パン蔵
ナマケモノ君
意外にも公務員になって後悔している方は多いです。
僕は民間企業にエンジニアとして働いていましたが、そこでも公務員から転職される方は何人もいました。
もちろん転職すること自体は悪いことではありません。
それに、実際に働いてみないとその職場の良さは分からないことも多い。
それでも、公務員として働く前に民間企業との違いを知っておくことはとても大切です。
なぜなら、公務員の仕事と民間企業の仕事は大きく違うため、もし転職しても前職での経験を活かすことは難しいからです。
そのため、これからの進路で回り道をしないためにも、公務員と民間企業の違いを今一度知っておくことをオススメします。
トモヤ
【ブログを読んでわかること】
・公務員と民間企業の違い
・公務員の魅力
・公務員になる方法
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公務員と民間企業の3つの違い
トモヤ
①仕事に対してノルマがあるかどうか
民間企業は仕事に対して売り上げのノルマがありますが、公務員は一般的に売り上げのノルマはありません。
ちなみに僕は民間企業のエンジニアとして働いていた経験がありますが、ノルマはとても厳しいものがありました。
『仕事で要求されることは達成することが無理なこと。』
当時の僕は『理不尽なことと戦うのが社会』だと自分に言い聞かせていました。
『やりがいがある』といえば確かにそうですが、仕事は次から次へと休む暇なくやってきます…。
「やりがいなんていらない…」と思っていたのが正直なところでした。笑
ナマケモノ君
もちろん、公務員の方々も仕事によっては納期と戦っている方もいます。
また、公務員の方にしか分からない息苦しさもあるかと思います。
ただし、民間企業は売り上げを上げることが最大の目的ですので、公務員の方とは大きな違いがあることは事実です。
②倒産の心配があるかどうか
民間企業は会社が倒産する危険がありますが、公務員には倒産の心配がありません。
『安定』という言葉が当てはまるのが公務員の最も大きな魅力かもしれません。
また、民間企業は倒産とまではいかなくても会社が合併したり売り上げが落ちたりした場合は『人員調整』という名目で会社を辞めざるを得なくなることがあります。
その点で公務員は腰を落ち着けて安心して働ける職場といえそうですよね。
パン蔵
③異動があるかどうか
公務員はだいたい2、3年ごとに職場の異動があります。
もちろん、民間企業にも異動はありますが、年度で区切ったりはしません。
数年毎に異動があるのは公務員特有です。
これには、その地域での癒着(ゆちゃく)を防ぐなどの意味合いがあります。
ナマケモノ君
トモヤ
以前は公務員が特定の方から不正にお金を受け取ることでその方との事業を優先的に行ったり、『天下り』をしたりすることは珍しくありませんでした。
そういった背景などもあるため、公務員は定期的に異動があるんですね。
異動は環境がガラッと変わるため嫌がる方が多いかもしれませんが、マイナスなことばかりではありません。
異動が気分を一新することもあるからです。
トモヤ
公務員と民間企業の違いは『人』に尽くせるかどうか
公務員の仕事は『究極のサービス業』。
誰が言っていたのかは忘れましたが、僕もその通りだと思っています。
公務員は『人』のためになる仕事を行います。
つまり、最終的には『人』に満足して頂くために働くわけです。
民間企業であれば、コストを低く抑えて会社の売り上げを上げることが一番大切です。
その点で公務員もコストの問題はありますが、それでも一番大切なことは『人』に尽くすこと。
個人的には『究極のサービス業』という言葉が一番ふさわしい仕事だと思います。
公務員と民間企業の違い【就職するまでの3つの道のり】
トモヤ
詳しいことは以前下の記事にまとめましたので、ここでは簡単にお話しさせて頂きます。
▼大卒公務員の試験対策▼
【特別区の採用試験対策】特別区を合格した僕がココだけで語る攻略法
注)ここでは大学卒業程度に当たる『地方上級の公務員試験』を中心にお話しさせて頂きます。
①受験する自治体や試験区分を選ぶ
『公務員』といっても様々な働き方があります。
教師や消防士なども公務員ですよね。
ここでは市役所などに勤める公務員についてお話ししますが、その場合も『どこの自治体を受けるのか?』などを選択しなければいけません。
ナマケモノ君
僕が知っている限りでは家から近いなどの理由で自分のなじみのある場所の公務員試験を受ける方が多い印象です。
それも悪い選択ではないです。
ただし、仕事にする以上は仕事の内容もよく理解した上で選択することを強くオススメします。
そのためにも興味がある自治体の説明会などに一度足を運んでみることが大切かと思います。
こちらは公務員の選び方について以前書かせて頂いたブログ記事です。
東京23区の公務員のお話しになりますが、他の場所においても参考になることがあるはず。
公務員選びの参考にして下さい。
▼公務員の選び方▼
【特別区の希望区の選び方】受験経験者が後悔しない区選びを徹底解説
②学科試験
公務員試験ではその大半で学科試験があります。
面接試験の前に行われることが一般的です。
ただし、学科試験といっても数学や英語が出題されるわけではありません(数学や英語も多少出題はされますが)。
出題されるのは『教養科目』や『専門科目』、『小論文』など公務員独自の学科試験になります。
学科試験は受験する試験区分によってはとても難しくなります。
そのため、LECやTACなどといった公務員予備校に通われる方も少なくありません。
しかし、対策を間違えなければ独学でも十分合格は狙えます。
努力が反映されやすいのが公務員試験です。
ここで学科試験対策について話すと長くなってしまうので、興味がある方はお手数ですが以下のブログ記事をご覧下さい。
東京23区の学科試験ですが、どの学科試験においても応用できるはずです。
▼公務員の学科試験対策について▼
【特別区の採用試験対策】特別区を合格した僕がココだけで語る攻略法
③面接試験
公務員試験で最も重要なのが面接試験です。
面接のない公務員試験はまず無いはず。
一般的な面接の場合が多いですが、受験する自治体によっては『コンピテンシー面接』といって少し特殊な面接もあるので要注意です。
どちらにせよ『志望動機』と『最も力を入れて取り組んだこと』は必ず聞かれるので用意することが大切かと思います。
公務員と民間企業の違いまとめ
【3つの違い】
①ノルマがあるかどうか
②倒産があるかどうか
③異動があるかどうか
いかがだったでしょう。
公務員と民間企業の違いをよく知っておくことで、就職してからのミスマッチを少しでも減らして頂ければ、と思って書きました。
少しでも皆さんの進路選びの参考にして頂ければとても嬉しいです。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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