【HSPの本おすすめランキング】大学で心理学を勉強した自分が全方位的に完全厳選

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HSPの本でおすすめなのはどれだろう…?
大学で心理学を勉強していた自分が読んだ、おすすめ本を厳選させていただきました!

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続きを見るとわかること
  1. 【ベスト4】HSPのおすすめ本

HSPの本おすすめランキングベスト4

HSPの本おすすめランキングベスト4です。

結果としてすべてHSP研究の第一人者である心理学者:アーロンの本となっています。

その理由はあくまで自分が目にした限りですが、一般に書店などで入手できる日本語の本に限った話であれば、次の条件において現時点で最もおすすめできるからです。

アーロンの本がおすすめである理由
  1. 参考文献の質が類書のなかで最も高い
  2. 深刻なHSPの方にとっても、本質的な価値になり得る
  3. HSPの方にとって、人生を脅かすような不利益を避けられ得る
  4. 誠実な臨床家の方々などへの敬意も込めて

なんともシンプルにお伝えすることが難しいですが…つまりここでご紹介させていただいている4冊は、専門性と信頼性の高さで最もおすすめできるということです。

どれも専門色が強いため、少し難しく感じるかもしれませんが、可能であればここからご紹介する4冊を最優先に見て下さいませ。

…しかし、どうしても小難しく感じる方は、手始めにHSPの本で”読みやすい”おすすめランキングベスト2から見ていただいても構いません。

とはいえ、どちらにしてもここでご紹介する4冊のいずれかは、遅かれ早かれ必ず目を通していただきたい本です。

そのことはどうかご理解下さい<(_ _)>

それでは順に見ていきます。

<1>ひといちばい敏感なあなたが人を愛するときーHSP気質と恋愛ー

おすすめポイント
  1. ゼロからHSPがわかる
  2. HSP研究の第一人者が著者
  3. HSPと恋愛(≒人間関係)にまつわる内容

一番おすすめの本です。

HSP研究の第一人者である心理学者:エレイン・アーロンが著者のこの一冊。

恋愛をはじめとした人間関係を中心とした内容なので、自分自身や周りのことに置き換えながら、HSPを理解できます。

研究自体の質はともかく、HSP研究を背景にしながら、ゼロからHSPがわかる内容です。

よくあるマンガ版や超入門本レベルのわかりやすさはないものの、読みやすさを担保しつつ、ある程度きちんとHSPを知りたい方にとっては、個人的には現時点で最もおすすめできる本になります。

ひといちばい敏感なあなたが人を愛するときーHSP気質と恋愛ー 『ひといちばい敏感なあなたが人を愛するときーHSP気質と恋愛ー』要約&書評をしてみました

<2>敏感すぎる私の活かし方 高感度から才能を引き出す発想術

おすすめポイント
  1. 世界的ベストセラーが約20年振りに改訳
  2. HSP研究の第一人者が著者

次いでおすすめなのも、HSP研究の第一人者である心理学者:エレイン・アーロンが著者の本です。

世界的ベストセラーの『ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。』が、およそ20年振りに改訳された改訂版。

(およそ20年も前だったことに驚き…)

心理学実験や研究などを通じ、新しく明らかとなった知見が追加されています。

HSPの方はもちろん、非HSPの方がその全体像をつかむ意味でも価値ある一冊です。

(前略)本書を読みながら、おそらくあなたは「とても敏感な人」の視点から、あらゆるものを見るようになるだろう。

それでかまわない。

というか、それこそが狙いである。

どっぷりとその身を沈めて、自分という人間を語るための新たな言語を習得してほしい。

そのせいで誰かが不安や疎外感、苛立ちを感じたとしても、彼らには少し辛抱してもらえばいい。

いつかこの概念が浸透し、こちらが多くを説明しなくてもすむ日がくるはずだ。

(本書の読み方 より)

本書への賛否や正当性などはさておくとしても、堅苦しくなりそうな内容の本を、心理学者の方がこれほどまでに一般の方向けに極限までわかりやすく伝えようとしたその姿勢には、尊敬しかありません。

批判もありそうなものなのに、個人的には、スタンフォード・シリーズ(勝手に命名)のマクゴニガルの本に似た尊敬を覚えました。笑

特にDOESHSSの解説はこれ以上ないほどわかりやすかったです。

 

とはいえ、個人的には、一冊目におすすめした本の方が”恋愛(≒人間関係)”がテーマになっている分、読みやすい気はします。

そのため、迷ったものの本書のおすすめ度はここでは2番手です<(_ _)>

また改訂されてはいるものの、内容が前著とまったく別物になったわけではありません。そのことも悪しからず。

(たとえば、ユングスピリチュアルの話があったのは変わらずでした)

<3>ひといちばい敏感な子

おすすめポイント
  1. HSC(≒ひといちばい敏感な子供)の本
  2. HSP研究の第一人者が著者

“ひといちばい敏感な子供”を意味するHSCの本です。

HSCの特徴や接し方などの詳細が、乳幼児から大人までの年齢別にまとめられています。

個人的にこの手の本は、間違ったラベル付けや、過剰なレッテル貼りには注意が必要だとは思います。

とはいえ、HSCの気がある子と接するすべての方にとって、少なからず学びがある一冊です。

<4>ひといちばい敏感な親たち 子育てとHSP気質

おすすめポイント
  1. HSPの”親”のあり方についての本
  2. 子供への接し方や、ストレス対策がわかる
  3. HSP研究の第一人者が著者

HSPの方のなかでも”親”をテーマにした本です。

子供への接し方や、ストレスへの対処法など、親だからこそ理解できる内容となっています。

「HSPの親はどうあるべきか?」の一助になります。

またこの手の分野では大規模な調査結果や、実際のHSPの親の事例などもあるため、個人的にも興味深い一冊でした。

HSPの本で”読みやすい”おすすめランキングベスト2【注:あくまでアーロンの本を読むための足掛かりです】

HSPの本おすすめランキングベスト4でご紹介している本は、やや小難しく感じる方もいるかもしれません。

そんなときは、ここでご紹介している本を参考にどうぞ。

どれも読みやすい本になります。

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注:何度もお伝えするようで恐縮ですが、ここでご紹介している2冊はあくまでHSPの本おすすめランキングベスト4の本を読むための足掛かりという位置付けです。

つまり遅かれ早かれ専門的な本(現時点ではアーロンの本がベスト)を読むことを大前提としたうえでのおすすめ本になります。

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<1>HSPサラリーマンーー人に疲れやすい僕が、楽しく働けるようになったワケ

おすすめポイント
  1. “HSPの気がある”主人公の自伝的小説
  2. “内向的な”HSP的な本
  3. 勇気付けられるストーリー

念のため繰り返しますが、こちらはHSPの本ではありません。

中身はWebサイト制作会社の営業部でサラリーマンをする”HSPの気がある”主人公を中心とした自伝的小説です。

確かに主人公にはHSPに当てはまる面はあるものの、果たしてHSPなのかどうかはわかりません。作中でもそのことについては触れられていないです。

また仮に主人公がHSPだとしても、描かれているのは内向的なHSPとなっています。

 

とはいえ、これらの内容を踏まえたうえでなら、本書はとてもおすすめできます。

HSPの方はもちろん、HSPの気がある方にとっては、勇気付けられる面があるはず。

背中を優しく押してくれるような一冊です。

非HSPの方にとっても、多様性の理解につながると思います。少なくとも自分はそういう面がありました。

 

また作中で取り上げられているエピソードとして、過去の偉人の話を出して説教する部長の話など、「あ~、こういう人いるよなぁ~」と共感できる方もいるかもしれません。笑

サザエさん症候群』も、あるあるかもです。

(そんな言葉があることは本書ではじめて知りましたが)

“サザエさん症候群”

日曜日の夕方から深夜に、次の日の学校や仕事のことを考えて憂鬱になったり、体調が悪くなったり、ダルくなったりすることを言うらしい。

(6.サザエさんと六本木と会社が嫌い。 より)

HSP(のような)本をストーリー仕立てで読みたい方には、本書はピッタリです。

<2>HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)の教科書

おすすめポイント
  1. 専門的な本にどうしても抵抗がある方向け
  2. HSPなどの大枠がわかる

HSPなどの大枠がやさしく解説されている本です。

DOESHSSといった用語の意味を手短につかむことができます。

もちろん本書のような本に賛否があることは理解できますが、なかには「専門的な本はどうしても難しい…」などと感じる方もいるはず。

そのような方が本書のような一冊を手始めに手に取ることは、決して悪いことではない…と個人的には思います。

もちろん“本書でHSPの大枠を理解したうえで、専門的な本を読む前提での話”にはなりますが。

学術的なことが書いてある本は内容としてきちんと書かれていて、その分野の専門の方が書いていたりするということもあって説得力もあるでしょう。

でも、なかには、非常に堅い文体や言葉遣いで綴られていて、読み進める途中でパタンと本を閉じてしまう人もいるかもしれません。

(あなたもHSPかも? より)

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とはいえ、個人的に一つどうしても気になったこととしては…本書の内容を考えると、「(”教科書”というタイトルはちょっと誤解を招くかなぁ…)」とは思いました。

このことについては出版社の意向などもあったかもしれないので、著者のことだけを責めることはできません。

しかし、HSPに深刻に悩む方などが、学術的な教科書だと思って手にしてしまうことへの配慮が足りないと、思わざるを得ませんでした。

…やや辛らつになってしまいましたが、内容だけを見るのであれば、この手の本があることは悪くありません。

読者が本書の位置付けを間違えなければ、素晴らしい一面がある本だと思います。

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HSPの本おすすめランキングまとめ

HSPの本を選ぶときの一助としていただければ、とても嬉しく思います。

それでは(`・ω・´)ゞ

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