【『アキレスと亀』の屁理屈】どこがおかしいかわからない?わかりやすくそのパラドックスの意味を解明する

寝ている亀

思考実験:『アキレスの亀』についてまとめました。

なお、このページでは”誰にでもわかる”ことを目的としているため、数学的解釈は省略しています。あらかじめご承知おき下さいませ。

このページでわかること
  1. アキレスと亀の前提と問題文
  2. その隠されたカラクリ
  3. 参考文献

アキレスと亀の屁理屈|どこがおかしいかわからない方に、わかりやすくそのパラドックスの意味を解明してみる

それでは前提内容と問題文です。

『ゼノンのパラドックス』の一つ

まず『アキレスと亀』は、かつて哲学者ゼノンが提示したことから、『ゼノンのパラドックス』の一つとされています。

後に哲学者:アリストテレスが自著:『自然学』の中で数多くの思考実験を紹介しましたが、それらの多くは元々、ゼノンから着想を得ていたといいます。

では、そんなアキレスと亀の問題は次の通りです。

「アキレスという名前の足の速い男がいた

ここに、“アキレス”という名前の、足の速い男がいます。

とある日、そのアキレスは一匹の亀と競走することになった

あるとき、そんなアキレスは、一匹の亀と競走をすることになりました。

当然ながらアキレスの方が亀より速い

とはいえ、言うまでもなく、アキレスの方が亀より足が速いことは明らかです。

そのため、このまま勝負をすれば、アキレスが勝つことは目に見えていました。

そこで亀にはハンデ(スタート地点をアキレスより前方にする)が与えられた

そこで亀にはスタート地点をアキレスよりも前にするハンデが与えられました。

ハンデの影響は小さかった

といっても、亀に与えられたハンデはとても小さいものです。

結果に影響を与えるレベルのハンデではありませんでした。

しかし、アキレスは亀に惨敗した…」

しかし、アキレスは亀に惨敗することとなります…。

ーーーーー

以上がアキレスと亀のシナリオです。

アキレスと亀のカラクリ「なぜ、アキレスは負けたのか?」

普通に考えれば、亀よりも足が速いアキレスが勝つだろうと思えそうなものです。

では、「なぜ、アキレスは亀に負けてしまったのでしょうか?」

うさぎとかめ

“アキレスが亀に追いつくまで”を描写しただけのこと

結論からいうと、この思考実験は、“アキレスが亀に追いつくまで”を描写したに過ぎないからです。

たとえば、アキレスのスタート地点をA、亀のスタート地点をBとします。

亀にはスタート地点をアキレスよりも前にするハンデが与えられていたため、当然地点Bは地点Aよりも前方です。

とはいえ、足が速いのはアキレスなので、遅かれ早かれアキレスは亀に追いつきます。

仮にアキレスが亀に追いつく地点をGとします。

ガイド

しかし、もしこのアキレスと亀の競争を地点Gよりも前(たとえばDやEなどの地点)の段階で切り取ったとしたら?

アキレスはまだ・・亀には追いついていません。

そのため、アキレスが亀に負けているように見えるだけのことです。

つまりアキレスと亀の思考実験は、アキレスが亀にまだ・・追いついていない地点を拡大解釈したに過ぎないということです。

【アキレスと亀の屁理屈】どこがおかしいかわからない方に、わかりやすくそのパラドックスの意味を解明してみる…のまとめ

個人的に、『アキレスと亀』は屁理屈な思考実験だと感じます。苦笑

おそらく意味不明に感じる人もいるでしょうし(自分がそうでした)、つまらないと思う人もいるかもしれません。

また便宜上、このページでは省略していますが、数学的解釈から考察すると、さらに屁理屈感が増します。笑

とはいえ、これも思考実験の一つです。

参考文献

このページをつくるにあたり、大いに参考にさせていただきました。

ありがとうございました。

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