とある保護者
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トモヤ
結論からいうと、公文のズンズンが進まないのには、理由があります。
以下のいずれかがその理由です。
- 『その教室の意向』が影響している
- 合格の基準がクリアできていない【盲点アリ】
- 教室長の目が十分に行き届いていない
- [+α]進んでいないと錯覚しているだけ
経験的なことにはなりますが、ズンズンが進まないことにお悩みの方は、ほぼ確実に上記のいずれかに当てはまります。
そこで今回は、公文で講師をしていた自分の経験を元に、以下の内容についてお伝えさせて頂きます。
- 公文でズンズンが進まないワケ
- 取るべき解決策
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公文のズンズンが進まない理由3つ【必ずどれかに当てはまります】
冒頭でお伝えした通り、公文のズンズンが進まない理由は、以下3つのいずれかが考えられます。
- 『その教室の意向』が影響している
- 合格の基準がクリアできていない【盲点アリ】
- 教室長の目が十分に行き届いていない
- [+α]進んでいないと錯覚しているだけ
最後の1つは補足的なことになりますが、とはいえ、経験上はほぼどれかに当てはまるはずです。
それでは、順にお伝えさせて頂きます。
<1>『その教室の意向』が影響している
まず公文のズンズンが進まないことについて考えられる1つ目の理由は、『その教室の意向』が影響している、ということです。
これは公文で講師をしていた自分の経験的なことにはなりますが、公文はフランチャイズの塾ではあるものの、教室の運営方針や指導方針には、その教室の色が色濃く反映されるからです。
つまり教室によっては、ズンズンが進まないことに影響するような、以下のような運営方針や指導方針があるかもしれないということになります。
とある教室A:『ズンズンのような基礎教材はなるべくじっくりやらせる方針』をとっている
とある教室B:『他の教室に比べて、先取り学習はさほど推奨しない方針』をとっている
ちなみに自分が知る限り、こういった、その教室独自の色が反映されやすい理由で一番よくあるのが、『勤続何十年ものベテラン講師』の存在です。
ベテラン講師の方は、良くも悪くも確固たる考えや教育観を持っていることが多いためです。
なのでもし通っている教室の教室長がベテラン講師の方で、『ズンズンはなるべくじっくりやる』という考えなどを持っている場合、その教室でズンズンを今よりも早く先に進めるのは難しいかもしれません。
またこれも自分が知る限りですが、そういった方には、『たとえ公文の本部の方々でも、あまり強く物がいえない』ような雰囲気があったりします。
そのため、この場合はやはりその教室でどうにかすることを考えるより、いっそのこと、通う教室自体を変えた方が賢明な可能性もあります。
とはいえ、こういったことをいうと、『じゃあ比較的、新人の教室長であれば大丈夫?』と思う方がいるかもしれません。
ですが、その場合は公文の本部の方々から直接手取り足取り指示を受けていることもあり得るため、なんともいえません…。
少なくとも『『新人講師=融通』が利くというわけではありません』ので、その点はご注意下さいませ。
<2>合格の基準がクリアできていない【盲点アリ】
続いて公文のズンズンが進まないことについて考えられる2つ目の理由は、『そもそも合格の基準がクリアできていない』、ということです。
当然のことながら、ズンズンには以下のような合格の基準が存在します。
- はみ出さずにうまく書けている
- 適度な濃さで書けている
- 早い時間でかけている
そしてここからが大事なことですが、公文では、これらの合格基準はあくまで一例であり、教室によっては合格基準にバラつきがあるということです。
また合格基準のすべてがきっちりと明文化されているわけでもありません。
つまりズンズンが進むかどうかは、その教室の教室長や採点者などの主観によるところがある面も否定できないということです。
なのでこの場合は、気が進まないかもしれませんが、直接その教室の教室長に聞いた方が早いかもしれません。
その教室が重視している合格基準を知っておくことで、何かしらの対策が立てられるかもしれないためです。
また自分の経験上、保護者の方にとって、ズンズンの合格基準は盲点になっていることも少なくありません。
人によっては、『えっ?そんなことだったの??』と驚かれる方も見たことがあるので、気になる方は一度それとなく聞いてみるのも良いかと思います。
<3>教室長の目が十分に行き届いていない
そして3つ目の、公文のズンズンが進まないことについて考えられる理由は、『教室長の目が十分に行き届いていない』、になります。
多くの場合、教室長には悪気はないとは思いますが、時と場合によっては、十分起こり得ることです。例えば、以下2つのようなケース。
- 生徒数が多い大規模の教室
- 多くの生徒が教室に駆け込んでくる時間帯
教室長から個別かつ親身に指導してもらうなら、上記のケースは可能な限り避けた方が無難です。
しかし、もしこういった『教室長の目が十分に行き届いていない』と感じたときは、まずは直接教室長に相談した方が良いです。
教室長も一度言われたら、その子供に対して今よりも目を向けてくれるようになるかもしれません。
そして何より、保護者からの要望が教室長にとって良い意味でプレッシャーになってくれることもあります。
なのでこの理由が当てはまると感じる方は、一度教室に問い合わせてみるのが良いかと思います。
ちなみにこういったことをいうと、『直接言うのはなんだか気が進まない…』という方がいます。
ですが、月謝を払っている以上、教室に改善点を要求する権利はあります。遠慮は不要です。
[+α]進んでいないと錯覚しているだけ【意外とあるケース】
最後は理由ではありませんが、『『実際は進んでいる』のに、進んでいないと錯覚してしまっている』ケースです。
自分が知る限りでも、これは実際によくあるケースでして、特に周囲のご家庭と比較することが多い方が陥りやすい傾向があります。
とある保護者
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このケースはまず自分が勘違いしていることに気づくことが必要になりますが、経験的にも、なかなか難しいかもしれません…。
とはいえ、もし思い当たる節がある方は、一度『本当に自分の子供は進んでいないか?』ということを、広い視点で確認してみることをおすすめします。ご参考までに。
公文のズンズンが進まないのまとめ
- 『その教室の意向』が影響している
- 合格の基準がクリアできていない【盲点アリ】
- 教室長の目が十分に行き届いていない
- [+α]進んでいないと錯覚しているだけ
公文のズンズンは『なぞり書き』をする基礎教材です。
保護者の立場としては、なるべく時間をかけず、早く先に進みたくなる気持ちはよくわかります。
今回お伝えした内容が必ずしも解決につながるとは思いませんが、何かしらの参考になれば…と思います。
それでは、今回は以上になります。
最後までご覧頂き、ありがとうございました。
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