パンぞう
ナマケモノ君
トモヤ
数年前ですが、僕は大学生時代に特別区と名古屋市地方上級の機械職の2つを受験。
名古屋市は最終面接で落ちたものの特別区は内定を頂きました。
結局は公務員ではなく民間企業に就職したので実体験での話ではありません。
しかし、当時は技術公務員として働くことを本気で考えた身です。
徹底的に仕事内容や年収事情について調べました。
今回はそんな僕の知りうる限りのことをすべてお話しさせて頂きますね。
- 技術公務員の仕事内容
- 気になる年収事情
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技術公務員の仕事は公共施設の維持管理&運営【やることは2つ】
技術公務員の仕事は住民が利用する公共施設の維持管理と運営が主な仕事です。
公共施設と聞くとピンとこない方がいるかもしれませんが、学校や図書館、コミュニティセンターなどが公共施設にあたります。
税金を使って運営されている施設のことです。
とはいえ、公共施設の維持管理と運営が仕事といわれてもイメージが湧かないかもしれないので、技術公務員がやる仕事を具体的にご紹介していきます。
- 民間企業との協力
- 住民から意見をヒアリング
技術公務員がやる仕事は大きくわけて2つあります。
①民間企業との協力【技術公務員はあくまで管理が仕事】
技術公務員の仕事の一つは民間企業と協力することです。
民間企業に仕事の内容について指示を出したり、仕事が計画通りに進んでいるのかを管理するのが技術公務員の役割です。
チームスポーツで例えるなら技術公務員は監督で民間企業はプレイヤーといえます。
先ほど技術公務員は公共施設の維持管理や運営が主な仕事といいましたが、あまり現場の前線で作業することは少ないです。
僕が受験した機械職であれば基本的には設計や施行は民間企業の役割になります。
しかし、技術公務員が技術者としてのスキルが必要ないわけではありません。
民間企業の方々から信頼されるためにも、スキルを上げる努力は必須になります。
②住民から意見をヒアリング【住民あっての公共施設】
技術公務員のもう一つの仕事は住民から意見をヒアリングすることです。
ときには住民の意見を反映した仕事をすることが求められます。
公共施設を運営するうえで住民の意見は欠かせません。
極論をいえば、住民が求めていない場所に学校を建てても邪魔にしかなりませんよね。
もちろんすべての住民の意見を反映することはできませんが、だからといって住民の意見をないがしろにするわけにはいかないわけです。
公共施設は何のために存在しているのかといえば、当然住民のために存在しているわけですから、住民の声に耳を傾けるのは当然といえば当然ですね。
ただ、住民の意見をヒアリングするのは住民に近い存在である地方公務員(特別区含む)に特に求められる役割です。
国家公務員だとこの点がやや希薄になるかもしれません。
技術公務員の年収事情
公務員の給与はその自治体にある民間企業の給料の平均から決まります。技術公務員も同じです。
そのため、都市部では年収が高く地方では低めの年収になります。
一般的には新卒で民間企業に入社すると月平均で20万前後になりますが、技術公務員も同じ程度だと思って大丈夫です。
また、技術公務員として働いている僕の知人は皆年功序列であることを口にします。
給与は年齢を重ねることでしか上がらないのは事実のようです。
年功序列をどう捉えるのかは人それぞれですが、ある程度決まった額が決まった日に支払われるので、安定感を求めている方にとってはメリットになるはずです。
一部では公務員の給与事情はこれから先厳しくなっていくとの声もありますが、僕が知る限りではそういった話は10年以上前からいわれていることです。
それでもほとんどの公務員の仕事があり続けているのが事実なので、これからも大きく変わることはないと個人的には思います。
公務員=安泰というのはまだまだ続くということです。
実際僕は新卒で会社員として働いていましたが、会社の業績が悪いとボーナスが支払われなかったり、給料が下がったりした経験がありました。
少なくとも公務員はそういった心配とは無縁かと思います。
とはいえ、技術公務員の役割は一言でいって住民に安全・安心を提供する仕事です。
お金も大切ですが、技術公務員を目指すのであれば第一に住民に働くことを優先したいですね。
技術公務員とは?仕事内容や年収まとめ
- 民間企業との協力
- 住民から意見をヒアリング
- 年収は所属する自治体にある民間企業の給料の平均
- 評価は年功序列
いかがだったでしょう。
技術公務員はどの自治体も採用人数が少ないことが特徴です。
しかし、事務職よりは志願者が少ないので倍率は低いです。狙い目の職業ですね。
気になる方は是非試験を受けてみてはいかがでしょうか。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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