パンぞう
トモヤ
結論から言いますが、全くの未経験から機械設計エンジニアになることは十分可能です。
というよりも、数あるエンジニアの中で機械設計エンジニアだけが全くの未経験でも働ける、といっても過言ではありません。
これが情報系や電気系のエンジニアの場合はそうはいきません。
なぜなら、ITエンジニアはプログラミングのスキルが必要ですし、電気系のエンジニアであればラダー図を書けないと仕事にならないですからね。
実際に僕は新卒で機械設計エンジニアとして就職して働いていますが、機械設計エンジニアだけが唯一専門外の学部出身の同期が数名いました(化学系などの学部)。
また、転職組でも機械設計の実務経験がゼロの状態からやってきた方もいました。
その方々は現在も現役エンジニアとしてバリバリ働いています。
そのため、機械設計の仕事が未経験の状態でも十分働けるのが機械設計エンジニアです。
しかし、その代わり未経験の状態で機械設計エンジニアになると、大変な思いをすることも多いです。
そこで今回は未経験から機械設計のエンジニアとして働きたい方に向けてブログ記事を書きました。
- 未経験から機械設計の仕事をする方が最低限やっておきたいこと
- 【重要】転職先の選び方を元エンジニアが解説
これから機械設計の仕事をするかもしれない方は参考にして下さいね。
トモヤ
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機械設計を未経験で始める方が最低限身に付けておきたいこと
パンぞう
ナマケモノ君
トモヤ
設計図面を理解できるようにする
機械設計エンジニアとして働き始めたら、設計図面を目にする機会は必ずあります。
そのため、図面に描かれている内容をどれだけ理解できるかが仕事への理解につながります。
図面の勉強をする方法は様々ありますが、一番オススメなのは『機械設計の本』を読むことです。
▼機械設計のオススメ本はコチラ▼
【機械設計の本おすすめ】工学科卒のエンジニアの自分が仕事で役立った勉強本【超推薦】
特に機械設計の本の中には付録として設計図面が付いていることもあるので、そういった図面付きの本を一冊手元に置いておくことがオススメです。
トモヤ
図面には記号などの表記が書かれていますので、まずは図面を見てわからない表記の意味を一つ一つ勉強することが効果的です。
最終的には、設計図面から実際にどんな製品ができるのかを頭で創造できるようにすること。
そこまでできれば、設計図面への理解は十分だといえます。
機械設計を未経験の状態で就職・転職する方へ
パンぞう
ナマケモノ君
トモヤ
【メーカーに入社】メリット・デメリット
メーカーに入社するメリットは、『年収が高い』ことと『安定性がある』ことです。
メーカーは自社で独自の製品を製造していることが多いので、有名メーカーであればあるほど売上は大きいです。
なので、売上が好調なメーカーであればエンジニアにも高い年収が支払われます。
それに比べて派遣や請負会社は自社の製品を作っていませんから、メーカーほど高い年収が期待できないのは業界では常識的になっています。
しかし、メーカーに入社すると必ずしもエンジニアらしいことはできない可能性があるのはデメリットです。
というのも、メーカーは自社で開発から製造まですべてを行っていることも多いですから、仕事の幅が広くなりやすいんです。
例えば、設計の仕事がしたくてエンジニアになったのに、営業のような仕事を任されることは珍しくありません。
僕の周りにも、メーカーとして就職したけれどエンジニアの仕事ができなくて辞めていく方が後を絶ちませんでした。
ナマケモノ君
なので、仕事へのこだわりよりも年収を重視したい方であれば、直にメーカーを狙うのが良いかと思います。
【派遣/請負会社に入社】メリット・デメリット
派遣もしくは請負会社(以下:派遣会社とする)に入社するメリットは、必ずエンジニアとして働けることです。
先ほどお話ししましたが、メーカーですと必ずしもエンジニアらしい仕事ができない可能性がありますから、エンジニアらしい仕事がしたいなら派遣会社がオススメです。
また、運よく大手有名メーカーに派遣が決まれば、メーカーの最先端の技術を直に学べる可能性があるのも派遣会社ならではのメリットになります。
パンぞう
派遣会社に入社するデメリットは、メーカーに比べると年収などの待遇面が劣ることです。
残酷な話しですが、悪くいえばエンジニアを使い捨てる派遣会社が存在するのも事実です。
ただし、メーカー側が技術をアウトソーシングする傾向は機械設計業界では常識的ですので、派遣先などを選ばなければいくらでも仕事はあるはず。
あくまで一人のエンジニアとしてスキルを高めたいのであれば、派遣会社に入社するのも悪い選択ではありません。
機械設計を未経験で始めるなら派遣からメーカーへのステップがオススメ【年齢は20代~30代前半限定】
ナマケモノ君
トモヤ
これは個人的な意見ですが、年齢が20代から30代台前半と若い方であれば、派遣でスキルを磨くのは悪い選択肢ではありません。
もちろんメーカーにいきなり入るのも良いですが、メーカーのエンジニアとして働くなら求められることも高いです。
つまり、仕事に付いていけなくなって退職、というパターンも珍しくないんです。
それに先ほどお話しした通り、メーカーでは必ずしもエンジニアらしい仕事ができるとは限りません。
なので、まずは派遣会社でエンジニアとしてのスキルを身に付けてからメーカーに就職、というのも手の一つ。
そうすれば、メーカーでも仕事に付いていけなくなることなく、エンジニアとしても働ける可能性が高まりますので。
ただし、注意したいことは『年齢』です。
というのも、大手メーカーほど求人への募集条件に『年齢』を設けていることも多いからです。
例えば、トヨタ自動織機や三菱重工業では応募条件に年齢を設けています。
正直、年齢だけで判断されるのは納得がいかない方もいるかもしれません。
しかし、エンジニアは頭を使う仕事ですので、できるだけ若くて物覚えがいい人材を欲しがるのは理解できます。
ですので、若い方であれば派遣/請負会社で武者修行してメーカーへの転職を狙う、というのが個人的にはオススメのステップになります。
機械設計を未経験でなる方へ伝えたいことのまとめ
- 図面を読む練習をする
- 若ければ派遣/請負会社→メーカー
- 若くなければメーカーを狙う
いかがだったでしょう。
このブログを読んでくれたあなたは、将来機械設計のエンジニアとして働こうかどうか迷っている方かもしれません。
機械設計エンジニアは大変なことも多いですが、自分が設計した製品が世に出ていることを目にすると、とても誇らしい気持ちになります。
このブログが、あなたにとって何かのきっかけになればとても嬉しく思います。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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