工業高校生
トモヤ
10年以上前になりますが、僕も工業高校に入学したばかりの頃は後悔しかありませんでした。
希望していた普通科の進学校に入れなかったからです。
しかし、入学して1年ほど経つ頃には周りの友人や先生方にも恵まれて楽しく過ごすことができるようになりました。
高校を卒業して現在はエンジニアとして働いている僕ですが、今回は工業高校を卒業した立場から、工業高校の後悔についてお話しさせて頂きます。
- 後悔しても卒業はした方が良い理由
- 後悔したときの具体的な対策
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工業高校を後悔しても卒業はするべき2つの理由
工業高校での生活に後悔しても、なるべく今の高校を卒業するべきです。
理由は以下の2つ。
- 卒業しないと選択肢が限られる
- 普通科高校に編入は難しい
順にくわしくお話ししていきます。
<1>高校卒業を卒業しないと後々の選択肢が限られる【中退は基本NG】
高校生活に後悔しても卒業はしましょう。
高校を卒業しないと、後々の人生ではもっと後悔するかもしれないからです。
例えばですが、大手企業のトヨタ自動車で未経験から正社員になるには、高卒採用か大卒採用しかありません。
つまり、学校を卒業することはそれだけで価値になります。
その他多くの企業でも、『高卒』を募集の条件としていることは珍しくないです。
また、大学に行くにしても『高卒』でなければ試験が受けられないところがほとんど。
後の人生を考えるなら高校卒業はなんとしてもするべきです。
『高校を卒業した』という事実は社会では立派な武器になります。
なので高校生活に後悔しても、なるべく卒業はするようにしましょう。
『高校なんて出る意味ない!』という方もいますが…。
個人的には無責任だと思います。
卒業できる範囲であれば休んでもかまいません。
とりあえず卒業だけはしましょう。
<2>普通科高校に編入は難しい【科目に違いがあるから】
パンぞう
トモヤ
▼工業高校の編入事情を見てみる▼
工業高校と普通科高校はどちらが良い?就職率の違いや編入も有無も解説
工業高校に後悔しているからといって普通科高校への編入を希望する方がいますが…。
あまりおすすめできません。
工業高校と普通科高校では授業内容が大きく違います。
僕が調べた限りでも、編入することは難しいはずです。
今の高校が合わないなら他の工業高校に行く道もありますが、その方が現実的です。
とはいえ、学校を変えたら問題が解決する保証はないです。
他の学校に行くという選択肢はあくまで最後の手段であることを覚えておきましょう。
工業高校を後悔するパターン【Q&A集】
ここでは、当サイトに寄せられた意見をQ&A方式にしてお答えさせて頂きました。
もちろん質問を寄せて下さった方には承諾を得ています。
もしご意見がある方は『お問い合わせ』から質問を頂ければと思います。
トモヤ
専門科目が楽しくないです…。
高校卒業後はまったく違う分野にいくのも良いですよ。
専門科目が合わなかったら無理に頑張る必要はないです。
人には向き不向きがありますから。
就職だったら事務や接客。
進学であれば、文系の学部への道がありますよ。
経験上、若ければ何度でもやり直しはききます。
工業の道を外れたことを後悔しても、また戻ってくることも可能です。
工業高校に入学したからといって、工業の道に進まなければいけない理由はないです。
僕の友人でも工業高校の授業がつまらなくて今は違う道で活躍している方もいますよ。
こういった話をすると色々な意見があるかと思いますが…。
僕は一つのことにこだわる必要はないと思っています。
学校生活になじめません。どうしたら良いですか?
卒業だけを考えて後は好きなことをしましょう。
冒頭でもお話ししましたが、なるべく今の高校を卒業した方が良いです。
そのため、卒業のために最低限やるべきことを決めて、あとは好きなことをしてみて下さい。
ゲームでもアルバイトでも良いです。
ちなみに僕はゲームに熱中していました。
なかには、『高校生活になじめないのはお前が悪い!』といってくる方がいるかもしれませんが、それは間違いです。
高校生活を楽しめるかどうかは運ゲーです。
そもそもクラスメイトや担任は選べませんからね。
あなたが高校生活を楽しめないのはあなたの責任じゃないです。
『ハズレだったな…』程度の気持ちで他のことに注意を向けましょう。
ネガティブなことばかり考えていると時間がもったいないですよ。
繰り返す通り僕も高校生活がつまらなくてゲームに没頭していた時期がありました。
するとそのゲームがきっかけで新しい友達と仲良くなったりしたので、何が起こるかわかりませんよ。
工業高校を後悔まとめ
- 卒業だけはしましょう
- 好きなことに時間を使おう
- 工業だけが人生じゃないです
いかがだったでしょう。
後悔したとき、人は誰しもが『なんで自分だけが…』と思うかもしれませんが、人生は長いです。
きっとこの先楽しいことが待っています。
どうか小さな喜びを見つけて前向きに過ごして下さい。
この場を通じてになりますが、心から応援しています。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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