指定校推薦を使った学生
一般入試を使った学生
指定校推薦をずるいと思うかは人それぞれ。
一般入試で大学進学した方は指定校推薦をずるいと思うかもです。
ですが、逆に指定校推薦で大学に入った方は自分のことをずるいとは思わないはず。
実際に僕も大学には一般入試で入りましたが、正直に言うと、『指定校ってラクそうだしずるいな…』と思ったこともあります。
とはいえ、今はそれほどずるいとは思いません。
そこで今回は、僕が指定校推薦に対して考えが変わった理由についてお伝えしていきます。
指定校推薦を利用する方もそうでない方も自分の考えと照らし合わせてご覧下さいませ。
指定校推薦への見方が変わるはずです<(_ _)>
- 指定校推薦がずるいと言い切れない4つの理由【現在の僕の考え】
- 指定校推薦がずるいと思われる3つの理由【以前の僕の考え】
トモヤ
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指定校推薦がずるいとは言い切れない4つの理由
まずは指定校推薦がずるいとはいえない理由についてです。
現在の僕の意見でもありますが、結論は以下の通りとなります。
- 利用して何が悪いのかという話
- 本来は学校と生徒がWin-Winになることが目的
- 入学後が大変になることも【留年した知人もいた】
- 誰でも利用できるわけではない
異論があるかもですが、すべて事実です。
上記の4つにすべて目を通して頂ければ指定校推薦=ずるいとは思わなくなるはず。
それでは順にお伝えしていきます。
<1>利用して何が悪いのかという話
まずですが、指定校推薦を使って何が悪いのかという話です。
というのも、そもそも指定校推薦は合法的な制度です。
『興味があるならどうぞ使って下さい』と存在しているのが指定校推薦なので、使ってずるいという意見はおかしいと思います。
【指定校推薦は逃げじゃないと思う】一般入試で大学進学した僕の意見
なので使える制度を使ってずるいというのは完全に的外れかと。
制度は使うためにあります。
最短で大学に行く方法があるならそれを利用するのはむしろ普通ですし。
もちろん裏口入学してずるいならわかります。
ですが、使える制度をうまく使うのはむしろ賢い選択のはずなので称賛されて良いはず。
まぁ冒頭でお伝えした通り、以前の僕も『推薦ってラクそうだしずるいな…』と思っていました。
しかし、使える制度を使って要領良く生きるのは悪いことではありません。
少し話はズレますが、僕が以前働いていた職場にも『仕事はできないけど会社内で評価が高い』みたいな方がいましたが、そういった方は決まって要領が良かったりします。
なので今では指定校推薦を使う方のことはずるいと思うのではなく、要領が良い賢い選択だなと思うわけです。
スイマセン…少し話が脱線しました<(_ _)>
<2>本来は大学と生徒がWin-Winになることが目的
さらにずるいとはいえない2つ目の理由ですが、指定校推薦は本来大学と生徒がWin-Winになれる制度です。
以下をご覧下さいませ。
大学関係者
大学関係者
指定校推薦を考える学生
見ての通りですが、大学側は指定校推薦の枠を用意することで効率良く生徒を確保できて倍率も保つことができます。
ぶっちゃけ儲かるし倍率も維持できるしで一石二鳥なわけです。
言うまでもなく生徒側も指定校推薦を利用すれば、受験勉強で消耗することなく大学に入れます。
どう考えてもWin-Winの制度です。
以前の僕もそうでしたが、指定校推薦がずるいと話す方は本質が見えていません。
くわしい内容は以下でお伝えしたので省略しますが、そもそも指定校推薦で入学する生徒だって大変な思いをする可能性はあるわけですし。
【指定校推薦が嫌われる理由】大卒の僕が話すリアル【解決策アリ】
少なくとも一方的に指定校推薦のことを悪くいうのは違う気がします。
<3>入学後が大変になることも【留年した知人もいた】
とはいえ、指定校推薦で大学に入ると後々大変になることもあり得ます。
指定校推薦は学力試験が免除されるので、学力が十分でないまま大学に入ることになるからです。
【指定校推薦のデメリットとメリット】理系大卒の僕の話【実話のみ】
特に僕がいたような理系の学部学科は大変になるかもです。
大学によっては理系は授業レベルが高く、提出が義務付けられるレポートや授業進度もハンパではありません。
もちろん大学によりけりですが、とはいえ、もし単位を取るのがやっとの生活になった場合は指定校推薦がずるいなんて考えは吹っ飛びます。
よく指定校推薦と一般入試は『大学に入った後に苦労するのか入る前に苦労するかの違い』といわれますが、あながち間違いではないということです。
最悪勉強についていけずに留年することもあり得ます。
僕が通っていた大学でも推薦で入学した方で留年した後中退した知人がいましたので。
しかもなんとか単位が取れてもついていくのがやっとだと、結果として就職活動に支障が出ることもあります。
【指定校推薦で就職は不利にならない】大卒の僕が断言【影響はゼロ】
そのため、指定校推薦がずるいというのは必ずしも言い切れません。
<4>誰でも利用できるわけではない
最後ですが、そもそも指定校推薦は成績が評価されてはじめて利用できる制度。
誰でも利用できるわけではありません。
つまりずるいとするには言いすぎということです。
【指定校推薦が嫌われる理由】大卒の僕が話すリアル【解決策アリ】
もちろん受験勉強をするよりもラクなことは否定しません。
しかし、成績を上げることも完全にラクとは言い切れませんので。
指定校推薦がずるいとされる3つの理由
お次は指定校推薦がずるいと言われる理由について。
学生だった過去の僕の意見でもあります。以下の通りです。
- 受験勉強をする必要がない
- 受ければほぼ100%合格できる
- 努力しないとダメな風潮
それでは、ここでも上記について順にお伝えしていきます。
〔1〕受験勉強をする必要がない
これはいうまでもないですが、指定校推薦は受験勉強を早々と切り上げられます。
理由は簡単で、学力試験が免除される試験だからです。
なので一生懸命勉強して大学を決めた生徒が推薦で入った生徒を良く思わないのは理解できます。
ずるいという感情が湧くのも当然かと。
【指定校推薦が嫌われる理由】大卒の僕が話すリアル【解決策アリ】
それに指定校推薦で大学に入った方の中にはまったくその大学の学力レベルに達していない方もいますので。
〔2〕受ければほぼ100%合格できる
しかも指定校推薦は受ければほぼ100%合格します。
その証拠に僕は指定校推薦で落ちた生徒を見たことがありません。
僕が通っていた高校の教師も『教員生活を十何年やってきて指定校で落ちた生徒は見たことがない』と話していました。
【工業高校の指定校推薦】後悔しないために絶対に知っておきたいコト
なので受ければほぼ合格するのは間違いないかと。
ずるいと思われるのも仕方がないかもです。
逆に一般入試組は合格の保証はまったくありませんので。
〔3〕努力しないとダメな風潮
最後は僕の個人的な感想ですが、割と世の中には『努力できる人間はスゴイ!』みたいな風潮があります。
いうなら『一般入試で合格=善』で『推薦で合格=悪』みたいな感じです。
つまり指定校推薦がずるいと思われるのは世の中の流れからして仕方がないのかなと思ったりするわけです。
まぁあくまで繰り返す通り、僕の個人的な経験になりますが。
指定校推薦はずるい?後が大変?まとめ
- 利用して何が悪いのかという話
- 本来は学校と生徒がWin-Winになることが目的
- 入学後が大変になることも【留年した知人もいた】
- 誰でも利用できるわけではない
- 受験勉強をする必要がない
- 受ければほぼ100%合格できる
- 努力しないとダメな風潮
指定校推薦は賛否両論のある制度です。
とはいえ、ずるいという意見も正しいし、ずるくないという意見も正しいと個人的には思います。
もしかしたら答えが出ない問いなのかもしれません。
ですが、僕としては今一度指定校推薦について考えるきっかけにして頂ければ嬉しいです。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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