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【自信をつける方法】科学的に効果的な3つの方法
トモヤ
<1>自信があったときの経験を思い出す
行動科学者のJ・ラマースらは「過去に自分が自信に満ちた経験を紙に書き出すことで、周囲から自信があると評価されやすくなる」ことを明らかにしています。
自分が自信に満ちた体験を思い出すことでメンタルに変化があるのは間違いないようです。
この方法は自信をつけるのに効果的ですが一時的な話になってしまいますので「ここぞ!」のときに試してみることをオススメします。
<2>自信があるように振る舞う
「認知的不協和の解消」といって、人間には「自信があるかのように振る舞うことで本当に自信があると錯覚してしまう」性質があります。
「認知的不協和の解消」は「行動や信念につじつまを合わせようとする人間の心理特性」のことで、レオン・フェスティンガーというアメリカの心理学者が提唱した理論です。
つまり成功体験や周囲からの評価があって自信がつくということと、何の根拠もなく自信満々であるということは同じであるということになります。
認知的不協和の解消理論によれば下の二つは全く同じ意味ということになります。
- 高い自己評価⇒自信
- 自信⇒高い自己評価
まさに自信と過信は紙一重といえます。
「自信が持てなくて悩んでいる」
「もっと自分に自信を付けたい」
自信がなくて悩んでいる方は「自信があるかのように振る舞うことで自分の脳を錯覚させ、自信をつけることができる」ということです。
一種の自己暗示に近いかもしれません。
ただ、心理カウンセリングの手法として実際に使われることもあるので、心に留めておくと良いかもしれません。
手のひらに「人」という字を書いて飲み込む、という行為も「認知的不協和の解消」による自己暗示なんですね。
<3>自信に満ちたポーズをとる
人は姿勢を正すと「テストステロン」という男性ホルモンが活発になり、やる気や自信が向上します。
心理学では「パワーポーズ」といいますが、ハーバード大学ビジネススクールの准教授であるエイミー・カディ博士が明らかにした理論です。
博士によると「パワーポーズ」で最も効果があるのは「頭の上に両腕を伸ばして立つ」、「机の上に足を乗せて、椅子に寄り掛かって座る」の2パターンであるとしています。
「パワーポーズ」に関してはやる気に関する記事でも述べましたが、自信をつけたいときにも効果的な方法です。
やったことがない方は試しにやってみることをオススメします。
【自信をつける方法】そもそも自信が必要なのかを疑うことも大切
心理学の研究では「自信があるように見せようとすればするほど、周囲に対して不誠実な印象を与えてしまう」ことが明らかになっています。
「見かけ倒しの自信」はときとして周囲から威張っているように映るということです。
もし、大事なプレゼンや面接などで緊張しないために自信をつけたいと考えている方は、必ずしも自信の向上が周囲からの評価に比例するわけではないということになります。
自信をつけることは良いことばかりではないんですね。
そのため、自信をつける方法を実践するときは「そもそも自信をつける必要があるのか?」を自問自答することが大切ということです。
自信をつける方法まとめ
「自信をつけるためにはどうすればいいのか?」という方法論は数多くあります。
本屋に出向いても、成功者のノウハウが書かれた自己啓発関連の本が溢れていますよね。
僕が読む限りでは、そういった本には「自信というのは成功体験からの自己評価の高まりによって育まれるものである」という旨が書かれていることが多い印象です。
「自信をつけたければ小さな成功を積み重ねろ」ということです。
しかし、心理学や行動科学では「自信がある方と自信がない方が分泌しているホルモンバランスはさして違いがない」との研究結果もあるように自信はあってないようなものなのかもしれません。
今回は科学的に実証されている自信のつけ方をご紹介させて頂きましたが、自信がないことにお悩みの方はあまり気にしないことが一番かと思います。
個人的な意見ですが、あまり普段から自信満々でいられても周囲は息苦しいだけですからね。
つまり自信がないとお悩みの方はあまり深刻にならずに、今回ご紹介したことを実践して頂ければと思っています。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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