パンぞう
トモヤ
結論からいうと、ブランド好きの方には共通した心理があります。
以下が答えです。
- 自分を価値ある人間だと思いたい
- 周りから認められたい
- 無意識に『同調』しているだけ
経験的に、ブランド好きの方は上記のどれかに間違いなく当てはまります。
ちなみに上記は男女関係なく当てはまる内容となっています。
そこで今回は、そんなブランド好きの方の心理について、大学で心理学を勉強していた自分がお伝えさせていただきます<(_ _)>
- ブランド好きな人の深層心理
- ブランド好きにまつわる脳科学研究
- 参考文献
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【ブランド好きな女と男の心理】ブランド物を欲しがる3つの心理的理由
冒頭でお伝えした通り、ブランド好きの方は以下の3つのいずれかに当てはまります。
- 自分を価値ある人間だと思いたい
- 周りから認められたい
- 無意識に『同調』しているだけ
人によっては1つだけ当てはまる方もいれば、すべて当てはまる方もいます。
それでは、上記の理由について順にご説明させて頂きます<(_ _)>
<1>自分を価値ある人間だと思いたい
まずブランド好きには、『自分を価値ある人間だと思いたい欲求』を持った方がとても多いです。
つまり『高級なブランド物を買える自分はスゴイ!』という心理があるということ。
心理学的には、『アイデンティティの確立』ともいわれます。
【アイデンティティの確立とは…】
『自分の存在は社会的に価値がある!』と位置づけようとする行為などのこと。
このタイプの方は、ブランド物を持っているだけである程度気持ちが満たされます。
ブランド物が一種の精神安定剤になっているということです。
さらにこの手のタイプは、流行に敏感な方が多いのも特徴的。
『時代を先取りしている自分は価値ある人間だ!』という満足感につながるからです。
見る側とすれば、あんまり見せびらかされると良い気持ちにはなりません。
ですが、その人自身にとってブランド物は日々のやる気にもつながっているので、そっとしてあげるのが吉です。
<2>周りから認められたい心理の表れ
人からチヤホヤされて悪い気になる方はいません。
とはいえ、ブランド好きには『ブランド物を身につけることで周りからチヤホヤされたい!』という心理の方がいるのも事実。
この手のタイプは身につける物だけでなく、見た目も派手なことが多いです。
化粧が濃かったり、奇抜な髪色、髪型をしているなどなど…。
さらにSNSで『いいね!』をもらうために頑張っている方が多いのもこのタイプです。
あんまりやり過ぎると痛々しいですが、本人は欲求に忠実なだけなので、悪気はないはずです。
<3>無意識に『同調』しているだけ
社会心理学では『同調』という言葉がありますが、ブランド好きの方は単純に周りに合わせているだけかもしれません。
【同調(どうちょう)とは…】
自分が所属する集団に無意識のうちに合わせてしまう心理のこと。
【『アッシュの同調実験』をわかりやすく】人は、集団に屈する【ソロモン・アッシュの心理学実験】
つまりブランド好きの方は、ブランド好きが多い集団に影響されているだけかもという話です。
思い当たる方は多いと思いますが、金持ちの周りには決まって金持ちが集まりませんか?
金持ち集団の中に一人だけ地味な方がいるのは珍しいはず。
あれはまさに集団への同調が起こっている証拠です。
ちなみに同調は自分に自信がない方に起こりやすい心理特性でもあります。
そのため、高級なブランド物に身を包んでいる方は、自信の無さを隠そうとする心理の表れなのかもしれません。
ブランド好きの心理は『脳科学』でも証明されている!?
とはいえ、ブランド好きであることは、決しておかしいことだとは言い切れません。
なぜなら、脳科学の研究では、人間の脳がブランドに反応することが示唆されているからです。
最後はその研究を一つだけご紹介し、終わりとさせていただきます。
カリフォルニア工科大学の研究
アメリカ:『カリフォルニア工科大学』のランジェル博士らの研究です。
高級品であればあるほど脳は活性化した
まずは前提としてランジェル博士らは、ワインを飲んでいるときの人間の脳をMRIにより調査。
その結果、“内側眼窩前頭皮質“という人間の”快楽”を担う脳の部位が活性化したことを確認しました。
そしてそのうえで博士らは、実験対象者に『5種類のワインの値段をあらかじめ教えたうえで、それらを飲み比べること』をお願いします。
ですが、実は博士らが用意したワインはまったくのデタラメ。
5種類といいながらも実際は3種類しか用意しておらず、実験対象者に教えた値段もまったくの嘘でした。もちろん実験対象者はそんな事実は知りません。
しかし、そんな状況でも実験対象者はあらかじめ値段が高いと聞かされていたワインを飲んだときほど、快楽を担う内側眼窩前頭皮質を強く活性化させました。
つまり人間の脳は高級であるというだけで、快楽を感じるようにできている側面があるということです。
もちろんこの実験はあくまでワインを使ったに過ぎませんし、そもそもブランドは値段によってのみ定義されるものではありません。
とはいえ、その一方でこのようなことが証明された研究は、世界的に見ても決して少なくありません。
よってブランドには人間の快楽や本能を刺激する普遍的な何かが隠されているのかもしれません。
【ブランド好きな女と男の心理】ブランド物を欲しがる心理のまとめ
- 自分を価値ある人間だと思いたい
- 周りから認められたい
- 無意識に『同調』しているだけ
ブランド好きの方の心の中は驚くほど単純です。
多くの場合は自分の欲求に忠実なだけなので、本人に悪気はないでしょう。
誰かに迷惑をかけているわけでなければ、そっとしてあげるのが良いと思いますよ。
人間、人それぞれですので。
最後までご覧いただきありがとうございました。
参考文献
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