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ネットやゲームのやりすぎで待ち受けているのは『死』です。
今回は、実際にネットやゲームのやりすぎで死亡した事件をまとめました。
依存症について今一度考える機会にして頂ければと思います。
- 【有名な4つの事件】ゲームのしすぎで死亡した例
- ゲームのやりすぎは何が良くないのか?
- 今すぐできる対策法について
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【ゲーム依存症で死亡】ゲームのやりすぎで死亡した4つの例
ご紹介するのは、有名な4つの事件です。
<1>86時間ゲームを続けた結果、意識不明になり死亡【2002年:韓国】
韓国の光州市(クワンジュし)では、2002年に86時間連続でネットゲームに没頭した24歳男性が死亡
まずは韓国で起きた事件です。
『86時間ゲームをし続けた』というだけでも衝撃ですが、個人的にもっと衝撃だったのが、『死亡した男性は死亡する1時間前に一度トイレで気を失った後、意識を取り戻してすぐにゲームを再開した』という事実。
完全にゲーム依存症になっていたことがわかります。
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死因は現地警察によると、『極度の疲労』だったとのこと。
ネットカフェにて死体となって倒れていたのを従業員が発見したようです。
<2>2000時間以上ゲームをやり続けた結果、突然死【2015年:ロシア】
ロシアでは、2015年にコンピューターゲームに没頭していた17歳の少年が突然死亡
お次はロシアで起きた事件です。
17歳の少年が、1年半で計2000時間以上ゲームをした結果、死亡するに至りました。
死亡後の調べでは、少年が毎日6.5時間以上ゲームをやり続けるゲーム中毒だったことが明らかとなっています。
少年は足の骨を骨折して自宅で療養中だったようですが、それがかえってゲームにハマるきっかけとなっていたのかもしれません。
療養期間中の22日間はすべてゲームに費やしていたようです。
死因は『エコノミークラス症候群』でした。
【エコノミークラス症候群とは…】
同じ体勢で長時間いると血液が固まって肺の血管をふさいでしまう病気のこと。
飛行機やバスなどでよく起こりうる。
エコノミークラス症候群は、飛行機やバス、車などで長時間移動することで起こりやすい病気です。
正直、ゲームが原因でなった例は聞いたことがありません。
とはいえ、死亡した少年は食事と睡眠とトイレ以外はほとんど動かなかったとのことです。それが事実であれば納得できます。
ちなみにエコノミークラス症候群を予防するには、血流がドロドロにならないようにこまめに水分補給をしたり、運動することが必要です。思い当たる方はこれを機に注意して下さい。
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<3>同じ姿勢で長時間ゲームをプレイした後、倒れて死亡【2011年:イギリス】
イギリスでは、2011年にコンピュータゲームに没頭していた20代男性が突然倒れ死亡
3つ目はイギリスで起きた事件です。
12時間以上まったく同じ姿勢でゲームに没頭していた男性が、途中でガムを取るために動いた瞬間、崩れ落ちて死亡しました。
一緒にゲームをプレイしていた友人の話によると、『死亡した男性はゲーム中に胸のあたりを気にする仕草を見せていた』とのこと。
もしかしたら危険を知らせるサインだったのかもしれません…。
死因については『肺栓塞(はいそくせん)』だったことが明らかになっています。
【肺栓塞(はいそくせん)とは…】
長時間同じ姿勢でいることで肺の中の血液が固まってしまい、息苦しくなる症状のこと。
さきほどの事件と一緒ですが、やはり長時間同じ姿勢でい続けることは健康上、危険といえそうです。ゲームに限らず注意していきたいものです。
<4>ゲーム中に突然興奮状態に陥り死亡【2002年:中国】
2002年に中国江西省(こうせいしょう)・南昌市(なんしょうし)のネットカフェでゲーム中の高校生が急死
こちらはゲーム依存が社会問題となっている中国で起きた事件になります。
現地報道によると、ネカフェでゲームをしていた少年が、『極度の緊張状態』によって死亡したとのこと。
これ以上くわしいことは明らかになっていませんが、どうやらゲームをプレイ中に突然の興奮状態になったことが突然死を引き起こしたようです。
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【ゲーム依存症で死亡】ゲームをやりすぎると死につながる理由とは?
お次は『そもそもゲームをやりすぎるとどんな悪影響があるのか?』についてをまとめました。
結論としては、以下の3つです。
- 脳がダメージを受けていることに気づかなくなる
- 不眠になりやすくなる
- 体内時計が狂いやすくなる
対処法とともに順にお伝えさせて頂きます。
【1】脳がダメージを受けていることに気づかなくなる
まずネットやゲームをやりすぎると、脳は極度の覚醒(かくせい)状態になります。
覚醒状態というのは、簡単にいうと、『常に脳が興奮して休まらない状態のこと』です。
通常であれば、脳は使えば使うだけダメージを受け、うまく働かなくなります。
ですが、ゲームをすると興奮状態を引き起こすホルモンが出るので、不思議と疲労を感じにくくなるわけです。
つまり休みが必要な場合になっても、休まなくて良いように脳が錯覚してしまうことを意味します。
しかし、脳は覚醒状態になっても疲労を感じにくくなるというだけで実際は疲労しています。
そのため、間違っても長時間ゲームをやり続けるのは危険といわざるを得ません。
ゲームが悪というつもりはないですが、もし長時間ゲームをやるときは、身体のことを考えて時間を区切って適度に休む習慣をつけるなど工夫が必要になります。
【2】不眠になりやすくなる
そしてゲームのやりすぎは不眠の原因にもなります。
液晶から発せられる『ブルーライト』には不眠を引き起こす性質があるからです。
【YouTube依存症の治し方】大学で心理学を勉強した自分が見つけたYouTube中毒対策法
最近では、ブルーライトをカットする眼鏡が出回っていますが、それでもすべてのブルーライトをカットすることはできません。
であるならば、やはり不眠を防ぐのであれば、夜遅くにゲームをするのは止めるということが大切といえそうです。
ちなみにブルーライトには脳を覚醒させる働きもあります。
そのため、『夜はさっさと寝てしまって、朝早くからゲームをして脳を働かせる』という習慣の方が健康上は良さそうです。
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【3】体内時計がおかしくなる
ネットやゲームに熱中する環境は当然室内が多いと思いますが、長時間太陽を浴びない生活を続けると、体内時計がおかしくなる危険性があります。
その証拠として、1989年に『宇宙空間で快適に生活するためのデータを取る目的』で、とある実験が行われました。
ステファリア・フォリーニという女性が自ら志願して、太陽の光が届かない地下で4ヶ月生活する、という実験です。
宇宙空間は太陽の光が届きませんので、それを再現したわけです。
結果からいうと、はじめこそ快適に暮らしていた彼女ですが、結果として彼女の体内時計は完全に壊れてしまいました。
一日に30時間働いた後、24時間寝るといったおかしな生活リズムになり、実験終わりに彼女が地上に出てきたときは、体重が10キロ以上減っていたとか。
つまり人間の体内時計は太陽の光によって正常なリズムを刻むということがわかります。
太陽の光が十分に届かない室内でゲームをし続けることは、体内時計を壊し、健康を悪化させてしまうということです。
ゲームをやるときはなるべく太陽の光を浴びることも大切となります。
以上のことを踏まえると、『天気の良い日は外に出て身体を動かす習慣はつけておけば、なお良い』という結論に落ち着きそうです。
ゲーム依存症で死亡する前に【やりすぎ度がわかるチェックリスト】
『自分は依存症なのか?』を判断するのは難しい問題です。
ですが、アメリカのアイオワ州立大学が発表したスマホへの依存度がわかるチェックリストの研究結果はとても参考になります。
【スマホ依存症チェックリスト】20の質問に答えるだけ【超簡単】
紙とペンがあればすぐに自分の依存度をチェックできるので、気になる方はこの機会にチェックしてみて下さいませ。
ゲームというよりはスマホに限った話にはなりますが、参考にはなるはずです。
【ゲーム依存症で死亡】ゲームのやりすぎは死亡につながるのまとめ
ゲーム大国といわれる日本では、幸いにもゲームによる死亡例はありません。
ですが、世界を見渡してみると、ゲームのやりすぎによる死はより身近なものとなっています。
実はかくいう僕も今でこそゲームはほとんどやりませんが、ゲームにハマっていた時期は少なからずありました。なのでゲームの魅力については理解しているつもりです。
とはいえ、僕がゲームにハマっていたのは小学生の頃。
そのときに比べてゲームをする環境は圧倒的に現代の方が豊かになっています。
大の大人が『ユーザーを夢中にさせるゲーム』を日夜追求しているわけですから、プレイする側とすれば、ハマらない方が不自然なのかもしれません。
もちろんゲーム自体は娯楽の一つなので、すべてを悪くいうつもりはありません。
しかし、何事にもやりすぎは禁物です。
間違っても、『ゲームだけが娯楽』となってしまうと、依存症にまっしぐらです。
おせっかいかもしれませんが、『人生の楽しみはゲームだけではない』ということだけは最後にお伝えさせて頂きたいです。
ゲームに依存気味の方は、是非これを機にゲーム依存の恐ろしさを理解し、視野を広くして色んな楽しみを見つける機会として頂ければと思います。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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