【書評】『童話学がわかる。』【童話を国や学問、形式などから考察する独自の一冊】

名作童話の各ページで自分が度々参考にさせていただいている一冊が、『童話学がわかる』です。

童話全般を考察するうえでとても役立つ内容となっています。

このページでわかること
  1. 『童話学がわかる』の良かったところ
  2. 気になった留意点

童話は確実にくりかえします。

それは過去の残響であると同時に、くりかえし語られ、生きられてきた過去を未来に向けて送り届ける贈物としての歴史なのです。

(『童話学がわかる』161ページ より)

『童話学がわかる。』の良かったところ

まずは良かったところです。

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童話を異なる視点から考察

結論からいうと、本書は『童話が異なる視点から考察』されている一冊でした。その例は以下の通りです。

異なる視点の例
  1. 歴史学
  2. 文化人類学
  3. 心理学
  4. 教育学
  5. 哲学
  6. 各国や各地域

つまり童話をただの読み物として一義的に捉えるのではなく、多義的に捉える一助となるのがこの本の一つの価値ということです。

童話への考察を深めたい方にとって、見て損はない内容となっています。

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『童話学がわかる。』を見るうえでの留意点

続いては個人的に気になったことです。

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有識者たちの解釈の独立

さきほどご紹介した通り、本書は童話が異なる様々な視点から考察されています。

そしてその考察は各分野の専門家や学者などの方々が試みているわけです。

ですが、そんな『有識者の方々の解釈は独立』しています。

よって本書は童話がテーマになってはいるものの、統一された内容とはなっていません。

また正直、なかには「(この話は童話とは関係ないんじゃ…)」と思うような内容もチラホラ。苦笑

本書で語られていたことの例
  1. マンガ
  2. アニメ
  3. ゲーム
  4. 演劇

単著ではないのでこういったことはある程度は仕方がないかもしれませんが、個人的には少し気になるところではありました。

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『童話学がわかる。』まとめ

とはいえ、全体的に見れば、本書は童話への新たな知見が得られる一冊です。

古い本になるので在庫がいつまであるかは不明ですが…気になる方は手に取ってみてはいかがでしょうか。

それでは以上です(`・ω・´)ゞ

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