アンチ公文
アンチ公文
アンチ公文の方々が口にするよくある意見をまとめました。
真偽についても合わせてまとめておきましたので、公文を理解する一助として頂ければと思います。
【公文式のまとめページ】今まで伝えてきたすべて
トモヤ
- 【4つ】アンチ公文がよく言うこと
- 公文にアンチが多い根本的な理由
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アンチ公文がよく口にする反対意見4選【真偽も検証】
アンチ公文の方々が口にする意見は色々ありますが、大きくわけると4つほどになります。以下の通りです。
- 公文じゃ学力は伸びない
- 考える力がつかない
- 先生は無能ばかり
- 月謝が高い
順にご紹介させて頂きます。
<1>『公文で勉強しても学力は伸びない』
アンチ公文
アンチ公文の方から僕がよく聞いたことがあるのがこういった意見です。
『公文で勉強しても学力は伸びない』とか、『勉強するだけ無駄』といった意見などなど。
いかにも賛否がありそうですが、とはいえ、ぶっちゃけこの手の意見については僕も一理あると思っています。
というのも、実際に公文は一般的な他塾と比べると、学力の伸びは期待しづらい面があるからです。
公文は一般的な塾と違って講師が勉強を手取り足取り教えるところではないですし、教材プリントの内容やその他の特徴などを考えても、どちらかというと勉強の土台(自主性や基礎学力)を伸ばすことに向いています。
【公文と塾の違い】公文と進学塾で講師だった自分がお伝えします【どっちが良い?】
もちろんそれでも公文で学力が伸びた子供はたくさんいるとは思いますが、実際のところはそうはならなかった子供も多いわけです。
僕が公文で講師をしていたときも、数か月から年単位で通ったのに学力がまったく伸びなかった生徒は何名かいましたし…。
なのでこの手のアンチ意見が出るのはよく理解できます。
そもそも公文といえども保護者の方は月謝を払っているわけなので、ある程度公文に通わせたのにまったく成果が見られなかったとしたら、『そりゃアンチになってもおかしくないよな…』とも思いますし。
<2>『公文で勉強すると考えなくなる』【思考停止】
アンチ公文
続いては、『公文で勉強すると思考力(考える力)が伸びない』みたいな意見です。
これについてもまったく間違っていないとは言えません。
詳細は以下でまとめているのでここでは簡単にお伝えしますが、公文の勉強はどうしても問題を考えて解く、というよりも、機械的に処理する面が強いからです。
『公文で思考力(考える力)は伸びないのか?』公文と進学塾で講師だった自分の答え【完全版】
<3>『公文の先生は無能ばかり』
アンチ公文
勉強法だけでなく、教室指導者や講師などへの先生に向けたアンチ意見もあります。
このことについては、無能というと言い過ぎかもしれませんが、正直、当たり外れはあります…。残念ながら。
しかも僕が知る限り、公文の指導者になるには学力や学歴はほぼ一切求められませんので、少なくとも勉強を教えるプロでないことは確かです。この手のアンチコメントにはそのことも影響しているのかもしれません。
その他にも公文の先生のなかには人間性に問題のある方や、クセのある方もいたりするのも事実。
僕が知っている教室指導者にも、子供じゃなくてお金のことしか考えていない方がいましたし…。
(まぁ僕も教室指導者ではないものの、至らない点は多々あったと思いますが…)
しかもどういった先生に当たるのかは運次第ということもあり、仮に合わない先生と当たってしまった方が、後にこの手のアンチ意見を発するようになるのは、ある意味では納得です。
もちろん公文の先生は悪い方ばかりではないのも事実ではありますが、悪いウワサほどよく広がるといいますからね…。
【公文の先生が合わない…】解決法を公文で働いた自分が話す【簡単】
<4>『公文の月謝は内容と釣り合っていない』
アンチ公文
最後は『月謝批判』です。
これについては何と比べるかで話は変わってくるかもしれません。
しかし、公文の月謝は内容との釣り合いでいうならば、確かに高いです。
さきほどお伝えした通り、公文は講師が手取り足取り勉強を教えるところではないですし、教材プリントも他塾に比べると、機械的に処理できるものが多くなっています。
なのでアンチ公文の方が、公文の月謝に矛先を向ける理由もよくわかります。
しかも実際に進学塾を除いた他塾と比べても、公文の月謝は高めですので。
【公文と10の他塾などとの違いまとめ】公文と進学塾の講師だった自分が比較
アンチ公文が多い根本的な理由
日本の教育産業のトップを走る宿命
僕が思うに、アンチ公文の方は他塾のアンチと比べてもとても多いと感じています。
その理由は、公文自体に至らない点があるからというのも間違いありません。
ですが、公文にアンチが多い根本的な理由は、公文が日本の教育産業のトップを走っている宿命に他ならないからだとも感じています。
批判の声が多いのは、それだけ公文が世間に浸透している証拠ということです。
元プロ野球選手の故:野村克也さんが生前に仰っていた言葉に、『一流は批判され、二流は称賛され、三流は無視される』というものがあります。
公文が一流とは思いませんが、光が当たればその分、影も大きくなるということなのかもしれません。
アンチ公文まとめ
- 公文じゃ学力は伸びない
- 考える力がつかない
- 先生は無能ばかり
- 月謝が高い
僕は公文に対してアンチでも信者でもありませんが、アンチ意見のなかには的を得ているものも少なくありません。
なのでこういったページを用意すること自体、賛否両論があると理解しつつも、見て下さった方にとって公文を理解する一助になると考え、今回公開することとしました。
しかしながら公文に限らずアンチの意見はどうしても目立つものですので、アンチが多いからといって公文に価値がないわけではありません。
そもそも万人にとって完璧な塾なんてものは、公文をふくめてこの世に存在しません。
その点だけはご理解頂ければと思います。
今回は以上になります。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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