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【公文式のまとめページ】今まで伝えてきたすべて
トモヤ
結論からいうと、公文式での講師の教え方にはマニュアルがあります。
僕が公文で講師をしていたときは、以下の4つの手順にそって教えることを公文の本部の方々からいわれていました。
- まずは例題通りに解いてもらう
- そのまま問題を解いてもらう
- 子供が困ったときはヒントを出す
- それでもダメなときは個別に対応
算数はもちろんのこと、英語や国語であっても基本は上記の流れで生徒に接します。
そこで今回は、公文の元講師の僕が公文式の教え方についてくわしくお話しさせて頂きます<(_ _)>
- 【公文の秘密を暴露】教え方について振り返る
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公文の算数の教え方は4つの流れがある
冒頭でお伝えした通り、僕が公文で講師をしていたときは以下の4つの手順にそって教えることを公文の本部の方々からいわれていました。
- まずは例題通りに解いてもらう
- そのまま問題を解いてもらう
- 子供が困ったときはヒントを出す
- それでもダメなときは個別に対応
もしかしたら教室によって若干の違いはあるかもですが、上記は講師のみに配られる指導マニュアルに書かれていることです。
なので大きくは間違っていないはず。
それでは、上記の流れを具体的に説明していきます。
<1>まずは例題通りに解いてもらう
まず生徒にはプリントの上部にある例題通りに問題を解いてもらいます。
公文では計算する必要のあるほとんどのプリントに例題が載っているはずです。
ご存じかもしれませんが、公文では生徒の自主性を伸ばすために、なるべく生徒には自力で学習してもらいます。
【公文のメリットとデメリット】公文で働いた自分が解説する【暴露】
公文の生徒
公文の先生
例題は親切すぎるほどわかりやすく解説されています。
最初はあまりわからない問題でも、問題の意味や解き方のコツは例題でつかめるはずです。
<2>そのまま問題を解いてもらう
例題が解けたら、そのまま問題を解いてもらいます。
問題を解くときは例題を見ながらでもOKです。
ここでも公文の講師は生徒になるべく口は出しません。
生徒にはなるべく自力で解いてもらうことで自信をつけてもらいたいからです。
とはいえ、僕は生徒がきちんと解けていたら褒めるようにはいわれていました。
(まぁあまり必要以上に褒めるのも良くないと思っていたので、僕はほどほどにしていましたが)
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公文の生徒
公文の先生
<3>子どもが困ったときはヒントを出す
とはいえ、公文は生徒を放置するばかりではありません。
生徒が困っているときや質問に来たときはきちんとヒントを出します。
しかし、繰り返す通り生徒に出すのはあくまでヒントです。
雑に答えだけを教えるようなことはしません。
【公文式のヒントの出し方】
- 間違っている考え方を指摘
- 参考になりそうな例題や問題を見せて再度考えてもらう
経験的にも、あまり子供に親切にしすぎると逆効果になりやすいです。
子供自体が講師に甘えてしまうこともあるからです。
なので子供が困ったときに出すのはあくまでヒントになります。
<4>それでもダメなときは個別対応
ですが、それでもわからない場合も当然あります。
そんなとき僕は1対1で個別に対応していました。
とはいえ、生徒の自主性を伸ばすことを目的とした公文では、子供に対して個別に対応することは良しとはされていません。
僕も一人の生徒に時間をかけすぎて教室長から怒られたこともあります。笑
しかし、子供からすればわからないときはわからないですからね…。
まぁこの部分は教室や講師によりけりの対応です。
公文の算数の教え方でNGだった2つのこと
最後は公文式でNGとされていた教え方についてお伝えしていきます。
結論は以下の2つです。
- 手を使った計算
- 例題のやり方を無視した解き方
それでは順にご説明させて頂きます<(_ _)>
〔1〕手を使った計算
公文では数字を指で数えていく手計算はNGでした。
手で計算すると頭を使わなくても済んでしまいますからね。
しかし、経験的にも手を使って計算したがる生徒は驚くほど多かったです。笑
そんなときは即注意でしたね。
まぁそれでも講師にバレないように机の下で手を使っている生徒はいましたが。笑
〔2〕例題のやり方を無視した解き方
公文のプリントに書いてある例題を無視した解き方も基本はNGです。
そのため、学校のやり方と違っていても公文では公文のやり方で勉強を教えていました。
正直、この点は『学校のやり方に合わせれば良いのになぁ…』と思ったことはあります。
ですが、公文には公文の考えがあるので仕方がないです。
公文の算数の教え方まとめ
- まずは例題通りに解いてもらう
- そのまま問題を解いてもらう
- 子供が困ったときはヒントを出す
- それでもダメなときは個別に対応
教室や講師によって若干の違いはあれど、公文の教え方はおおむね上記の通りです。
一般的な塾とは違いますね。
しかし、公文は50年以上の歴史がある塾なので、公文式のやり方には自信を持っているのでしょう。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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