【公文の国語は中学受験に通用しないと思う】進学塾の講師だった自分の考え

疑問な顔

保護者

公文の国語は中学受験に役立つのかしら…?
公文と進学塾で講師をした僕の経験をお伝えさせて頂きます!
【公文式のまとめページ】今まで伝えてきたすべて

トモヤ

結論からいうと、公文の国語は中学受験には役立ちません。

もちろん100%役立たないとまでは言いませんが、以下が理由になります。

公文の国語が中学受験で役立たない理由
  1. 問題のレベルが高くない
  2. 受験対策ができない
  3. 繰り返し学習で答えを覚えてしまう

もしかしたら一部には『公文でも中学受験の勉強になります!』みたいなことを言う方がいるかもしれません。

それも意見の一つなので否定はしないです。

 

ですが、公文と進学塾で講師をしていた僕が知る限りでは、公文の国語のおかげで中学受験に合格した生徒は見たことがありません。

今回は、以下の内容をくわしくお伝えさせて頂きます<(_ _)>

続きを見るとわかること
  1. 【具体的なワケ】公文の国語は中学受験に役立たない理由

公文の国語が中学受験で通用しない3つの理由

冒頭でお伝えした通り、公文の国語が中学受験で役立たない理由は以下の3つです。

公文の国語が中学受験で役立たない理由
  1. 問題のレベルが高くない
  2. 受験対策ができない
  3. 繰り返し学習で答えを覚えてしまう

理由について順にお伝えしていきます。

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<1>問題のレベルが高くない

まず公文の国語のレベルはお世辞にも高くありません。

繰り返す通り、僕は公文の他にも進学塾で講師をしていましたが、公文の教材プリントは初級~中級レベル。

テスト

一般的な公立学校で勉強する内容とほぼ変わりないレベルだといえます。

中学受験で出題される問題を解くには明らかに不十分です。

 

そもそも公文は国語に限らず、講師が手取り足取り教える塾ではありません。

そのため、問題は生徒が自力で解けるようにあえてレベルが落としてあります。

勉強中の子ども 【『公文は効果なし』なのは間違い】進学塾と公文の元講師の自分の話

なので問題のレベルが低いのは公文の構造上仕方がないことです。

基礎学力を身につけるならとても良い環境ですが、中学受験をするには微妙と言わざるを得ないです。

 

間違っても公文に多くを期待するのは止めた方が良いと思います。

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<2>受験対策ができない

それに公文では受験対策ができません。

公文で勉強できるのは、公文の教材プリントのみと決まっているからです。

勉強する子供 【公文と塾の違い】公文と進学塾で講師だった自分がお伝えします【どっちが良い?】

それどころか学校のテスト対策すらできません。

僕が働いていた教室では、学校がテスト期間に入ると、中学生以上の生徒は公文を休むのが普通でした。

 

ちなみにここまでの話に例外はありません。

公文にいくら『受験対策をして下さい!』と話しても無駄だと思います。

保護者

受験対策やテスト対策もお願いしたいのですが!
それは公文のルールからして無理なんです…

公文の先生

それに公文の講師も中学受験のノウハウは持っていないはず。

言うまでもないですが、受験対策ができないなら、どう考えても中学受験をするための環境として公文はふさわしくないかと。

テスト受験

一方で一般的な塾では受験対策は当然できますので。

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<3>繰り返し学習で答えを覚えてしまう

さらに僕の経験上ですが、公文で勉強する生徒は答えを覚えてしまいがちです。

というのも、これは公文の繰り返し学習の弊害でもあります。

見つめる少女 【公文式の弊害】4つの良くないところ【公文と進学塾で講師だった自分が目にしてきた現実】

つまり何度も何度も同じ問題を解くのが公文式なので、生徒は無意識に答えを覚えてしまうわけです。

公文あるあるともいえます。

 

特に国語はプリント1枚あたりの問題数が少ないので、算数や英語に比べると答えを覚えてしまいやすいです。

僕が働いていた教室でも、答えを覚えている生徒は少なくありませんでした。

現実逃避する男性

これも言うまでもないですが、国語の文章問題の答えを丸覚えすることに価値はまったくありません。

算数の計算問題の解き方や、英語の単語や文法を覚えることとはわけが違います。

 

なので中学受験をするなら、公文の国語は止めておいた方が無難だと思います。

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公文の国語は中学受験だけでなく高校受験にも通用しない

保護者

じゃあ中学受験ではなくて、高校受験には役立つのかしら…?
残念ながら高校受験にも役立たないと思います…

トモヤ

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直接的な受験対策にはならない

公文の国語は中学受験だけでなく、高校受験においても役立ちません。

理由については中学受験におけるものとほぼ同じです。

公文の国語が受験で役立たない理由
  1. 問題のレベルが高くない
  2. 受験対策ができない
  3. 繰り返し学習で答えを覚えてしまう

というより、逆に『中学受験には役立たないのに高校受験には役立つ!』となる理由がありません。

あまり強い口調ではいえませんが、公文の国語は受験全般に役立たないと思います。

 

僕がいた教室でも、公文の生徒のほとんどが中学3年生までに辞めていました。

公文で講師をしていた立場からすると寂しい思いもありましたが、正しい判断だと思います。

卒業証書

そのため、受験を控えているのに公文に長居し続けるのはあまりおすすめしません。

あくまで公文と進学塾で講師をしていた僕個人の意見になりますが。

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公文の国語と中学受験まとめ

公文の国語が中学受験で役立たない理由
  1. 問題のレベルが高くない
  2. 受験対策ができない
  3. 繰り返し学習で答えを覚えてしまう

以上お伝えしたように、公文の国語は中学受験には役立たないと思います。

受験する中学などによって話は多少変わりますが、とはいえ、合格を目的とするなら、他塾に通った方が無難です。

合格して喜ぶ学生

もちろん僕の意見が絶対に正しいとは思いません。

しかし、もし中学受験をお考えの方は是非参考にして下さいませ。

最後までご覧頂きありがとうございました。

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