パンぞう
トモヤ
『マネックスアドバイザー』と『マネラップ』はどちらもマネックス証券が提供しています。
しかし、両者はまったく異なるロボアドサービスです。
今回は、そんなロボアドサービスを徹底比較していきます。
- 『マネックスアドバイザー』と『マネラップ』の違いを比較
- 両方のメリット・デメリットをご紹介
タッチ⇒移動する目次
マネックスアドバイザーとマネラップの比較【アドバイス型と投資一任運用型】
『マネックスアドバイザー』と『マネラップ』を比較するうえで欠かせないのが、ロボアドのサービス内容です。
まず、『マネックスアドバイザー』はアドバイス型ロボアドになります。
【アドバイス型とは…】
ロボアドが投資家に提供するのは提案まで。
実際の運用は投資家自身が行う。
『マネックスアドバイザー』は投資のサポートをしてくれるロボアドです。
そのため、一言でいって投資経験者向けのロボアドになります。
一方で『マネラップ』は投資一任運用型ロボアドです。
【投資一任運用型とは…】
ロボアドが投資スタイルの提案から資産運用までを代行してくれる。
投資家は『ほったらかし』でもOK。
『マネラップ』は投資家の代わりに資産運用を行ってくれるサービスです。
そのため、投資初心者向けのサービスになります。
また、日頃忙しくて資産運用に時間がかけられない方にも『マネラップ』はおすすめです。
ナマケモノ君
トモヤ
マネックスアドバイザーのメリット・デメリット
【メリット】マネックスアドバイザーはサービス内容がきめ細かい
- わかりやすいプラン内容【3つの運用プラン】
- 資産の組み合わせがたくさん【2000種類以上】
『マネックスアドバイザー』のメリットは投資家のことを考え抜かれたきめ細かいサービスです。
まず、『マネックスアドバイザー』の運用プランはたったの3つから選べるのでとてもわかりやすいです。
始めるには以下の3つの運用プランから好きなものを1つ選択します。
- 標準ポートフォリオではじめる
- 自分でポートフォリオをつくる
- プロの見通しを反映してはじめる
①『標準ポートフォリオではじめる』はバランスの取れた『ポートフォリオ』が組まれているのが特徴です。
【ポートフォリオとは…】
金融商品の組み合わせのこと。株式〇%、債券〇%という具合。
あらかじめポートフォリオが決まっているので質問などには一切答える必要はありません。
最も気軽に始められるサービスです。
次の②『自分でポートフォリオをつくる』は5つの質問に答えることで投資家一人一人に合った独自のポートフォリオの提案を受けることができます。
そして③『プロの見通しを反映してはじめる』はマネックス証券のストラテジストである広木隆さんが市場の動きや金融工学の観点からオススメのポートフォリオを提案します。
【ストラテジストとは…】
投資の戦略を立てるプロのこと。
▼広木隆さんのオススメ本▼
投資のプロから投資のアドバイスが受けられるのは『マネックスアドバイザー』独自のサービスになります。
ナマケモノ君
トモヤ
結論からいえばどれを選んでもいいですが、プランの提案はどれも無料で受けられます。
迷われている方は一度試してみてはいかがでしょうか。
】
また、『マネックスアドバイザー』が提案できる資産の組み合わせはなんと2000種類以上。
種類が多いほどサービスのきめ細かさにつながるのでメリットといえます。
他のロボアドサービスでは数10種類であることも珍しくないので、2000という数字がいかに多いのかがご理解頂けるはず。
【デメリット】マネックスアドバイザーはコスト&手間がかかる
- 利用手数料がかかる【年0.324%】
- 『ほったらかし』はNG【アドバイス型】
- マネックス証券の口座がないと始められない
一方で『マネックスアドバイザー』のデメリットはコストが高いことと手間がかかること。
『マネックスアドバイザー』には年間0.324%の利用手数料がかかります。
他のアドバイス型ロボアドは利用手数料がゼロなのがほとんどなので、この点は明らかなデメリットです。
サービスのきめ細かさが利用手数料を生んでいるのかもしれませんが、正直あまり頂けません。
また、繰り返す通り『マネックスアドバイザー』はアドバイス型ロボアドなので『ほったらかし』では運用できません。
サービスが受けられるのはあくまでプランの提案まで。
『ほったらかし』で運用したい方は投資一任型ロボアドの『マネラップ』にした方が無難です。
とはいえ、『マネックスアドバイザー』では相場が大きく下がったときにメールで『リバランス』の提案を含めて教えてくれる機能があります。
【リバランスとは…】
市場の動向に合わせて投資先を調整すること。金融の知識が必要。
この点のサービス内容はさすがの一言。
しかし、リバランスに関してもあくまで提案のみで決して自動で行ってくれるわけではないので要注意です。
『マネックスアドバイザー』を始めるには『マネックス証券総合取引口座』が必要です。
口座を持っていない方は一から作る必要があるので面倒になるかもしれません。
ただ、運営元の口座が必要なのは珍しい話ではないです。
『マネックスアドバイザー』だけに限ったデメリットとはいえませんね。
マネラップのメリット・デメリット
【メリット】マネラップは投資家に優しいロボアド
- 1000円から始められる
- 手数料が約1%
- 下落相場に強いロボアド
- アフターフォローが充実
ざっとまとめると『マネラップ』を使うメリットは上の4つになります。
まず、『マネラップ』は最低投資金額が1000円となっているので気軽に資産運用を始めることができます。
他のロボアドサービスでは最低投資金額が万単位であることが多いので、少額から始められるのはありがたいですよね。
また、手数料が約1%と安いのでこの点も投資家にとってはありがたい限りです。
日本のロボアド市場はまだまだ利用者が少ないこともあり、ロボアド運用会社は経営のために投資家一人当たりに高額な手数料を徴収することも珍しくありません。
そんな中でも手数料1%はかなり割安だな、というのが僕の印象です。
さらに債権が多い『ポートフォリオ』を組む設定がされているので、下落相場でも安定して運用してくれます。
【ポートフォリオとは…】
金融商品の組み合わせのこと。株式〇%、債権〇%といった具合。
債権は株式と違って値動きが少ないのが特徴なので、安定した運用を目的としているロボアド投資にピッタリの投資信託なんですね。
ロボアド投資では『ほったらかし』でも運用できるのが大きな特徴ですが、『マネラップ』は投資家を無責任にほったらかすことはしません。
というのも、『マネラップ』では投資家がスマホアプリのマイページで設定した『目標達成確率』に沿って目標値までの道のりを絶えず案内してくれるからです。
パンぞう
投資の世界では長期で運用することを決めていても急な下落相場になると思わず売りに出てしまう方も多いです。
その点で投資家が目標を達成するために正しいアドバイスをしてくれるのはとてもありがたいです。
投資家へのアフターフォローを大切にしている『マネラップ』ならではの機能といえます。
【デメリット】何かと不便が多いのはマネラップの弱点
- 手間がかかる
- 特定口座は使用不可
デメリットについては上の2つです。
若干辛口になってしまいましたが、ロボアド投資は長期で続けないと意味がないので、より納得して続けるためにもくわしく見ていきましょう。
ロボアド投資では運用を始める前に簡単な質問に答える必要がありますが、『マネラップ』は質問数が13問と若干多めです。
『WealthNavi(ウェルスナビ)』と『THEO(テオ)』は5問なのでそれに比べると少し多めなのがわかりますよね。
ちょっとした差ではありますが、始めるのに若干手間がかかるのでデメリットとさせて頂きました。
また、『マネラップ』は自動引き落としに対応していません。
ナマケモノ君
他のロボアドサービスでは当然のように対応しているので、できれば早急に対応して頂きたいところです。
トモヤ
さらに特定口座が使えないこともデメリットです。
使える口座が一般口座のみとなると、運用して利益が出たときは確定申告は自分でしなければいけないのでかなり面倒になります。
日々忙しくされている方でも『ほったらかし』で資産運用が経験できるのがロボアド投資の魅力なのに、特定口座が使えないのは不便以外の何物でもありません。
マネックスアドバイザーとマネラップを比較まとめ
いかがだったでしょう。
マネックスアドバイザーとマネラップにはどちらにもメリット・デメリットがあります。
大切なことは、自分にはどちらが合っているのかをよく考えることです。
是非比較する際の参考にして頂ければと思います。
最後までお読み頂きありがとうございました。
合わせて読みたい
▼ロボアド投資のオススメ記事▼