公文にまつわる用語とその意味のまとめです。
各用語は画面をタッチすることで意味をご覧頂けます。
注:当ページ内の用語は一部の教室や地域でしか使われていない場合もございます。ご注意下さいませ。
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公文式学習にまつわる用語
繰り返し学習
繰り返し似た問題を解くことで、問題に対する処理能力を高める勉強法。
公文式学習の代名詞。
先取り学習
自身の学年を越えた内容を勉強すること。
公文式学習の大きな特徴の一つ。
先取りに上限はなく、なかには小学生の段階で大学レベルの内容を勉強する生徒などもいる。
標準完成時間
公文の教材プリントを解くのにかかる標準的な時間のこと。
教材ごと、教科ごとに設定されており、生徒の理解度をはかる目安としても使われる。
そのため、公文では仮にとある教材で100点が取れたとしても、この標準完成時間がオーバーしている場合は、再度同じ教材を繰り返させることを原則としている。
なお、標準完成時間の目安は、公文で学習をしてきた過去の生徒たちから得た膨大なデータから算出されている。
教材終了テスト
教材プリントの理解度合いをはかるためのテスト。
通常は各教材プリントの最後(200番)を終えたタイミングで実施され、テストの出来によって次の教材レベルに進めるかどうかが決まる。
公文では単純に『終了テスト』、または『テスト』と呼ばれることが多い。
公文式教材にまつわる用語
最終教材
高校相当の最後の教材のこと。
高校の範囲までを終えれば、『最終教材を修了した』と認められる。
研究教材
大学相当以降の内容の教材のこと。『研究コース』とも呼ばれる。
進度一覧表
生徒がどのレベルの教材まで進んでいるのかをまとめた一覧表。
学年ごと、教室ごとに高進度の生徒から順に記載されており、上位にランクインすることは生徒だけでなく、教室指導者にとっても名誉になる。
ちなみに現在の進度一覧表の原型は1959年には完成しており、当時は実名での記載だった。
※現在は個人情報保護の意味から実名表記ではなくなっている
生徒記録
公文に通う全国の生徒たちの学習記録をまとめたデータ。社外秘。
生徒がつまずきやすい問題やポイントを把握することなどに使われ、教材改訂にも利用される。
公文式算数の用語
公文式英語にまつわる用語
LC教室
全国に数か所しか存在しない、高いレベルの外国語学習が受けられる公文式教室のこと。
高い外国語能力を持った、公文から認められた講師が常駐しているのが特徴。
E-Pencil(イー・ペンシル)
2010年から導入された、ネイティブのリスニングが聞ける音声機器。
公文の外国語教材プリントのリスニングマークに機器をかざすことで、自動で音声が流れるようになっている。
公文で英語を習う場合は、月謝とは別に各自購入する必要がある。
イングリッシュイマージョンキャンプ
公文式国語にまつわる用語
すいせん図書
読書が楽しくなるような、子供に人気がある名作のこと。
国語の文章問題に節目節目で登場する。
(例:『ねずみくんのチョッキ』、『三びきのこぶた』など)
縮約(しゅくやく)
ある文章の要点を、指定した文字数に縮める問題のこと。
中学校相当の教材プリントから登場する。
文章読解力の向上が狙い。
公文エルアイエル
公文の制度用語
オブジェ
優れた学習成果をあげた生徒に贈られるトロフィーのこと。
ある一定の条件を満たすことで、公文から受け取ることができる。
【公文のオブジェ(トロフィー)は超優秀生の証】公文の元講師の自分が振り返る【天才だと思う】
ちなみにオブジェのデザインは定期的に変わっている。
休会
公文に在籍中の生徒が1~3か月の期間休むことができる制度のこと。
休会するために特別な理由は必要なく、休会期間中はいつでも復会が可能だが、4か月以内に復会しなかった場合は自動退会となる。
なお、休会中の月謝は払わなくて良い。
公文式学習を導入した学校の用語
公文国際学園
1993年に公文式創設者の公文公が開校した中高一貫の共学校。神奈川県横浜市にある。
授業カリキュラムは通常の学校と変わらないが、中学1、2年生は朝と放課後の公文式学習が必修となっている。
また校則や制服がないなど、生徒の自主性を尊重した公文の教育理念をいくらか踏襲していることも特徴。
善通寺市立東中学校(ぜんつうじしりつ ひがしちゅうがっこう)
2003年に公立中学校としては全国ではじめて公文式学習を導入した学校。香川県善通寺市にある。
導入している公文式教材は算数と数学。
なお、同校に公文式学習を導入した経緯は、2002年に学校長が課題のある2人の生徒に公文式学習をさせてみたところ、驚くほどの変化が出たことがきっかけとのこと。
スイス公文学園高等部(KLAS)
1990年に開校された全寮制の学校。キャンパスはスイスのレザンにある。
KLAS(Kumon Leysin Academy of Switzerland)とも称される。
高いレベルの英語教育が受けられることが大きな特徴。
公文式学習もあり、第1学年は算数、英語、国語の3教科必修、第2学年は2教科選択必修、第3学年は希望者のみとなっている。
またそれ以外では、フランス語とドイツ語の公文式学習も希望すれば受けられる。
スイスのレザンに開校した理由には、スイスが4つの公用語(フランス語、ドイツ語、イタリア語、ロマンシュ語)を持つ多言語・多文化国家であったこと、レザンがアルプスの山々に囲まれた自然豊かなリゾート地であったことなどを挙げている。
公文で使われる教具や用具の用語
KUMONバッグ
公文に入会すると無料でもらえるバッグ。
縦型と横型の2種類があり、デザインは青色を基調とし、公文のロゴが入っている。
なお、バッグのデザインはこれまでに何度か変わっている。
磁石すうじ盤
数字を認識するために使われる学習ボード。
単に『すうじ盤』と呼ばれることが多い。
学習自体以外にも、教室で学習を終えた生徒が、保護者の迎えを待つときなどにも使われる。
公文式創設に関わった偉人にまつわる用語
公文 公(くもん とおる)
公文公記念館
公文の創設者である公文公の実際の自宅を改装した記念館。大阪府府中市の住宅街にある。
一般開放されており、現在では、公文に入社した新入社員が一日研修をする場所としても使われている。
<記念館の展示品の一例>
・原典教材の部屋…公文公の死後発見された、公文式教材プリントの原本の手作り教材が展示
・公文公の書斎…公文公が実際に使っていた書生
※公文公が生前のままの状態で展示されている
・公会長語録コーナー…公文公が生前に残した数々の名言が展示(2階)
・公文毅の書斎…公文の創設者である公文公の息子であり、公文式学習者第一号でもある毅の書斎
・銘板…20年以上勤務した後、引退した公文式指導者たちの名前が彫られた銘板
※銘板のある庭のスペースが埋まった現在は、名鑑に載るように変更されている
公文 毅(くもん たけし)
公文の創設者である公文公の息子(長男)。
公文が誕生するきっかけを作った人物であり、公文式学習の生徒第一号。
長きに渡り、公文教育研究会で代表取締役社長を務めた。
(1946年-1997年)
【その他】公文のサービス用語
Baby Kumon(ベビークモン)
0~2歳の親子を対象にした公文式学習のこと。
絵本の読み聞かせをはじめとした学習のほかに、教室指導者に子育ての相談をすることができる。
早期英才教育を目的としたサービスではない。
学習療法センター
くもん出版
ドリルやカードや絵本、児童書といった出版物や、知育玩具などを販売している会社。
販売品の開発には公文で得られた知見が活かされており、販売品は一般の書店や玩具売り場などで買うことができる。
KUMON日本語プログラム
外国人が母国語から日本語を勉強できる日本語教室。
サポートされている母国語は、英語と中国語とポルトガル語。
他の教科と同様、『通学』以外に『通信』での学習もできる。
メディア関係の公文式用語
くもん、いくもん
1990年代に公文のテレビCMから話題となったフレーズ。
やっててよかった、公文式!
『くもん、いくもん』に続いてテレビCMなどのメディアで使われるようになったフレーズ。
公文式教室のスタッフたちに関係する用語
公文式教室 スタッフのしおり
公文で働く講師陣が受け取る、部外秘のマニュアル冊子。
講師が守るべき注意事項や子供への接し方、採点方法などが細かくまとめられている。
教材研究
講師自身が公文式教材を自力で解くことで、問題への理解度を深めること。
セット
生徒が勉強する教材プリントを前もって準備すること。教材プリントの発注もふくむ。
本部
都道府県ごとや自治体ごとに各公文式教室を管轄している総支社を指す用語。
ただし、教室や地域、人によっては公文式本社のことを指す場合もある。
ロイヤリティ
公文式の教室経営者が公文式本部に月々支払うお金のこと。
支払った金額は公文式本部の直接的な利益のほか、公文式全体の運営費や教室単体へのサポート費などに使われる。