パンぞう
トモヤ
- 各試験区分ごとのボーダーラインを予想
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特別区のボーダーラインを予想【ポイントは5割】
特別区のボーダーラインを事務とそれ以外の試験区分にわけてお伝えしていきます。
事務は5割で合格圏内
まず特別区で一番人気の事務のボーダーについて。
結論からいうと、僕の予想は以下の通りです。
試験区分 | 教養試験のボーダー | 専門試験のボーダー |
---|---|---|
事務 | 20/40 | 20/40 |
※表は左右にスライドできます
上記の通りですが、事務に関しては教養試験と専門試験でともに5割を取れれば合格できる、というのが僕の意見です。
ナマケモノ君
トモヤ
教養試験と専門試験が各々5割あれば事務に合格できる理由は、実際に合格した方がいるからに他なりません。
その方は僕の知人になりますが、その知人は教養試験が15点、専門試験が18点で合格しました。
ちなみにそのときの事務の倍率は5倍ちょっとだったと思います。
他にも似たような話は聞いたことがあるので、人気の事務といえども特別区の学力試験のボーダーは低めです。
政令指定都市の地方上級の事務は5割じゃ落ちると思いますので…。
ですが、どちらにせよ特別区は論文が書けないと合格は難しいです。
というのも、当サイトでも度々お伝えしていますが、特別区は論文試験の配点比重が恐ろしいほど高いと思われるからです。
【特別区の配点比率を予想】採用試験を経験した自分が徹底分析してみた
そのため、特別区はボーダーこそ低いですが、学力試験だけでなく論文試験との勉強の兼ね合いが合格のカギになります。
【特別区の論文解答例】合格経験者が当時を振り返りつつ書いてみた【B評価】
少なくとも僕は、学力試験がダメで合格した受験生は見たことがありますが、論文試験がダメで合格した受験性は見たことがありませんので。
事務以外は5割で99.9%合格
次は事務以外のボーダーについて。
ちなみに僕は特別区の機械職に合格した経験があるため、ここでの内容は僕の経験談が元になります。
結論からいうと、事務以外の試験区分のボーダー予想は以下の通りです。
試験区分 | 教養試験のボーダー | 専門試験のボーダー |
---|---|---|
事務以外 | 15/40 | 4割 |
※表は左右にスライドできます
※保健師だけ専門試験の出題数に違いはありますが、それでも倍率でいえば4割で合格可能
これは経験的な話になりますが、事務以外は教養試験と専門試験でそれぞれ4~5割取れれば落ちることはまずないと思います。
教養試験は13~15点でも十分合格圏内かと。…もちろん保証はできませんが。
ですが、もし教養試験と専門試験で5割近く取れたのに落ちたとしたら…。
おそらく原因は論文です。
なのでこれは事務と同様ですが、特別区に合格するなら論文対策は欠かせません。
【特別区の論文解答例】合格経験者が当時を振り返りつつ書いてみた【B評価】
ちなみにですが、事務以外では専門試験は記述解答が大半を占めます。
記述解答では途中式などで部分点がもらえるはずなので、わからない問題でも何かを書いて部分点を取りにいくこともできます。
そのため、専門試験に限っては点が稼ぎやすいことが技術職採用のメリットかなと。
少なくとも僕はそうやって泥臭く部分点を取りにいって合格できましたので。笑
特別区のボーダーラインを予想【対策は論文を重視するべき理由】
繰り返しお伝えしましたが、特別区の1次試験のボーダーは低めです。
実際に学力試験が4~5割でも合格することは珍しくないので、勉強が苦手な方でもチャンスはあるかと。
ですが、これも繰り返す通り、より確実に特別区の1次試験を通過するなら、論文対策は必須です。
ここからはその以下の理由を2つお伝えさせて頂きます。
- 試験官は論文を読み込んでいるから
- 論文だけが悪いと落ちることがある
順にお伝えしていきます(`・ω・´)ゞ
結果発表までに約1ヶ月半【試験官が論文を読み込んでいる証拠】
気付いている方もいるかもですが、特別区は1次試験の合格発表までに約1ヶ月半ほどかかります。
これは異常な遅さです。
おそらく採点する特別区人事委員会の方々が受験生一人一人の論文を読み込んでいる証拠なのではないでしょうか。
というのも、教養試験はマークシートなので機器を使えばすぐに採点が終わり、専門試験も決まった答えが用意されているはずですので。
ちなみに僕は併願で名古屋市も受験しましたが、そこでは合格発表までは10日ほどのみでした。
受験者数に違いはあれど、明らかに合格発表までには違いがあります。
とはいえ、繰り返す通り、特別区の1次試験の合格発表までに時間がかかる理由は、論文の採点に時間をかけている証拠だと僕は思っています。
なので論文はとても重要というわけです。
【特別区の論文の配点】受験経験者が評価項目と配点比率を解説してみた
論文の出来が悪いと落ちる【教養と専門の対策はほどほどに】
事務を受験した僕の知人には教養試験と専門試験はできていたのに、論文がうまく書けなかったから落ちている方がいました。
そのときは教養で7、8割程度取れていたはずです。
なので特別区は論文試験の比重が高いのは間違いないかと。
【特別区の配点比率を予想】採用試験を経験した自分が徹底分析してみた
もちろん他の公務員試験では、論文試験よりも教養試験や専門試験の得点を重視しているところは多いです。
さきほどもお伝えしましたが、僕が併願で受験した名古屋市も学力重視でした。
しかし、繰り返すように特別区は論文試験の比率が高めです。
最初のうちは教養試験と専門試験に比重を置いて対策するのは賛成ですが、ある程度の段階まできたら、徐々に論文>専門>教養の比率で試験対策した方が絶対に良いと思います。
特別区のボーダーラインを予想するのはほどほどに【受験生だったときにやってしまった2つの後悔】
最後は僕が受験生だったときにしてしまった以下の後悔についてお伝えしていきます。
- ボーダーを気にするのは時間の無駄だった
- 面接対策にもっと時間をかければ良かった
これから特別区を受験される方は参考にして下さいませ。
それでは順にお伝えしていきます。
<1>ボーダーを気にする時間がもったいなかった
とある受験生
受験生だった僕
僕は受験生だったとき、合格に対する不安な気持ちをボーダーを見ることで落ち着けていました。
もちろん良い方向に勝手に解釈して、一種の精神安定剤とする感じでした。笑
ですが、今振り返ると無駄な時間でした。
というのも、これは経験的な話ですが、合格する方は他の受験生が悩んでいる間にも手を動かしているためです。
僕は合格したから良かったですが、あのときボーダーを気にしていた時間に勉強をしていれば、もっとラクに合格できた気もします。
なのでボーダーや倍率を気にするのはほどほどが良いかと。
もちろんボーダーが気になる気持ちは痛いほどわかります。
しかし、合格に少しでも近づくなら、心を鬼にして毎日やるべきことに少しでも取り組むことが大切です。
<2>面接対策にもっと時間をかけるべきだった【一次試験合格から面接日は最短で10日】
特別区は一次試験合格から面接までの日程が恐ろしいほどハードです。
面接の順番によっては一次試験合格から面接までは10日ほどしかないからです。
というのも、特別区は受験生が多いので、面接日はいくつかのグループにわけられます。
はじめのグループに入ってしまったら、一次試験の合格から面接はすぐ。
とはいえ、僕は運よく?第一グループの一番手の面接でした…。笑
なので一次試験の合格から面接までは2週間もなかったです。10日ほどだったでしょうか。
しかも特別区では、面接前に『面接カード』というものを作らなければならなかったので、時間がなくてとにかく大変でした…。
【特別区の面接カードの内容】文字数や注意点を受験経験者が徹底解説
『学科試験対策のときにもっと面接対策もしておけば良かった…』と何度思ったことか…。
なので面接対策は早いに越したことはありません。
一方で『合格しているのかわからないのに面接の準備をする気がしない…』という意見があるのは理解できます。
僕が実際にそうでした。
しかし、面接官からすればそういった受験生の心情は一切関係ナシ。
『面接の準備に時間が取れなかった…』は完全に甘えだと思います(人のことは言えませんが)。
とはいえ、特別区の面接の配点は筆記試験の比ではないです。
【特別区の配点比率を予想】採用試験を経験した自分が徹底分析してみた
筆記の良し悪しが面接で帳消しになる可能性もあるので、合格を勝ち取るためにも、少しでも面接の対策には時間を使うようにしましょう。
特別区のボーダーラインを予想まとめ
- 事務は5割で合格圏内
- 事務以外は5割で99.9%合格
- 論文対策は必須
ボーダーに絶対はないですが、特別区の合格難易度はさほど高くはないと思います。
是非、当サイトの内容を受験対策へのやる気を高めるエネルギーにして下さいませ。
進路が決まるまでは大変だとは思いますが、この場を通じて心から応援しています。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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