保護者
【公文式のまとめページ】今まで伝えてきたすべて
トモヤ
結論からいうと公文の算数は小学生教材まで続ければOKです。
教材レベルでいうとF教材ですね。
パンぞう
トモヤ
- F教材…分数の応用(小6の内容)
- E教材…分数の基礎(小5の内容)
- D教材…わり算(小4の内容)
見て頂いた通り教材プリントの難易度はアルファベットが大きくなるほど上がります。
算数はF教材で小学生の内容がすべて終わります。
ご存じの方はスイマセン<(_ _)>
とはいえ、ぶっちゃけ公文の算数は中学生以降の内容はやる意味がないです。
そこで今回は公文で働いていた僕が公文の算数についてお話ししていきます。
- 公文の算数は小学生教材(F教材)までで止めておくべき3つの理由
- 【注意】意外と知られていない事実について
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【公文の算数はどこまでやるべき?】小学校教材(F教材)までで止めておくべき3つの理由
公文の算数は小学生教材(F教材)までにしておくべき理由は以下の通りです。
- 繰り返し学習が通用するのは小学生まで
- 公文では図形と確率を勉強できない
- わからないところを聞けない
繰り返す通り上記は公文で働いていた僕の経験談です。
順にお話ししていきます。
<1>繰り返し学習が通用するのは小学生まで
公文の魅力は独自の教材プリントを使った繰り返し学習です。
生徒は繰り返し学習によって自主性と基礎力を身に付けることができます。
【『公文は効果なし』なのは間違い】進学塾と公文の元講師の自分の話
算数においても計算を繰り返し学習によって何度も解くので学校の授業にも難なく付いていけるようになるんですね。
しかし、公文式の繰り返し学習は中学生になると通用しなくなります。
算数(数学)の授業は中学生になると計算ばかりではなくなるからです。
<2>公文では図形を勉強できない
例えば、図形や確率、連立方程式の文章題など…。
中学生の算数(数学)は小学生までのように計算中心ではなくなります。
小学生では優秀だった公文の生徒が中学生になると行き詰まるのはこのためです。
繰り返し学習によって似た問題を何回も解いても頭打ちするんですね。
とはいえ、公文では図形や確率は一切勉強できません。
公文の教材プリントでは扱っていないからです。
連立方程式の文章題もほとんどないです。
公文の算数(数学)が計算中心である理由は以下でくわしくお伝えしましたのでここでは省略します。
【公文の算数に図形・文章問題がない本当の理由】実は1970年前後に一度、導入されていた
とはいえ、公文の算数が計算中心なのは今後も変わることはないでしょう。
なので公文の算数は小学生教材(F教材)までやればOKです。
中学生の数学を習うなら公文ではなく別の塾に変えた方が良いですよ。
【公文と塾の違い】公文と進学塾で講師だった自分がお伝えします【どっちが良い?】
公文では中学生になると別の塾に移る生徒が増えますからね。
ちなみに僕が公文で働いていたときも小学生のときは優秀だったのに中学生になったら成績が急降下…なんて生徒はたくさんいました。
<3>わからないところを聞けない
これは公文に通っている方なら誰もが知っていることですが…。
公文では講師が生徒に対して手取り足取り教えることはしません。
公文では生徒の自主性を伸ばすことを目的としているからです。
【公文のメリットとデメリット】公文で働いた自分が解説する【暴露】
公文で働く講師は全員公文の本部から『教えすぎないこと』を徹底されます。
なので生徒がわからないことがあっても教えるのはヒントのみ。
しかし、中学生教材(G教材以降)以降になると計算にしても因数分解や文字の変換が出題されます。
自力で解くのは難しくなってきます。
とはいえ、公文では講師に手取り足取り教えてもらえないので思うように勉強が進まなくなりがちです。
なのでそうなる前に他の塾に変えた方が子供のためですよ。
【公文の算数はどこまでやるべき?】意外と知らない3つの事実
最後は『公文の算数はどこまでやるべきか?』という話をすると決まって聞かれる以下の問題についてお話しさせて頂きます。
- 小学生のうちにF教材までやれたら優秀
- 小学生が中学生教材(G教材以降)をやるのはNG
- 受験する予定があるなら公文は辞めるべき
引き続き公文で働いていた経験談をもとにお話しさせて頂きます<(_ _)>
[1]小学生のうちにF教材までやれたら優秀
冒頭で公文の算数は小学生教材(F教材)までやればOKと話しましたが…。
そもそも小学生のうちに小学生教材(F教材)を終えられたら優秀な部類です。
というのも、僕が公文で働いていたときに小学6年生になっても小学生教材(F教材)が終わらない生徒はとても多かったからです。
もし小学6年生でもないのにF教材をやっているとしたらめちゃくちゃ優秀なのは間違いないですね。
なので繰り返す通り公文の算数は小学生教材(F教材)までやればOKですが…。
とはいえ、もしF教材まで進まなかったとしても全然大丈夫です。
最終的にD教材まで終えられれば計算の基礎は身に付いています。
なのでF教材はノルマではなくあくまで最終目標であることをお忘れなく。
[2]小学生が中学生教材(G教材以降)をやるのはNG
小学生が中学生教材(G教材以降)をやるのは辞めましょう。
僕が公文で働いていたときも何名か中学生教材を勉強する小学生はいましたが…。
まったくおすすめできません。
まず繰り返す通り中学生以降の算数(数学)は計算だけではないです。
図形や確率、連立方程式の文章題といった問題が増えます。
しかし、公文で勉強できる算数(数学)の中学生教材(G教材以降)はほとんどが計算です。
図形と確率に関してはまったく勉強しません。
なのでもし早い段階で算数のF教材の終了テストで合格判定が出たら…。
公文の算数は卒業でOKです。
中学生以降の算数(数学)はじっくり教えてくれる他の塾で習った方が良いですよ。
[3]公文は中学受験には向かない【高校受験や大学受験もNO】
これもよく聞かれる質問ですが…。
受験する予定があるなら公文はすぐに辞めましょう。
公文では公文が用意した教材プリントしかやれないからです。
中学受験であれ高校受験であれ同じことです。
受験対策ができないので受験予定者が公文に通うのはおすすめできません。
僕が公文で働いていたときも受験の相談をされる保護者の方は何名かいましたが…。
ぶっちゃけ聞く相手を間違えています。
残念な話ですが公文の講師たちは受験に関する知識はさほど持っていません。
【公文の算数のレベルを暴露】公文と進学塾で働いた自分が断言します
公文はあくまで自主性と基礎学力を身に付ける場所です。
なので受験する予定がある方は進学塾にした方が賢明ですよ。
公文の算数はどこまでのまとめ
- 繰り返し学習が通用するのは小学生まで
- 公文では図形と確率を勉強できない
- わからないところを聞けない
- 小学生のうちにF教材までやれたら優秀
- 小学生が中学生教材(G教材以降)をやるのはNG
- 受験する予定があるなら公文は辞めるべき
何度もお伝えしている通り公文の算数は小学生教材(F教材)までで十分。
とはいえ、『どこまでやるべきか?』という話に正解はないです。
ここでのお話は僕個人の意見です。
あくまで参考にして下さいませ<(_ _)>
最後までご覧頂きありがとうございました。
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