保護者
【公文式のまとめページ】今まで伝えてきたすべて
トモヤ
結論からいうと学研と公文の英語には違いがあります。
ざっとまとめると以下の通りです。
- リスニングへの力の入れ具合
- 勉強できる単語の量
- 長文読解問題の有無
ぶっちゃけ上記以外に学研と公文の英語に違いはありません。異論は認めますが。
そこで今回は公文と進学塾の元講師の僕が学研と公文の英語の違いについてお話ししていきます<(_ _)>
- 学研と公文の英語の具体的な違い
- 逆に共通していることについて
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学研と公文の英語の違いは3つだけ
冒頭でお伝えした通り学研と公文の英語には以下のような違いがあります。
- リスニングへの力の入れ具合
- 勉強できる単語の量
- 長文読解問題の有無
ちなみに繰り返しますが僕は公文と進学塾の元講師なので学研では講師経験ゼロです。
しかし、塾業界にいたことから学研の教材についてはよく理解しています<(_ _)>
<1>リスニングへの力の入れ具合
リスニング学習への力の入れ具合は学研と英語では大きく違います。
まず公文ではリスニング学習にはとても力を入れています。
学習前のリスニングと講師に向かっての音読は公文では常識です。
E-Pencil(イーペンシル)を使って生徒がいつでも英語を聞けるようにしているのが何よりの証拠ですね。
【E-Pencil(イーペンシル)とは…】
公文の教材プリントにかざすと自動で英語の音声が流れる機器(上の写真の水色のペン)のこと。
公文で英語を習ったら必ず利用する。
英語は語学である以上耳から学習することには大きな意味があります。
特にお子さんが小さいうちはリスニング学習はとても効果的だと思いますよ。
一方で学研の英語は公文ほどリスニングには力を入れていません。
一応CDが配られますが教室でリスニングをする機会はあまりないようですので。
どちらかというと学研英語は算数や国語と同じように机に向かって黙々と勉強する感じといえます。
<2>勉強できる単語の量
学研と公文では勉強できる英単語の量にも大きな違いがあります。
まず公文では合計で約10,000語の英単語を習います。
大学入試レベルで約5,000~6,000語ほどなのでかなりの数といえますね。
学研ではどの程度の数の英単語を習うかは公表されていません。
しかし、僕の経験では公文ほど多くの英単語を習う塾は他にはほとんどありません。
なので勉強できる英単語の量は公文>学研であることは間違いないかと。
もちろんたくさんの英単語を習えることが必ずしも良いこととはいいきれません。
とはいえ、知っている単語が増えれば英語力が高くなることは保証できます。
<3>長文読解問題の有無
長文読解問題の有無も学研と公文には違いがあります。
というのも、公文では長文読解問題はほとんど勉強できません。

ご存じかもですが公文は繰り返し学習によって生徒の自主性を伸ばすための塾です。
問題を解くのに時間がかかる長文問題は公文の理念に合わないんですね。
なので公文の英語で勉強できる読解問題は小文~中文のみ。
ある程度の学年になると勉強内容は物足りなくなると思いますよ。

一方で学研では英語の長文問題も積極的に勉強します。
公文と違って時間をかけて理解を深めるのが学研式なので長文読解力は学研の方がつくと思いますよ。
学研と公文の英語で共通している2つのこと
保護者
トモヤ
〔1〕身に付くのは学校教育の英語
学研と公文の英語はどちらも学校教育に沿った内容を学びます。
アルファベットの読み書きから始まってbe動詞や一般動詞、疑問視疑問文を勉強するような流れです。
もちろんリスニングや音読もあります。
しかし、リスニングや音読も学校教育で求められているレベルなので注意が必要です。
〔2〕英語を話せるようにはならない
なので学研や公文で英語を勉強しても英語はペラペラになりません。
先ほどお話ししたように両者は学校教育の英語を勉強する場所だからです。
そのため、英語を話せるようにしたいなら英会話教室に行くべきです。
学研と公文はあくまで学校で求められる英語を勉強する場所なので勘違いしないことが大切です。
学研と公文の英語のまとめ
- リスニングへの力の入れ具合
- 勉強できる単語の量
- 長文読解問題の有無
いかがだったでしょう。
学研と公文の英語には違いがあります。
とはいえ、大切なことはお子さんがどちらに合っているのかを見極めることです。
今回お話しした内容が両者の違いを精査するための材料となれば嬉しく思います。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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