保護者
【公文式のまとめページ】今まで伝えてきたすべて
トモヤ
『公文をやめてよかった』という声は教育の現場で驚くほど多く聞きました。
というのも、繰り返す通り、僕は公文と進学塾の両方で講師として働いていました。
進学塾には公文から来た方が少なくなかったのですが、その方々はほぼ100%公文への不満を口にしていましたので。笑
なので『公文をやめてよかった』というリアルな声はよく聞いていたわけです。
結論からいうと、僕が聞いた公文への不満はまとめると以下になります。
- 辞めたら成績が上がった
- 塾の方が幅広く勉強できる
- 厳しい塾の方が合っていた
- 月謝が高かった
公文でお世話になった僕としては胸が痛いです…。
しかし、ぶっちゃけ上記の意見は公文のデメリットがすべて出ていると言わざるを得ません…。
そこで今回は、公文と進学塾の元講師の僕が『公文をやめてよかった…』という方の声をくわしくお伝えしていきます<(_ _)>
公文式への理解につなげて下さいませ。
【お詫びの言葉】
今回の内容は公文式への理解をより深めて頂くことを目的としています。
公文式を悪く言うつもりはありませんので、どうかご理解下さい。
- 『公文をやめてよかった…』のリアルな声について
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『公文をやめてよかった』という保護者の意見【リアルな声】
冒頭でもお伝えした通り、僕が聞いた『公文をやめてよかった』という意見は以下の4つです。
- 辞めたら成績が上がった
- 塾の方が幅広く勉強できる
- 厳しい塾の方が合っていた
- 月謝が高かった
順にくわしくお伝えさせて頂きます。
<1>辞めたら成績が上がった
まずは『公文を辞めたら成績が上がりました!』という声。
ぶっちゃけかなり多い意見でした。
とはいえ、公文は基礎的な内容しか勉強できないので異論なしです。
【公文のメリットとデメリット】公文で働いた自分が解説する【暴露】
なので学校の成績を今すぐ上げるなら塾にした方が無難です。
塾であれば公文と違って講師が手取り足取り教えてくれます。
【公文と塾の違い】公文と進学塾で講師だった自分がお伝えします【どっちが良い?】
しかし、公文を辞めたら誰もが成績が上がるわけではないことも事実です。
僕の経験では、塾が合わなくて公文に来ている方も少なくなかったので、必ずしも塾が良いとは言えません。
それに基礎学力が足りていないなら公文に通わせるのはアリ。
公文では繰り返し学習で基礎学力を底上げすることが可能だからです。
僕が進学塾で講師をしていたときも、公文上がりの生徒は基礎がしっかりしていることが多かったです。
そのため、公文を辞めて成績が上がった生徒は、公文で基礎を固めたおかげという可能性も否定できません。
とはいえ、実際に公文を辞めて成績が上がったら、公文を悪く言いたくなる気持ちもわかりますが。
<2>塾の方が幅広く勉強できる
次は『塾の方が幅広く勉強できるので公文はやめてよかったです』という声。
これも異論なしです。
というのも、公文では勉強できる内容が非常に限定的です。
ざっくりまとめると以下の通り。
- 算数(数学)、英語、国語以外の科目
- 算数(数学)の図形問題と確率
- 英語の長文読解の応用
残念な話ですが、公文で上記の内容は一切学べません。
公文で行う繰り返し学習と相性が悪い内容なので仕方がないですが、教科を網羅できないのは明らかにデメリットです。
【やらなきゃよかった公文式】公文で働いていた自分が実際に聞いたクレーム【これも現実】
幅広く勉強したい方にとって公文は不向きな場所であることは間違いないです。
もちろん『算数の計算力を伸ばしたい!』など特定の分野を集中して勉強したい方には公文は悪い選択肢ではありませんが。
<3>厳しい塾の方が合っていた
3つ目は『公文のようなユルい環境よりも塾の方が合っていた』という声。
これにはぐうの音も出ません。その通りだと思います。
そもそも公文は褒めて伸ばす場所です。
なので公文では基本的に講師が生徒を厳しく叱ることはありません。
僕も公文で働いていたときは『とにかく生徒を褒めること』を本部の方々や教室長から何度も指導されました。
【公文が合わない子の特徴ランキング】公文と進学塾で講師だった自分が徹底解剖【証言アリ】
褒めることの是非はさておき、一般的に公文が塾よりも厳しくないのは事実だと思います。
とはいえ、褒めて伸ばす公文のやり方は生徒によって合う合わないがハッキリすることもまた事実。
生徒によっては厳しく指導した方が伸びる場合もありますので。
なので『厳しい塾の方が合っていた』という意見が出るのも無理はありません。
<4>月謝が高かった
最後は『公文は他塾と比べて月謝が高かった』という声です。
これに関しては比べる塾によりますが、『Z会』や『学研』あたりと比べると事実になります。
例えば、小学生におけるZ会と公文の月謝は以下の通りです。
- Z会…2科目で毎月4,615円
- 公文…1科目で毎月7,150円
【公文とZ会を比較】4つの違い【どっちが良いかを公文と進学塾で講師だった自分がお答えします】
Z会はプランによって月謝が変わりますが、小学1年生に人気のスタンダードプランだと上記の月謝となります。
人によっては大きな違いに思えないかもですが、公文の月謝が高いのは事実ですね。
ちなみに学研と比較した場合も公文の方が月謝は高くなります。
【学研と公文の違い】塾講師だった自分がすべてを明らかにします【比較】
もちろんお金がすべてではないですが、保護者の方々からすれば月謝は安いに越したことはありません。
しかし、公文は増税のタイミングなどで月謝を値上げしている事実もあります。
【公文の月謝は値上げし続ける】公文で働いた自分が暴露【理由は4つ】
月謝において不満を抱く方がいるのは十分理解できます。
個人的にも公文はもう少し安くても良いかなとは思っています。
公文をやめてよかったのまとめ
- 辞めたら成績が上がった
- 塾の方が幅広く勉強できる
- 厳しい塾の方が合っていた
- 月謝が高かった
繰り返す通り、『公文をやめてよかった』という声は驚くほど多く聞きました。
ですが、だからといって公文のすべてが悪いとは思いません。
公文は教室長の教育方針や実際に通っている生徒の気質などによって変わるためです。
つまり教室によりけりということになります。
そのため、公文が合わなかったとしても、それはあなたが通っている教室が合わなかっただけかもしれません。
意外と見落としがちですが、事実なのでお伝えさせて頂きました。
とはいえ、ネガティブな意見ばかりに惑わされないことが何よりも大切です。
当サイトを公文について理解を深める場として頂ければとても嬉しく思います。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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