パンぞう
ナマケモノ君
トモヤ
結論からいうと、YouTubeで流れるCMや広告には、大きな宣伝効果があります。
YouTubeの広告には「スプラリミナル効果」が利用されています。
スプラリミナル効果とは「人は一瞬であれ意識的に見たことの影響を受けてしまう」という視覚作用のことです。
例えば、「今日はなんとなくカレーが食べたいなぁ…」と思ったとします。
そのなんとなくの理由はスプラリミナルが影響している可能性が高いんです。
テレビのCMなのか、グルメ特集なのか覚えていないのにも関わらず「なんとなく」食べたくなるきっかけこそがスプラリミナル効果なんです。
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YouTubeの広告に意味がないとはいい切れない理由
冒頭でも話しましたが、YouTubeの広告はスプラリミナルが期待できるので大きな意味があります。
人間の脳は非常に優秀です。
一瞬でも広告を見れば、脳はその広告の内容を潜在意識で記憶します。
そのため、見ているつもりはない広告も脳はしっかりと記憶しているんです。
では、広告を宣伝することでYouTubeを利用するユーザーとYouTubeを運営する側にはどんなメリットがあるのでしょうか?
広告はきっかけにつながる
YouTubeを使うユーザーにとって、広告を見ることのメリットは「きっかけ」を知ることができる点です。
僕は普段からYouTubeをよく見ますが、あまりに広告が多いとイライラするのが正直なところです。笑
YouTube動画の始めだけならまだしも、視聴途中に表示されると特にウザいと感じます。笑
そのため、動画の途中で広告をスキップできるときは基本とばすようにしています。
9割方の広告はスキップです。
しかし、自分が興味を惹かれた広告があったときはついつい見てしまったこともあります。
それが、スキップしなかった残り1割の広告。
僕と同じように動画途中のCMは基本スキップという方が多いのではないでしょうか?
しかし、僕は意識的に見た広告の中に映画「スターウォーズ」の予告動画があったのを覚えています。
スプラリミナル効果が作用したせいか、予告を見て映画を見たくなった僕は劇場まで鑑賞しに行きました…。
ちなみに僕がその年に見た映画は「スターウォーズ」だけです。
僕は映画を見る予定はまったくありませんでしたが、動画のCMを見て「面白そうだな…」と思ってしまったが正直なところ。
その点で、YouTubeを使う側は広告によって楽しさの「きっかけ」を知ることができるといえます。
「いやいや、それでも広告は邪魔だよ…」という声が聞こえてきそうですが、YouTubeを運営する側からすると、広告を外すことはできないんです。
YouTubeの利用者の増加が広告効果を期待させる
YouTubeが無料で利用できる理由は、YouTube自体が広告費で利益を得ているからです。
そのため、広告主がYouTubeに広告料を払わなければ、YouTubeは無料で運営できなくなります。
YouTubeを使う側からすると、うっとうしい広告かもしれませんが、無料で使うためには必要なことなんですね。
しかし、実際はほとんどスキップされているのに宣伝することは効率が悪いと思われそうですが、企業側もその点は重々承知しているはずです。
広告の1つ当たりの単価が低いのも、宣伝した分だけ売り上げが上がるとは考えていないことがその一因です。
また、あえてテレビCMではなく、YouTubeなどの動画配信における広告には広告主である企業側にとっても大きなメリットがあります。
なぜなら、テレビは視聴率の低下や録画機能の充実が進み、視聴者がCMを見る機会は減っています。
2016年の検索ワードランキング総合順位の1位が「YouTube」だったことからも、ユーザーの興味がテレビからネット動画に移行しているのは明確ですよね。
その点で、広告主である企業側がYouTubeをはじめとした動画配信サービスに力を入れる意味もうなずけます。
YouTubeの広告は意味ない?まとめ
YouTubeの広告はスプラリミナル効果が期待できるため、たとえ広告がほとんど見られなくても大きな意味があります。
何となく広告が目に入っただけで、その広告に興味が湧いて行動してしまうかもしれないからです。
YouTubeを使う側からすると、見ている途中にCMが出るのはうっとうしいですが、YouTubeを無料で利用するために必要なことだと理解しておきたいですよね。
スプラリミナル効果によって、人は無意識に行動に駆り立てられます。
しかし、覚えておきたいのは、意識的に目に入った影響を完全に排除することは不可能ということです。
そのため、あまりネット動画に慣れていない方は動画の見過ぎには注意したいところですね。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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