パンぞう
トモヤ
ジュニアマイスターとは、資格を点数化した表彰制度のことです。
工業系の高校在学中に取得した資格の合計点によって表彰されるかどうかが決まります。
例えば漢検2級は4点で第二種電気工事士は7点です。
なので両方取得したら合計点は11点みたいな感じになります。
合計点によって表彰内容は以下のように変わります。
- ゴールド…45点以上
- シルバー…30点以上
- ブロンズ…20点以上
厳密にいうと上記以外にも個人特別表彰があります。
とはいえ、一般的なのはゴールド、シルバー、ブロンズの3つです(僕が高校生だったときはブロンズはなかったですが)。
そこで今回はジュニアマイスターについて工業高校出身で現役エンジニアの僕がお話ししていきます(`・ω・´)ゞ
ちなみにですが僕も高校在学中にジュニアマイスターに表彰されました( -`д-´)キリッ
10年以上前のことなのでうろ覚えですが、僕はたしかシルバーだったはず(ゴールドまで1点足らなかった記憶が…)
- ジュニアマイスターを取得する2つのメリット
- 【重要】取得方法と注意点について
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【ジュニアマイスターとは?】取得するメリットは2つある
まずはジュニアマイスターを取得するメリットについて。
経験からいうと以下の2つのみです。
- 就職面接でアピールできる
- 大学の面接でもアピールできるかも
それでは上記を順にお話ししていきます。
…ちなみにですがジュニアマイスターを取得することにデメリットはありません。ご安心を。
<1>就職面接でアピールできる
ジュニアマイスターに表彰されると就職面接でアピールできます。
資格をたくさん持っていることは勉強熱心であることの証明だからです。
【ジュニアマイスターが就職に役立つかは微妙】でも、アピールは可能
就職する企業にピッタリな資格を持っていればいうことないですね。
とはいえ、ジュニアマイスターは工業系の高校になじみがない方は知らないことも多いです。
パンぞう
面接官
上記のような場合は面接でジュニアマイスターについて簡単に説明する必要があるのでお忘れなく。
また補足ですがジュニアマイスターに表彰されるのは就職面接の後になります。
なので履歴書に書くのは難しいかもです。
とはいえ、就職面接のときに『ジュニアマイスターに表彰される見込みです』と話せば十分アピールできますのでご安心を。
<2>大学の面接でもアピールできるかも
指定校推薦などの大学入試の面接でもアピールできるかもです。
【工業高校の指定校推薦】後悔しないために絶対に知っておきたいコト
これも繰り返しますが資格の多さは勉強熱心であることのアピールになるからです。
ですが、これも繰り返しになりますが、ジュニアマイスターは工業系の高校になじみがない方には?なことが多いです。
なので大学入試のような場では微妙かもしれません。
もちろん面接官がジュニアマイスターについて理解している可能性もあります。
しかし、僕の経験上では普通科高校出身の大学関係者はほぼ100%ジュニアマイスターの存在を知りません。
そのため、ジュニアマイスターのメリットが通用するのは限定的です。
ちなみにですが大学の就活では間違いなく通用しませんのでご注意下さいませ。
ジュニアマイスターを取得する方法とは【大切なことは2つある】
パンぞう
トモヤ
〔1〕【狙いは工業系の資格】点数が高い
これは意外と知られていない話ですが、ジュニアマイスターにおける各資格の点数は年度ごとに微妙に変わります。
上記のような点数区分表は学校にもあるはずです。僕のいた高校では掲示板に貼られていました。
とはいえ、ジュニアマイスターをイチ早く狙うなら点数区分表を見つつ点数が高い資格を中心に取得するのが効率的です。
まぁいうまでもないですよね。
ナマケモノ君
トモヤ
例えば僕は高校生のときに漢検2級を取得しましたが、ジュニアマイスターの点数的には4点です。
ぶっちゃけ難易度の割には点数が低めだと思いました。
しかし、一方で工業系の専門資格で有名な危険物乙類も同じ4点です。
何がいいたいかというと、僕は漢検2級はもちろん危険物も乙種を全類持っていますが、漢検よりも危険物の方が断然簡単でした。
しかし、両資格とも点数は同じです。
つまりジュニアマイスターは漢検のような教養資格よりも危険物のような専門資格を評価する傾向にあるということです。
なので点数が高いからといって必ずしも難しいわけではありません。
ジュニアマイスターありきで考えるなら工業系の専門資格を中心に取得を目指した方が効率的かもしれませんよ。
〔2〕チャレンジあるのみ
そして2つ目に大切なことですが、ジュニアマイスターを狙うなら資格取得にチャレンジしまくりましょう。
いうまでもなくチャレンジしなければ合格することもありませんので。
さきほど話した通りどの資格を狙うかを考えるのは良いです。
しかし、人には向き不向きがあるので資格の取りやすさは人によって違います。
実技が中心の資格の方が得意な方もいれば筆記中心の資格が得意な方も…。
なのであまり考えずにとりあえず取れそうな資格はすべてチャレンジすればOKです。
僕の経験でも資格にたくさんチャレンジしていると勉強のコツみたいなものもつかめてきますよ。
【ジュニアマイスターとは?】よくある2つの注意点について
最後はよく勘違いしやすい注意点についてお伝えしていきます<(_ _)>
[1]高校在学中に取得した資格のみが対象
これはよく勘違いされる方がいますが…。
冒頭でもお伝えした通りジュニアマイスターの対象資格は高校在学中に取得したもののみです。
よって小学生や中学生のときに取得した資格は点数としてカウントされません。
ジュニアマイスターはあくまで高校生活の頑張りを評価してもらえる制度であることにご注意下さい。
[2]ジュニアマイスターの申請は学校がやってくれる
ジュニアマイスターの申請は学校側が勝手にやってくれます。
おそらく生徒本人が忘れていても学校側が申請してくれるはずです。
実際僕も忘れていましたので。笑
とはいえ、生徒はあくまで資格を取ることに集中できるということですね。
ナマケモノ君
[3]ジュニアマイスターを取っても景品はもらえない
これもたまに聞かれますが、ジュニアマイスターに表彰されても景品は特にもらえません。
もらえるのは表彰状のみです。
あとは学校の集会で表彰されるだけですね。
その他だとゴールド以上は特別にトロフィーみたいなのがもらえるというのは聞いたことがありますが。
ジュニアマイスターとはのまとめ
いかがだったでしょう。
ジュニアマイスターを目標にするのは素晴らしいことです。
しかし、それだけだと本末転倒だと思います。
本来資格というのは自分にとっての武器になりうるものだからです。
なのでときには自分の将来を思い描きながら、『自分が取るべき資格』について考えることも大切だと僕は思います。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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