パンぞう
トモヤ
ナマケモノ君
人事院面接に合格したからといって、特別区職員として働けることが決まったわけではありません。
なぜなら、配属される区や組合が決まらないまま『採用漏れ』になってしまう可能性もありえるからです。
そのため、今回は特別区を受験した僕の経験談を元に、区面接の日程から対策までをすべてお話しさせて頂きます。
人事院面接に合格された方だけでなく、来年以降の特別区の試験を受験される方に向けて書きました。
少しでも力になれれば幸いです。
トモヤ
【続きを見るとわかること】
・区面接から内定までの流れ
・区面接の対策
・注意点
なお、『区面接で自分が実際に聞かれた質問』に関しては内容が長くなってしまったため、以下のページにまとめています。興味がある方はご覧下さいませ。
【特別区の区面接の内容と対策】実際に面接で聞かれた質問をすべてお答えします【リアル】
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特別区の区面接の日程|電話から内定までは4つの道のりがある
トモヤ
①『採用候補者名簿』に成績順に名前が載る
人事院面接に合格すると『採用候補者名簿』というものに名前が載ります。
名前が載るのは各試験区分ごとの成績順になります。
特別区では、試験を申込みするときに希望区を3つ選んだはず。
区面接はどの区で働くのかを決める面接ですが、特別区では試験が高成績の方から順に希望区での面接が優先される仕組みになっています。
つまり、人事院面接にギリギリの成績で合格した方は、倍率の高い区に行くことは難しくなるかもしれないということです。
しかし、その年で人気の区がどこなのかを知る術はありません。
気長に連絡が来るのを待つのみです。
②各区から電話がかかってくる
区面接の日程は各区の採用担当者から電話がかかってきます。
区によっては書類での通知が先の場合もあるようですが、僕は電話での連絡でした。
正直、電話はいつかかってくるかわかりません。
人事院面接の合格発表から翌日でかかってくる場合もあれば、数週間待つ場合もあります。
ちなみにですが、僕は人事院面接の合格発表から10日ほどで電話がかかってきました。
しかも、面接日は電話の連絡から2日後です。笑
トモヤ
おそらく大学生の方は夏休みのはずですが、それでも急に面接日を指定されると民間企業などの就活やバイトなどと被ってしまう方もいるはず。
しかし、残念なことに区面接の日程は変更が一切不可能です。
希望区からの連絡の場合は、なんとしても指定された面接日に行くしかないんですね…。
③指定された会場で面接
面接会場は受験する区の施設などで行われます。
僕は区内の施設で面接でした。
面接では、『区の印象』は必ず聞かれます。
僕は「~だと思います。」という口調だと面接官の印象に残らないかもと考え、自分の故郷と比較する形でその区の良さをハッキリと話しました。
そのため、もし受験する区になじみがない方は早めに会場に入って、区の街並みなどを見るといいかもしれませんね。
④合否の連絡
区面接が終わったら、後日採用担当者から合否が書かれた書類が届きます。
面接に合格していた場合は、働く意思があるかを問う契約書のようなものが入っているはず。
僕の場合は働くかどうかの返答までに2週間ほど猶予がありましたが、中には希望区ではないことから採用を断る方も少なくありません。
もし、働く意思を記したらその時点で区面接は終了になるので注意が必要です。
希望区や他の就職活動の状況などから採用を断る方もいますが、区面接が二度あるとは限りません。
判断が難しいところですよね。
合格した区で働くことを決めたのなら、晴れて4月から働くことになります。
特別区の日程|電話から内定の流れを知る前に知っておきたいこと
人事院面接では、「具体的にどんな行動をしたか?」といった『コンピテンシー評価』を知るための質問があったはずです。
しかし、区面接はおそらく『コンピテンシー面接』ではないはずです。
区面接は大半の民間企業を受けるときと同じである『一般的な面接』になります。
それを踏まえて、区面接の対策を簡単に見ていきましょう。
①面接の質問は区にまつわることが多い
パン蔵
僕の経験では、区面接はその区にまつわる質問がとても多かったです。
区の印象から区の問題点、なぜこの区を選んだのか…といった質問です。
そのため、自分が受験する区をどれだけ事前に調べれたかが合否の分かれ目になるかもしれません。
また、志望動機は必ず聞かれます。
区面接では、「なぜ特別区で働きたいのか?」というよりも「なぜこの区で働きたいか?」を話せるといいかもしれません。
少なくとも僕は「特別区だったらどこでもいい…」という印象を面接官に与えないようにしていました。
区面接で僕が聞かれた質問はお手数ですが以下の記事をご覧下さい。
▼区面接で聞かれた質問▼
【特別区の区面接の内容と対策】実際に面接で聞かれた質問をすべてお答えします【リアル】
②個人面接とは限らない
そもそもの話になりますが、実は区面接は1対1の個人面接とは限りません。
区の中には、自己PRを話すプレゼンや集団面接などを実施する場合もあるようです。
僕は個人面接だったのでプレゼンや集団面接についてのお話しはできませんが、何が実施されるのかは直前まで分からない場合もあるので注意が必要です。
トモヤ
特別区の区面接の日程|電話から内定における3つの注意点
トモヤ
①電話から面接日は急に決まる場合もある
先ほども少しお話ししましたが、特別区からの電話はいつかかってくるのか予想がつきません。
また、僕のように電話から面接まで2日しか猶予がないこともあるので要注意です。
ナマケモノ君
②電話があるのは希望区からだけではない
区面接の電話がかかってくるのは、自分が希望した区からとは限りません。
全く想像していない区や組合から電話がかかってくる可能性もあります。
自分が希望区として書いていない区から電話がかかってくると、「何かの間違いじゃ…」と思うかもしれませんので、あらかじめ知っておくことが大切です。
自分が予期していない区から電話がかかってきても慌てないように、あらかじめ行ってもいい区と絶対に行きたくない区を決めておくといいかもしれませんね。
③最悪電話が鳴らないこともある
繰り返しになりますが区面接では人事院面接までの成績順位が上の受験者から希望区を優先するので、成績がギリギリの方は電話がない可能性もあります。
また、希望区から電話を待つあまりに他の区からの電話を断り続けていると、内定者が埋まってしまって連絡が来なくなることもあります。
パン蔵
では、いつまで待つことが正解なのか。
僕が知っている限りでは、遅くて2月に面接の連絡がきた受験生もいます。
特別区は数ある公務員試験の中でも内定辞退が多いことで有名です。
そのため、区面接の案内が長期化するのは仕方がないことかもしれません。
しかし、あまりにギリギリまで連絡を待つのはどう考えてもオススメできません。
ある程度自分の中で『どこまで待てるか?』の期限を作っておくといいかもしれませんね。
ナマケモノ君
特別区の区面接の日程|電話から内定まとめ
いかがだったでしょう。
特別区職員になるには長い道のりがありますが、区面接までたどり着けたらゴールまではあと少し。
大変だとは思いますが、悔いの残らないように一歩一歩、歩みを進めて下さいね。
この場を通じてになりますが、みなさんのことを心から応援しています。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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