【公文式英語の進度一覧表の注意点】公文の元講師の自分がお伝えします

パニックな人

ご存じかもですが、公文では進度一覧表をもとに生徒が勉強する教材プリントを決定します。

英語だと以下のような感じです。

【簡易版】公文式英語の進度一覧表
  1. 3A~F教材…英語の基礎の基礎
  2. G教材…中学1年の内容(英検5級相当)
  3. H教材…中学2年の内容(英検4級相当)
  4. I教材…中学3年の内容(英検3級相当)
  5. J~L教材…高校1、2年の内容(英検準2級相当)
  6. M~O教材…高校英語の総まとめ(英検2級相当)
  7. P~T教材…大学生以上の内容(英検準1級相当)

とはいえ、これを見ても『どの教材が重要か?』といったことが見えてきません。

そこで今回は公文の元講師の僕が英語の進度で知っておきたいことについてお話しさせて頂きます。

 

お子さんを公文で英語に習わせている方、これから習わせるかもしれない方は是非参考にどうぞ。

続きを見るとわかること
  1. 【重要】知っておきたい英語の進度一覧表の注意点【4つ】

公文式英語の進度一覧表で知っておきたいは4つ

結論は以下の4つです。

公文式英語の進度で知っておきべきこと
  1. D教材からが本番
  2. G教材の理解度が今後を左右する
  3. H教材は鬼門
  4. L教材で英文法の勉強は終わり

順に話しますので、興味があるところから見て下さってもかまいません。

それではご説明していきます。

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<1>D教材からが本番

まず公文の英語はD教材からが本番です。

というのも、公文の英語はD教材になってはじめて本格的な英語学習に取りかかるからです。

D教材で勉強する内容
  1. アルファベットの読み書き
  2. 一般動詞を使った英文の読み書き

ちなみにD教材より前の教材だと、簡単な英語の読みしか勉強しません。

例えば教材プリントに描いてあるイラストを見て『アップル!』とか『バナナ!』とかを答えるだけ。

英会話教室に通う子供たち

そういった勉強がまったく無意味とは思いません。

しかし、ぶっちゃけわざわざ塾で習うような内容ではない気がします。

 

なので公文の英語はD教材からが本番です。

D教材より前の教材プリントは勉強ではなくレクとしてとらえるべきだと思いますよ。

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<2>G教材の理解度が今後を左右する

そして公文の英語ではじめに重要な内容となるのがG教材です。

それはG教材自体が中学~大学受験までの土台となる内容であることが理由となります。

G教材で勉強する内容
  1. 現在形
  2. 進行形
  3. 過去形
  4. 疑問詞疑問文
  5. 命令形

上記の通りですが、G教材の内容は学校英語の基本です。

そのため、G教材の内容をよく理解しておかないと後々必ず挫折します。

 

実際に僕が公文で講師をしていたときもG教材の理解があやふやの状態で無理に先に進んだ生徒がいました。

 

ちなみに無理して先に進んだのは保護者の方からの強い要望でしたが…。

こちらの思っていた通り、その生徒はすぐに行き詰まることに。

ストレスを受けた男性

結局その生徒はG教材まで戻って学習することになりました。

しかも繰り返す通りG教材の理解があやふやだったこともあり、G教材で勉強した内容はほとんど忘れていました。

 

何度もいいますがG教材は学校英語の土台です。

なのでもしご自身のお子さんがG教材を勉強するときは、可能な限りよく内容を理解してもらうようにしましょう。

 

時間をかけてかまいません。

長期的に見たらG教材の理解はお子さんの将来を大きく左右しますので。

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<3>H教材は鬼門

G教材の次はH教材ですが…。

H教材は超がつくほど鬼門です。

経験的にもH教材の内容はほとんどの生徒が苦戦します。

H教材で勉強する内容
  1. 動名詞
  2. 不定詞
  3. 助動詞
  4. 比較級、最上級
  5. 受動態

内容は上記の通りですが、どれも難しい内容です。

さきほどG教材は大事という話をしましたが、G教材が完璧に理解できてもH教材の内容はラクには感じないはずです。

 

経験的に一番鬼門になるのが比較級と最上級です。

英単語の形が変化したり、moreやmostがついたりと頭を悩ませる生徒がとにかく多かったです…。

 

とはいえ、H教材を乗り越えたら後はスラスラ学習できたりします。

ですが、何かと理解するのに時間がかかる教材レベルであることは事実です。

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<4>L教材で英文法の勉強は終わり

これは意外と知られていない話ですが、公文の英文法はL教材までで9割方終わります。

L教材以降は英文読解が中心になりますので。

 

とはいえ、L教材は高校2年生相当のレベルです。

英検でいうなら準2級に合格できる内容なので、ここまでたどり着くのは一苦労。

L教材までで勉強する内容
  1. 分詞構文
  2. 仮定法
  3. 時制
  4. 過去完了形
  5. 関係詞

僕が知る限りでもL教材まで進んだ生徒はほんの数人しか見たことがありません(たしか2人だった気がします…)。

 

なのでもしL教材まで進めたらお子さんはとても優秀であることに間違いありません。

本人の頑張りはもちろんですが、保護者の方の育て方が良い証拠だと思いますよ。

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公文の英語の進度一覧表まとめ

公文式英語の進度で知っておきべきこと
  1. D教材からが本番
  2. G教材の理解度が今後を左右する
  3. H教材は鬼門
  4. L教材で英文法の勉強は終わり

公文の英語には4つのターニングポイントがあることをお伝えしました。

 

とはいえ、大切なことはお子さんが勉強している内容をよく理解できているかどうかです。

ドンドン進めたい気持ちはわかりますが、進度を気にするのは二の次だと思いますよ。

 

最後までご覧頂きありがとうございました。

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