【特別区は倍率以上に合格のチャンスがある理由】受験経験者が徹底解剖【見落としがち】

競争

パンぞう

特別区の倍率で知っていることを教えて!
特別区を受験した経験がある僕が話すね!

トモヤ

さっそくですが、平成30年度の特別区の倍率は以下の通り。

試験区分 受験者数 合格者数 倍率
事務 12,718 2,371 5.4
土木 383 160 2.4
造園 68 26 2.6
建築 178 104 1.7
機械 103 53 1.9
電気 128 67 1.9
福祉 468 236 2.0
心理 252 78 3.2
衛生 181 86 2.1
化学 42 7 6.0
保健師 377 199 1.9

ご存じの通り、倍率の高さは合格の難易度を意味します。

倍率5倍だったら5人に1人は合格できますということですね。

 

倍率はその年の採用予定数や受験者数によって前後するもの。

なので倍率を見ることにはさほど意味はありません。

 

しかし、それだけでは味気ないので…。

今回は以下のことについてお話ししていきますね(`・ω・´)ゞ

続きを見るとわかること
  1. 区ごとの倍率について
  2. 倍率以上にチャンスがある理由

特別区の倍率【平成30年度】

冒頭でもお話しした通り、以下が平成30年度の倍率。

試験区分 受験者数 合格者数 倍率
事務 12,718 2,371 5.4
土木 383 160 2.4
造園 68 26 2.6
建築 178 104 1.7
機械 103 53 1.9
電気 128 67 1.9
福祉 468 236 2.0
心理 252 78 3.2
衛生 181 86 2.1
化学 42 7 6.0
保健師 377 199 1.9

平成31年度は特別区の合格発表前の4月30日までなので、平成最後の倍率となります。

パンぞう

事務職と衛生管理は入るのが難しそうだね…
事務職は毎年特別区で一番の人気だから、いつも高倍率だね!

トモヤ

特別区に限らずですが、事務職は公務員試験で人気の高い試験区分。

高倍率なのは例年通りです。

他にも衛生管理のように採用予定数が1桁と少ない試験区分は高倍率となりがちです。

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特別区の倍率を各区ごとに分析

パンぞう

区ごとの倍率ってわからないの?
残念ながら公表はされていないね…

トモヤ

特別区では区ごとの倍率は一切公表されていません。

23区の中でどこが人気区なのかはまったくの謎です。

 

とはいえ、ここで終わってしまうと味気がないので…。

以下の平成30年度の事務職の採用予定数をもとに考察します。

特別区の事務の採用予定数

パンぞう

採用予定数が多いところはチャンスがありそうだネ♪
うーん、採用予定数が多いからといって倍率が低いかはわからないかな…

トモヤ

採用予定数が多いからといって倍率が低くなるわけではありません。

特別区では成績上位者から順に希望区を考慮されるからです。

 

上の表を見ると世田谷区や大田区は採用予定数が多くてチャンスがありそうですが…。

成績1~100位までが第一希望区を世田谷にしている可能性だってあるわけです。

 

なので採用予定数が多いから希望が通りやすいとは一概にはいえません。

しかし、採用予定数が多ければそれだけチャンスがあることには間違いないですが。

疲れた学生 【特別区で受かりやすい区】合格経験者がホントのことをぶっちゃける【真相】

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人気区は倍率が高い

区ごとに倍率予想するのは難しいです。

とはいえ、一般的な人気区は倍率が上がる傾向にあるかもしれません。

 

例えば、渋谷区や新宿区は『住みたい街ランキング』でも毎年上位にランクインする人気区です。

なので倍率は高い気がしますね。

 

パンぞう

倍率を予想するより、成績が少しでも上がるようにした方が良さそう…!
間違いないね!

トモヤ

コンパス 【特別区の完全ガイド】受験から合格への道のりを総まとめ【経験談】

倍率から合格難易度を考えるのはあくまで憶測にしかすぎません。

倍率のことはほどほどにして、今やるべきことに集中することが大切ですよ( ・ㅂ・)و ̑̑

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特別区の倍率は下がる【倍率以上にチャンスあり】

実は特別区は1次試験さえ通過できれば、倍率はグッと下がるんだ!

トモヤ

ナマケモノ君

えっ?どういうこと??

特別区は受験辞退者が多い公務員試験です。

そのため、公表されている倍率よりも合格難易度は下がります。

以下の表をご覧下さい。

【1次試験の状況】

試験区分 申込者数 受験者数 合格者数
事務 14,998 12,718 4,505
あれっ?申し込んだだけで受験してない人がたくさんいる??

ナマケモノ君

【2次試験の状況】

試験区分 受験者数 最終合格者数
事務 3,812 2,371
2次試験の受験者数も1次試験の合格者数とイコールじゃないね…

パンぞう

上記は平成30年度の事務職の例ですが、1次試験と2次試験はともに受験辞退者の数が多いことがおわかり頂けるはず。

 

受験を辞退するのは公務員試験によくある話ですが…。

 

『とりあえず応募だけしておく』

『併願先の状況が変わったから受験を辞退する』

 

本番になると、なんらかの理由で受験会場に来ない受験生はかなり多いです。

僕が受験したときもよく目にしました。

 

しかし、公表されている特別区の受験倍率は2次試験の受験辞退者の数を考慮していません。

つまり特別区は倍率以上に合格のチャンスがある公務員試験といえます。

ナマケモノ君

2次試験を辞退した人数が考慮されていたら、倍率はもっと下がるってことか!
そうだね!実質の倍率はもっと低いんだ!

トモヤ

なので特別区は1次試験さえ合格してしまえば、倍率以上に合格はグッと近付きます。

 

また、特別区は最終合格を辞退する受験生も多いです。

毎年採用予定数よりも多く合格者を出しているのはそのためです。

チャレンジ 【特別区の難易度が低い2つの理由】受験経験者の自分が実体験も合わせて振り返ってみた

とはいえ、1次試験が通過できれば合格が保証されるわけではありません。

最後まで気を引き締めていく必要があるのは間違いないです。

なんだか合格への希望が湧いてきた…!

パンぞう

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特別区の倍率まとめ

まとめ
  1. 採用予定数の多さ≠難易度の低さ
  2. 公表倍率よりもチャンスはある

今回は倍率について考察しました。

 

倍率を考察しておいてなんですが…。

倍率で一喜一憂するのは正直、時間の無駄な気がします。

なぜなら、自分が合格するかどうかは他の受験生の評価によっても左右されるからです。

 

なので倍率を気にするのはほどほどにして、自分がやるべきことに集中することが一番大切だと思います( ・ㅂ・)و ̑̑

 

今回の内容はあくまでモチベーションを高めるきっかけにして頂ければ嬉しいです。

最後までご覧頂きありがとうございました。

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