『20歳の自分に受けさせたい文章講義』要約まとめ【文章術の極意が学べる神本】

自然のなかで開かれた本

20歳の自分に受けさせたい文章講義』に書かれている要点をまとめてほしい!

パンぞう

トモヤ

実際に読んだ僕がお伝えします!

今回はこちら。『20歳の自分に受けさせたい文章講義』についてご紹介していきます。

本書は一言でいって、人を動かす文章術が学べる一冊です。

 

レポートを書く学生や、仕事でメールのやり取りをする社会人、LINEやTwitterなどのSNSを使う方だけでなく、文章を書くすべての方にとって参考になる内容となっています。

 

2012年出版のやや古い本になりますが、今の時代はもちろん、いつの時代にも使える普遍的な内容です。

ちなみにタイトルにある『20歳』でなくても読む価値は十分ですのでご安心を。

続きを見るとわかること

『20歳の自分に受けさせたい文章講義』要約まとめ

ガイダンスを除くと、本書は4章構成になっています。以下の通りです。

本の内容は4章構成
  1. リズム
  2. 構成
  3. 読者
  4. 編集

それでは、ネタバレにならない程度に、本書にどんなことが書かれているのかを順にご紹介させて頂きます。

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<1章目の内容>リズム

まず1章目は『リズム』についてです。

リズムと聞くと、単純に文章が読みやすいかどうかを連想されるかもしれません。

ですが、本書におけるリズムは『論理が破綻しているかどうか』も挙げられています。

 

例えば以下の文章は論理的な例です。

リズムのとれた文章は読みやすい。論理的につながっているからだ。

文章が論理的かどうかをチェックするポイントとして、本書では『接続詞』を使う大切さにも触れています。

さきの例でいくと、接続詞は以下のように入れることが可能です。

リズムのとれた文章は読みやすい。なぜなら、論理的につながっているからだ。

上の文章は接続詞のなぜなら~を違和感なく入れることができました。

つまり『接続詞を入れてつなぐことができたので文章は論理的』というわけです。ちなみに以下の文章は論理的ではありません。

リズムのとれた文章は読みやすい。リンゴは赤い。

ちょっと極端な例ですが、上記の文に当てはまる接続詞は一切ないはず。

リズムのとれた文章を書くには、接続詞でつながる論理的な文章を目指すべきということです。これが1章目の肝になります。

 

もちろん接続詞を書きすぎると読みづらくなります。重複もクドイです。あくまで大切なのは、文が接続詞でつなげられるかのチェックそのものとのこと。

(僕は『仮想接続詞』といっています)

 

そして本書にはこうも書かれています。

伝わる文章を書くために必要なのは正しい文=正文であり、美しさではない。

美しさはどこまでも主観的であるため、目指すべきは美文よりも正文である。

 

とても腑に落ちる内容でした。個人的な話になりますが、僕は文章の中身よりも見栄えばかりを重視してしまいますので…。反省です。

 

その後に書かれているのは、『音読して読点の位置を確かめる大切さ』などです。ちょっとしたテクニックで文章のリズムを整える方法がわかります。

 

そして次は、『批判を恐れずに断定して言い切ることの大切さ』が書かれています。これも大切なことなので例を出させて頂きます。

1.自分の文章は読みやすい。

2.自分の文章は読みやすいと思う。

見ての通りですが、2つ目の断定していない文章は、断定している1つ目の文章よりもモゴモゴして伝えるべきことがボヤけています。リズムが悪い文章です。

 

そのため、本書では、断定した主張もリズムのとれた文章には欠かせない要素と位置付けています。これも個人的にはとても腑に落ちました。

 

というのも、僕は当サイトを運営していて、読者のことを考えてあえて断定を避けていた時期があったためです。

しかし、今思えばそれは読者のためではなかったんですね。これも反省です…。

 

そしてこれも本書に書かれていますが、『いくら強気に断定しても、論理がしっかりしていれば問題はない』とのことです。今思えば、これもその通りですね。

 

1章の最後は、さらにリズムのいい文章を作るためのテクニックが紹介されています。

なかでも『5行をメドに改行』という内容は当サイトでも、スマホから見たときに5行より多く文章が続かないように取り入れています。

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<2章目の内容>構成

続いて2章目は『構成』についてです。

本書では、論理的で読者に伝わる文章構成は以下の3つが必要不可欠であるとしています。

【論理的な文章に必要な3つの要素】

1.主張…文章を通じて伝えたいこと

2.理由…主張を支える理由

3.事実…理由を裏付ける客観的な事実

見ているだけではピンとこないかもなので、ここでも例を出します。以下の通りです。

【論理的な文章の一例】

1.主張…自分の文章は読みやすい。

2.理由…論理的で筋が通っているためだ。

3.事実…読者の方から何度も『読みやすいですね』と言われたことがある。

事実が少し弱いですが、それでも上記の文章は3つの要素を満たしています。

そしてこれも本書に書かれていたことですが、3つの要素はどれか一つでも欠けてしまうと、論理破綻する恐れがあるとのこと。

 

さらに2章目には、『予告』の大切さも書かれており、簡単にいうと、読者に『この文章を読みたい!』と思わせる導入文のことです。

リード文ともいわれます。

 

ちなみに当サイトでよく使っているのは『Q&A型』の予告です。

これは『はじめにシンプルな問いと答えを見せて、くわしいことは続きで』というスタイルになります。2章は以上です。

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<3章目の内容>読者

3章目は『読者』についてが書かれています。

心理学では、『ペルソナ』とも呼ばれます。

いい文章を書くには読者を具体的にイメージすることは欠かせません。

 

ちなみに本書の筆者はタイトルの通り、『20歳の自分に向けて書いた』と明言しています。僕もここで書いている内容は、本書を知らない過去の自分に向けて書いています。

 

さらに本書では、『店の雰囲気や食事のメニューなどがどれだけ良くても、お客さん(読者)が座るイスがガタガタだと、すべてが台無しになる』としています。これもよくわかります。

 

つまり文章を書く前、もしくは書くときは、必ずお客さん(読者)のイスに座り、お客さん(読者)の目線に立たなければいけません。そのためのポイントは2つ挙げられていました。

同じイスに座れる読者は2人だけ

10年前の自分

特定のあの人

名前も知らない誰かと同じ目線に立つのは難しいため、より具体的な読者像という意味で上記2人が挙がるのは納得です。

とはいえ、個人的に①は10年前ではなく、過去の自分ならいつでもOKだとは思いますが。

 

読者像が決まったら、あとはその読者と同じイスに座り、今の自分が知っている情報を伝えるだけです。

 

ちなみに読者像を特定の個人ではなく多数派に向けてしまうと、伝えたいことがボヤけてしまって伝わりません。

本書では、『多数派の罠』と呼んでいます。誰にも刺さらない文章になるわけです。

 

文章を通じて、読者にいかに他人事ではなく、自分事だと感じてもらうことが大切かがわかります。

 

以上1章からここまでの内容を踏まえると、本格的な『文章の型』は以下のようになります。

【理想的な文章の型】

1.主張…文章を通じて伝えたいこと

2.理由…主張を支える理由

3.反論への理解…考えうる反論への意見

4.事実…理由を裏付ける客観的な事実

5.主張の繰り返し…繰り返して強める

『反論への理解』はここではじめて出ましたが、主張があれば反論があるのは当然です。

反論が生まれない主張には価値がないですし、反論を排除することは暴論になるだけです。自分への戒めとしても覚えておきます。

 

とはいえ、つまるところ、『反論への理解』というのは、自分の主張から飛んでくるであろう反論を先回りしてフォローしておくというだけです。難しい話ではありません。

より伝わる文章になる重要な要素です。

 

経験的に、上記の型を作るだけで、論理的で伝わりやすい文章が出来上がります。

 

しかもあらゆることに応用が可能な点も見逃せません。

一般的な文章の執筆だけでなく、仕事で使うメールのやり取りやSNSなどで使う短文、レポートの感想などなど…。

書く【実習レポートの感想の書き方】今すぐ短時間でうまく書く方法【例文アリ】

僕は当サイトの記事を書くときもテンプレと本書の型を使っています。

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<4章目の内容>編集

最後の4章目は『編集』についてです。

編集というと、修正(文章であれば推敲)を思い浮かべるかもしれません。

 

しかし、本書における編集は、『あえてはじめから書かない』ことや、『いらない部分を切っていく』こともふくまれています。

 

文章を作るうえで必要なネタと不必要なネタを取捨選択するコツも書かれていました。

頭のなかを可視化するために文字として書き出すことが有効とのこと。今でいう『マインドマップ』に近い考えです。

 

経験的にも、何か文章を書くときは自分の頭にある考えや主張をひたすらぶちまけることは効果があると思っています。

その方が『血の通った文章になる』気がしますし。

 

また本書では、『伝わる文章=オレンジジュース』と例えています。

たくさんの栄養が入った野菜ジュースよりも、オレンジジュースのような文章の方が伝わる、という内容です。わかりやすいです。

 

あれもこれもと文章を足していくと、本来伝えたいことがボヤけてしまうということです。よくわかります。

そこで本書は、文章を削る心構えに『もったいない精神』を捨てることを挙げています。

 

本書の最後は『いい文章とは?』の問いに著者が独自の考えを述べています。

簡単にいうと、『いい文章=読者を動かすことができる文章』とのこと。これも大いに納得です。

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『20歳の自分に受けさせたい文章講義』要約まとめ【著者はフリーライターの古賀史健さん】

最後に本書『20歳の自分に受けさせたい文章講義』の著者のご紹介にて終わりとします。

著者はフリーライターとしてご活躍を続ける古賀史健(こが ふみたけ)さんです。

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代表作は『嫌われる勇気』や『ゼロ』など

代表作は累計200万部を突破した心理学の名著『嫌われる勇気』。

孤独【嫌われる勇気の内容まとめ】要約を大学で心理学を学んだ僕が解説

そしてホリエモンこと堀江貴文さんの『ゼロ』の構成にも関わっています。

次のステップへ堀江貴文さんが『ゼロ』で伝えたかった0→1へのススメ

どちらも僕の思い入れのある本です。興味がある方は是非手に取ってみて下さいませ。

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『20歳の自分に受けさせたい文章講義』要約まとめ

本書には、『文章を書くことは考えることだ』と書かれています。僕もそれには大いに納得です。

 

僕は決してプロのライターではなく、お世辞にも文章力があるとはいえませんが、少なくとも当サイト内の記事を書くときはいつも頭が割れるくらい考えているからです。笑

なので本書を読んだときは救われました。

 

一方で、『文章を書くなんて誰でもできる』という声も聞いたことがありますが、僕はそうは思いません。

少なくとも、本書で書かれた『いい文章』を書くことは決して簡単なことではないです。

 

もちろん本書を読んでも必ずしも『いい文章』を書けるようにはなりません。

ですが、自分の文章術を磨くきっかけにはなるはずです。それは間違いなく保証します。

最後までご覧頂きありがとうございました。

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