【公文の算数の効果】公文の元講師の自分が正直に話します【真実】

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公文の算数にはどんな効果があるのかしら?
公文と進学塾で講師をした僕の経験をお伝えさせて頂きます!
【公文式のまとめページ】今まで伝えてきたすべて

トモヤ

公文で算数を勉強すると、他の塾では身につきにくい分野が伸びます。

僕は公文の他に進学塾でも講師をしていましたが、『公文出身の生徒』は明らかに他の生徒とは違った良さがありました。

 

ですが、公文の算数は決して良いことばかりではありません。

そこで今回は、公文と進学塾の元講師の僕が以下の内容について経験談を元にお話ししていきます<(_ _)>

続きを見るとわかること
  1. 【良いこと&悪いこと】公文の算数の効果

公文の算数の効果【良い効果2つ】

まずは良い効果についてです。

結論は以下の2つになります。

良い効果
  1. 計算が早くなる
  2. 自信がつく

公文で講師をしていた経験上、ぶっちゃけ公文の算数で得られることは上記以外にありません。

順にご説明していきます<(_ _)>

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計算が早くなる

まず公文で算数を勉強すると計算スピードが上がります。

公文に通うと計算が早くなる理由
  1. 何度も似た問題を解くから
  2. 生徒のレベルに合った問題を解くから
  3. 時間を区切って解くから

理由は上記の通り。

最も特徴的なのは1つ目の『何度も似た問題を解くから』という点です。

 

というのも、他の塾では似た問題を何度も解かせることはしません。

ある問題ができたら次はまったく違う問題に進むのが一般的。

勉強に励む生徒

しかし、公文式の学習法は『繰り返し学習』といわれる通り、生徒が少しでも問題を解くスピードと正解率を上げることを目指しています。

なので計算が早くなるのは当然です。

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自信がつく

そして計算が早くなり、正解率が上がった生徒は当然算数に対して自信がつきます。

これが公文で算数を勉強する2つ目の効果です。

褒める

経験的にも生徒に自信をつけてもらうことはとても大切です。

勉強への自信は勉強そのものに向き合う活力になり、勉強以外にもメンタル面で良い影響があります。

 

さらに公文は生徒を頭ごなしに怒ることはしません。

なので生徒が伸び伸びと自信を伸ばしていける環境が整っているともいえます。

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公文の算数の効果【悪い効果2つ】

次は悪い効果についてお伝えしていきます。

以下が結論です。

悪い効果
  1. 必ずしも計算力はつかない
  2. 図形と文章題が解けるようにはならない

念のため繰り返しますが、上記も公文で講師をしていた僕の経験談になります。

それでは順にお伝えしていきます。

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必ずしも計算力はつかない

残念な話ですが、公文で算数を勉強しても必ずしも計算力は伸びません。

公文だと計算力がつかない理由
  1. 似た問題ばかりなので慣れると機械的に解けてしまう
  2. 応用問題を解くことが少ない

理由は上記になります。

さきほどお伝えした通り、公文で算数を勉強すれば計算スピードは上がります。

しかし、それは基礎的かつ似た問題を解いているからにすぎません。

 

基本的に公文で計算が早い生徒は頭でそこまで深く考えていません。

反射的に問題を解けるようになっているということです。

勉強に励む生徒

僕は公文で講師をしていたときに、教室内で計算の早い生徒に応用問題を出題したことがありました。

応用問題といっても少し頭をひねれば解ける問題です。

 

ですが、その生徒はまったく手が動きませんでした。

おそらく『自分が解いたことがない問題だったから』でしょう。

頭がパンクする男の子

もちろん公文で算数を勉強する生徒が必ずしも計算力がないとはいいません。

とはいえ、公文式の学習法は弱点もあることは間違いないと思いますよ。

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図形と文章題が解けるようにはならない

そして公文の算数で致命的なのは図形と文章題が解けるようにはならないことです。

なぜなら、公文の算数は計算中心なので、図形問題は一切出題されず、文章題もほとんど出題されることはないためです。

図形 【公文の算数に図形・文章問題がない本当の理由】実は1970年前後に一度、導入されていた

計算に特化した塾といえば聞こえは良いですが、図形や文章題は計算と同じくらい大切です。

 

なのでもし図形と文章題を重点的に伸ばしたいのなら、公文ではなく他塾で勉強するしかありません。

算数の計算 【公文の算数はいつまで続けたらよい?】公文で働いた自分の話【断言】

このことは僕が公文で算数をずっと勉強することをおすすめしない理由でもあります。

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公文の算数の効果まとめ

良い効果
  1. 計算が早くなる
  2. 自信がつく
悪い効果
  1. 必ずしも計算力はつかない
  2. 図形と文章題が解けるようにはならない

公文で算数を勉強することは良いことと悪いことがあります。

そのため、もし公文で算数を習うなら、上記の内容をよく理解したうえで入会することが何より大切です。

 

もちろん教育に正解はありませんが、塾選びで迷われたときは参考にして下さいませ。

最後までご覧頂きありがとうございました。

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