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工業高校の学科のおすすめで一番は情報系学科
トモヤ
工業高校の情報技術科とは?就職先や取得できる資格を卒業生が解説
情報系の学科はパソコンを使った「プログラミング」を学ぶ授業が中心ですが、「プログラミング」ができれば就職に困ることはありません。
ナマケモノ君
【プログラミング】
コンピュータに指示を与えることで自動で動かす仕組みを作る技術のこと。
無人で運転する自動車や人間の言葉を話せる人型のロボットなどはすべてプログラミングされて動いています。
身近なところでいえば、みなさんが普段使っているスマホもプログラミングの技術が存分に詰まっているんです。
これは僕の予想ですが、今後はさらにプログラミングが必要なモノが溢れてくるはず。
情報系の学科はプログラミングで必要なコンピュータ言語を中心とした授業を学べるので、手に職を付けたい方には特におすすめできる学科なんです。
僕がエンジニアとして働いていたときもプログラミングが出来る方は職場の司令塔でした。会社で重宝される流れは今後さらに高まっていくことは断言できます。
【工業高校のプログラミング事情】プログラマーの卒業生の僕の経験談
パンぞう
トモヤ
工業高校の学科はおすすめだけで選ばない方がいい【人には向き不向きがあるから】
僕は就職の面から情報系の学科を強くおすすめします。
しかし、僕自身は情報系の内容が大の苦手です。プログラミング自体が好きではないんです。
僕は工業高校の機械科出身でしたが、情報系の授業も週に1コマだけありました。内容は基礎の基礎です。
工業高校の機械科とは?卒業生がどこよりもわかりやすく解説してみた
しかし、プログラミングはひたすらパソコンに向かってカタカタしているだけなので、モノに実際に触るわけではありません。
当時の僕はどちらかというと直接モノに触れて組み立てたりすることに楽しさを感じていましたから、退屈で仕方がなかったんです。
今思うと甘えだったのかもしれませんが、普段パソコンを使って動画の編集をしたり簡単なアプリを作っている生徒はとても楽しそうに授業を受けていたのを覚えています。
当然、楽しく授業を受けていた生徒は飲み込みが早く成績も優秀でした。
人には向き不向きがあります。
向いていないことに取り組むと、大きな成果は望めないかもしれませんよね。
パソコンに普段興味がない方が情報系の学科に行っても辛いだけです。
ですから本人に少しでも合っている学科を選ぶことを、個人的には強くすすめます。
工業高校の学科のおすすめポイントを一つ一つご紹介
工業高校は学科によって授業内容がまったく違いますが、「この学科は止めとけ!」というのは存在しません。
それぞれの学科におすすめできる面があるからです。
ナマケモノ君
トモヤ
ここでは工業高校の代表的な学科を6つに分け、おすすめできるポイントをまとめさせて頂きました。
①機械系の学科
機械系の学科は実際に「モノ」に触りながらものづくりをする学科です。僕も機械系の学科出身です。
機械科は製品が出来上がるのを目で見て触れる学科なので、製品ができる達成感があります。
プラモデルやレゴブロック、または機械イジりが好きな方にはたまらない学科ともいえます。
卒業後は製品の組み立ての仕事や機械設計の仕事に就くことができます。
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②電気系の学科
電気系の学科は配線や電気設備を扱う学科です。
電気系の学科は機械系と同様にモノに触れることもありますが、「ラダー図」といって電気が正しく通電するための配線図のようなものを設計することもあります。
扱う内容が幅広いため勉強が大変かもしれませんが、やりがいはありそうです。
卒業後は電気設備の設計や電気工事士の仕事に就くことができます。
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【工業高校の電気科のメリットとは?】就職先などを工業高校出身でエンジニアの自分が振り返る
③情報系の学科
情報系の学科はパソコンを使ってプログラミングなどをする学科です。
【工業高校のプログラミング事情】プログラマーの卒業生の僕の経験談
情報系の学科は機械科、電気科と違ってほとんどモノに触れることはありません。
先ほども話しましたが、プログラミングができるようになれば就職に困ることはありません。
卒業後は分野を問わず幅広く働くことができます。
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工業高校の情報技術科とは?就職先や取得できる資格を卒業生が解説
④土木・建築系の学科
土木・建築系の学科は設計や施行(工事)についてを学ぶ学科です。
僕の印象ですが、土木・建築系の学科は機械科ととても似た学科だと思っています。唯一違うのは扱うモノが機械なのか土木なのか建築なのかという点です。
また、女性に人気の学科でもあります。
卒業後は住宅建築から鉄道関係まで幅広い就職先があります。
⑤デザイン系の学科
デザイン系の学科はインテリアや絵画や造形などを学ぶ学科です。
デザイン系の学科は幅広いので一言で説明するのは難しいですが、センスが問われる学科です。
就職後はイラストレーターやデザイナーの仕事がありますが、正直高卒で働ける方は少ないです。デザインの仕事をするために短大や大学に通う方は少なくありません。
⑥化学・材料系の学科
化学・材料系の学科は実験や測定を繰り返す授業がメインになります。
工業高校によっては化学・材料系の学科はない場合も多いですが、実験が好きな方にはおすすめできます。
就職後はインフラ(生活に不可欠な水や電気などを扱う設備)企業で働くことが多いです。
工業高校の学科でおすすめのまとめ
いかがだったでしょう?
元エンジニアの立場から就職に最も困らない学科は情報系の学科ですが、一番は入学する生徒に合った学科選びをすることです。
得意なことであれば当然伸びるのも早い。
しかし、自分自身では何が得意なのか決められない方もいるかと思います。そんなときは両親や友人に自分の特徴などを聞いてみることがおすすめです。
意外と知らない自分を発見できるかもしれませんからね。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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