係をふくめた、凝り固まった空気感にストレスを感じている方は、読むと勇気がもらえるかもしれません。

 

なかなか現実で実践するのは難しいことばかりですが、自分の考えや価値観を後押ししてくれる本にはなります。僕はそうでした。

 

マンガ版もありますが、こちらは会社員の仕事を舞台にしており、楽しく読むことができました。

本よりも気軽に読みたい方にはおすすめです。

>>マンガで身につく 多動力

人間関係の本のおすすめランキング【心理学編ベスト5】

お次は人間関係の本のなかでも、心理学色が強い本をご紹介していきます。

冒頭でもお伝えした通り、僕は大学で心理学を勉強していたので、本選びにおいては参考になると思います。

<1>なぜかまわりに助けられる人の心理術

おすすめポイント
  1. 心理学を人間関係の問題に活かす方法がわかる
  2. 今すぐ実践できる内容ばかり

まずはこちら。

心理学を使ってまわりから助けられたり、好かれたりする方法がわかる本です。

 

認知的不協和の解消』を中心に心理学の知識を使っているのが特徴となっており、僕も人間関係の問題で思い悩んだときは、本書の内容をかなり参考にさせて頂きました。

 

個人的に特に効果があったのは、『アドバイスを求める』と『お世辞を言い切る』と『弱みを見せる』の3つあたりです。

どれも今すぐ実践できることばかりなのも特徴となっています。

 

やりすぎると怪しまれるかもですが、効果があることは経験しているので、とてもおすすめできる本です。

人間関係で今まで頑張ってきた方、疲れた方には特に読んで頂きたい一冊となります。

<2>男女脳戦略。

おすすめポイント
  1. 男女の脳の違いと、それぞれの脳に合った正しい関わり方がわかる
  2. イギリスの心理学者ジョン・マニングの理論が元になっている

『男性とはうまく人間関係が築けるけど、女性とはうまくいかない…』

『女性相手は難しい…苦手だ…』

上記のように、性別によって人間関係がうまくいくかどうかが変わってしまう方に特におすすめなのがこちら。

 

イギリスの心理学者ジョン・マニングが明らかにした男女脳の違いから、それぞれの脳に応じた正しい関わり方がわかる一冊です。

論理で動く男性脳』と『感情で動く女性脳』の違いがよくわかるようになります。

 

つまり脳のレベルから、人間関係で大切な正しいコミュニケーションが理解できる内容というわけです。

 

具体例も多いので、どういった言葉をかけたら良いのかまでわかる実用的な内容です。

ちなみに僕は超がつくほどの男性脳ですので、本書のおかげで女性脳の方の考えを少なからず理解することができ、役立ちました。

<3>スタンフォードの心理学講義

おすすめポイント
  1. スタンフォード大学の心理学教授ケリー・マクゴニガルが日本人に向けて書いた本
  2. 64ページからは人間関係をより良くするヒントがつまっている

続いては、スタンフォード大学の心理学者ケリー・マクゴニガル博士が日本人に向けて書いたこちらの一冊です。

『日経ビジネスアソシエ』で連載されたものを元にしている本となります。

 

人間関係だけをテーマにした本ではありませんが、64ページからは日本社会の特徴を踏まえつつ、人間関係をより良くする方法がくわしく書かれています。個人的には、謝り方についての内容が特に参考になりました。笑

 

ちなみに本書の著者は心理学者ではあるものの専門書というわけではありません。

 

内容はどちらかというと、科学的な内容というよりはマクゴニガル博士自身の経験を元にしています。

そのため、心理学をよく知らない方でもスラスラ読めるはずです。

スタンフォードの心理学講義 人生がうまくいくシンプルなルール 『スタンフォードの心理学講義 人生がうまくいくシンプルなルール』を書評してみる

<4>人生がラクになる7つの方法

おすすめポイント
  1. メンタリストDaiGoさんが心理学的な知識で人間関係の悩み(66~110ページ)に答えている
  2. 論理的でわかりやすい

こちらも人間関係についてだけが書かれた本ではないですが、おすすめの一冊です。

メンタリストDaiGoさんが心理学的な知識でよくある悩みや疑問に答えている本となります。

 

人間関係については66~110ページに書かれており、DaiGoさんの論理的かつわかりやすい内容は参考になります。

小学生の方でも参考になると思います。

 

ちなみに個人的には、86ページの『まわりからわがままと思われるのがいやで~』の内容は非常に参考になりました。

<5>限りなく黒に近いグレーな心理術

おすすめポイント
  1. ショートストーリーを通して、人間関係の問題に心理学を役立てる方法がわかる
  2. 人間関係のテーマはエピソード4と5と11、12あたり

心理学編の最後のおすすめ本はこちらです。

ストーリー形式で人間関係の問題を心理学的に解決する方法が書かれた一冊になります。

 

こちらも人間関係についてだけが書かれているわけではないですが、エピソード4と5と11、12あたりは人間関係がテーマとなっています。

 

ストーリーのなかには心理学の理論が数多く散りばめられているので、使い方がよくわかるのが特徴です。

ストーリー自体もショートストーリー形式のため、気軽に読み進められます。

 

また用語の説明もあるので、心理学自体を勉強するのにも良い本となっています。

僕も何度も読み返しており、とてもおすすめの一冊です。

人間関係の本のおすすめランキング【小説編ベスト1】

続いては人間関係について書かれた小説のご紹介です。

<1>カラマーゾフの兄弟

おすすめポイント
  1. カラマーゾフ3兄弟を中心とした人間関係から目が離せなくなる
  2. ロシアの文学者ドストエフスキーが著者

ロシアの天才文学者ドストエフスキーが書いた一冊です。

カラマーゾフ家の3兄弟を中心に、複雑な人間関係が描かれた物語となります。

 

人間関係はもちろん、生死や宗教、歴史的背景も複雑にからみあってくる内容となっており、小説のなかで実在するかのような世界観を作り上げているのが特徴です。

 

本書を読んだからといって、何か現実で役立つ知識が得られるわけではないですが、人間関係のリアルがどの小説よりも楽しめる作品となっています。

 

上・中・下の全3部作となるのでボリュームはありますが、お時間がある方で、なおかつ人間関係が描かれた小説を読みたい方にとってはピッタリの作品となるはずです。

本を開く 【心理学小説のおすすめ】大学で心理学を勉強した自分が厳選【9冊】

また本書はカラマーゾフ家の三男アレクセイからの視点が中心ですが、他の登場人物からの視点で読み進めると、物語自体の見え方がまったく変わってきます。楽しみ方の一つとして是非参考にして下さいませ。

人間関係の本のおすすめランキング【番外編ベスト3】

最後は番外編になります。

<1>スタンフォードのストレスを力に変える教科書

おすすめポイント
  1. ストレスを力に変えられる理由と方法が書かれている
  2. 世界中の研究結果を元にした内容

心理学では『リア・プレイザル』といいますが、ストレスは解消するのではなく、力に変えることができる、という内容が書かれた本になります。

 

まず冒頭でもお伝えしましたが、ヒトは社会的な生き物である以上、人間関係や、それによるストレスからは逃れられません。

とはいえ、そんな人間関係のストレスを抱えたときに役立つのが本書です。

 

心理学をはじめとした世界中の研究結果が元となっているため、信頼性もあり、出版当時は『ストレス=悪いもの』という一般的な常識をひっくり返した内容だとされ、とても話題になりました。

 

僕も本書の内容は今でも役立てさせて頂いており、ストレスへの考え方が180度変わった本となりました。

人間関係のストレスに悩まされている方は、何かしらのヒントが得られるはずです。

スタンフォードのストレスを力に変える教科書 『スタンフォードのストレスを力に変える教科書』要約【ストレスは、悪ではない?】

<2>とっさのしぐさで本音を見抜く

おすすめポイント
  1. ヒトのしぐさやクセから心を読む方法がわかる
  2. 人間関係の入り口が学べる本
  3. ボディ・リーダーのトルステン・ハーフェナーが著者

しぐさやクセから、そのヒトの本心を見抜く方法が書かれた本です。

ボディ・リーダーといって、ヒトのしぐさから心を読むプロが書いた本になるため、興味深い内容が数多く書かれています。

 

これは僕の経験になりますが、人間関係の問題はときにどうしようもない状況になることも少なくありません。

いくらこちらが努力しようとも、相手にその気がなければ状況は変わらないからです。

 

本書はそういった『気がない方』を見抜くうえでも価値ある一冊となりますので、ヒトを見る目を養う意味でも参考になるはずです。

<3>悩まない力

おすすめポイント
  1. 人間関係に悩まないためのヒントがつまっている
  2. 自分と相手に境界線を引く『マイゾーン』と『ユアゾーン』の考え方がわかる

最後は人間関係に悩まないためのヒントが書かれた本です。

『マイゾーン』、『ユアゾーン』といって、自分と相手の問題を線引きする考え方は参考になりました。

 

嫌われる勇気』に書かれた『課題の分離』と近い考え方といえます。いうならば断捨離に近いかもです。

自己啓発色が強い本にはなりますが、とはいえ、読むと前向きな気持ちにさせてくれます。

【人間関係の本のおすすめ】心理学を大学で勉強した僕が人付き合いで役立った本のまとめ

人間関係の問題はとても難しく、正直にいうと、本を読んでもどうにもならないこともあります。

むしろどうにもならないことの方が多いかもしれません。

 

しかし、何かに思い悩んだとき、人は誰しも視野がせまくなり、八方ふさがりになってしまうことも少なくありません。

 

そういったとき、本は問題解決の糸口となりますので、それだけでも本を読む価値はあると僕は思っています。少なくとも僕は本に助けられたことは一度や二度ではありません。

 

微力ではありますが、当サイトの内容が一人でも多くの方にとって問題解決の糸口となれば、それほど嬉しいことはありません。