【嫌われる勇気の内容まとめ】要約を大学で心理学を学んだ僕が解説

孤独

パンぞう

『嫌われる勇気』ってどんな本なの?
大学で心理学を勉強した自分がお伝えさせて頂きます!

【心理学のまとめページ】今まで伝えてきたすべて

トモヤ

『嫌われる勇気』はユング、フロイトと並ぶ心理学の三大巨頭アドラーの考えがつまった一冊。

多くの悩みを抱えた青年とアドラー心理学に精通した哲学者の対話形式で話が進む内容となっています。

今回は、そんな本の気になる内容をわかりやすくまとめさせて頂きますね(`・ω・´)ゞ

続きを見るとわかること
  1. 本に書かれている内容のまとめ

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【嫌われる勇気の内容まとめ】要約は5章からなっている

全294ページある本書は以下の5章にわけられます。

本の内容
  1. トラウマを否定せよ
  2. すべての悩みは対人関係
  3. 他者の課題を切り捨てる
  4. 世界の中心はどこにあるか
  5. 「いま、ここ」を真剣に生きる

順にわかりやすく要約させて頂きます( ・ㅂ・)و ̑̑

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<1章>トラウマを否定せよ

まず1章ではアドラー心理学には欠かせないトラウマの考え方について。

アドラーはトラウマの存在そのものを否定しています。

 

『変わりたい』と思ったときにトラウマを持ち出して変わらないようにしている…。

アドラーによると、トラウマは人が変わらないための都合の良い道具として使用しているに過ぎないとのこと。

 

つまり変わりたくない原因として人が勝手に作り出しているのがトラウマということです。

人は常に「変わらない」という決心をしている

アドラー心理学は勇気の心理学ともいわれます。

言い訳の口実としてトラウマを作り出していることを否定し、変わるための勇気を持つことが大切という内容が1章でのお話です。

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<2章>すべての悩みは対人関係

人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである

アドラーは人間が抱えるすべての悩みは対人関係が原因であると述べています。

 

本の中で取り上げられていたのは、仕事が嫌で引きこもりになった例です。

引きこもりになったのは、仕事がつまらないわけでも仕事に疲れたわけでもない。

 

職場の上司から怒られたり、同僚からの評価に耐えられなくなっただけ。

 

一見すると刺激的な内容ですが、少なからず思い当たる方はいるはずです。

 

アドラーは対人関係の悩みを解消するには競争から降りるしかないとも述べています。

自分の負けを認め、競争社会から抜け出すことで他人が気になることはなくなるとのこと。

 

現実世界で実践するのは簡単ではありません。

しかし、2章では悩みを切り捨てるための方法論が書かれていました。

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<3章>他者の課題を切り捨てる

3章では、承認欲求を捨て去るべきとのことが書かれています。

自由とは、他者から嫌われることである

人から認められたいという感情は誰しもが持っているものです。

しかし、アドラーいわく、承認欲求は不自由を強いるとのこと。

 

例えボランティアでさえ、人から称賛されることを目的にやるべきでないと話しています。

 

アドラー心理学では『課題の分離』という言葉が度々使われます。

これは自分の課題と他者の課題を明確に分けることです。

 

アドラーいわく勉強しない子どもがいたとしても、親は過剰に介入すべきでないとのことです。

『勉強しなさい!』というのは論外です。

 

勉強しない結果損をするのは子どもです。

つまり勉強するかどうかの課題は子どもにあるということになります。

 

援助はするけれど過剰に他者の課題には介入しない…。

他者の課題を切り捨てることの大切さが書かれていたのが3章でした。

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<4章>世界の中心はどこにあるか

アドラーは、世界の中心にいるのはあなたではなく、他の誰かでもないと述べています。

人間は全員が対等の存在ということです。

叱ってはいけない、ほめてもいけない

人を叱ったりほめたときは相手のことを下に見ている…。

人間関係を上下でとらえているうちは、決して対人関係の悩みからは解放されません。

 

4章は、人間関係を縦でなく横でとらえることの大切さがわかる章でした。

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<5章>「いま、ここ」を真剣に生きる

最後の章は『今』を生きることの大切さが書かれています。

アドラーいわく、人は未来や過去に縛られて生きている人が多すぎるとのこと。

 

過去の出来事や未来への期待は人が言い訳に使う道具にしか過ぎないとも話しています。

「いま、ここ」に強烈なスポットライトを当てよ

ステージに立つ演者にライトが当たると、ステージから見た観客は影になり見えなくなります。

 

しかし、それほどまでに強いスポットライトを当て、『今』を懸命に生きることしか幸せにはなれないとのことです。

 

トラウマや他者の課題を切り捨て自分がやるべきことをする…。

『嫌われる勇気』を持つことは『幸せになる勇気』を持つことと同意ということです。

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【嫌われる勇気の内容まとめ】要約をした感想

本の内容
  1. トラウマを否定せよ
  2. すべての悩みは対人関係
  3. 他者の課題を切り捨てる
  4. 世界の中心はどこにあるか
  5. 「いま、ここ」を真剣に生きる

『嫌われる勇気』は2013年に出版されてから今もなお売れ続けている大ベストセラーになりました。

 

本のテーマはここでお話しした通り大部分が人間関係のことですが…。

本が売れるということはそれだけ人間関係に悩む方が多いことを意味しているのでしょう。

 

本書でも書かれていましたが…。

『時代がアドラーの考えに追いついていない』というのはあながち間違いではないのかもしれません。

 

なので個人的には、これからの時代でこそ必要とされるのがアドラー心理学なのではとも思っています。

 

とはいえ、アドラーの考えは現実に実践するのはとても難しいのが現実です。

 

しかし、アドラーからいわせれば『実践できない』というのはただの言い訳。

今を生きていないことの表れなのかもしれませんね。笑

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