エンジニア
機械設計はとても難しいです。間違いありません。
少なくとも、簡単だと思ったことは一度もありません。
ここでは現役エンジニアの僕が機械設計の仕事で特に難しかったことと対処法についてお話しします。
トモヤ
- 機械設計で難しかったこと
- 具体的な対処法
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機械設計は難しいと思ったこと
機械設計エンジニアとして働いてきた僕が難しいと感じたエピソードは以下の通り。
- 技術は絶えず進歩する
- 設計には正解がない
- 要求と納期がきつい
- 個人のミスは組織の損失
順に振り返っていきます。
<1>技術は学び続けなくてはいけない
機械設計の技術は常に進歩しているので、学び続ける必要があります。
設計の方法やルールが載っている『機械設計便覧』が常に改訂されているのがその証拠です。
僕も1年前や数ヶ月前に学んだことが通用しなくなる状況には何度も直面しました。
そのため、常に勉強し続ける姿勢がないと厳しいかもしれません。
<2>設計には正解がない
機械設計には良い設計と悪い設計はありますが、正解はないです。
強いていうなら、お客様を満足させられる設計がより正解に近いのかもしれません。
僕はお客様に満足して頂けるように、よくお客様が求めていることを理解するようにしていました。
コミュニケーション能力が必須なのは間違いないです。
<3>質の良い設計を短時間で求められる
機械設計の仕事は大変です。
お客様の要求は高く、納期も厳しいです。
お客様によっては定時を過ぎてから仕様変更の連絡をしてくることもあります。
深夜まで仕事をすることも珍しくなかったです。
<4>個人のミスはチーム全体に影響する
機械設計の仕事はチームプレーです。
個人のミスはチームの責任になります。
設計で問題が生じるとお客様から叱られるのは当然ですが、職場の上司から厳しいことをいわれることも…。
僕もよく怒られました。
機械設計=難しいから脱出する方法【対処法】
機械設計が難しいからといってそのままにするのはダメです。
もちろん経験を積めば仕事はできるようになるかもしれませんが、少なくとも僕は嫌でした。
ここでは、僕が行ってきた対処法についてお話しします。
<1>立体をイメージする
完成を具体的にイメージしつつ設計することはとても大切。
完成をイメージしないで設計をしてしまうと、思わぬ干渉や公差のミスなどを引き起こすからです。
最も良いのはエンジニアが製品の現場に顔を出すことです。
自分が設計する製品がどういった場所でどのように使われているのかをイメージできれば、設計のゴールが見えやすいからです。
とはいえ、エンジニアの中には現場に行けない方もいます…。僕もそうでした。
そういった方は、図面から立体をイメージする練習を積むことをおすすめします。
ちょっとした意識の差ですが、毎日練習していると設計スキルは上がっていきますよ。
<2>先輩のスキルを盗む
先輩の仕事のやり方や設計スキルを盗むことも大切です。
盗むというと聞こえが悪いですが、良いところを取り入れるということです。
特に社内で一目置かれている方や仕事がデキル方は必ず理由があります。
直接聞くのも良いですが、本人が気づいていないこともあるので、僕は見て盗むことをおすすめしますね。
とはいえ、どの先輩を参考にするのかも重要です。
あれもこれもと参考にしてばかりいると、積みあがるものも積みあがりません。
『この先輩から学ぼう!』ということを決めてからにすることをおすすめします。
また、仕事がデキルのは先輩だけとは限りません。
同僚や後輩でも優れたスキルを持つ方がいるかもしれないからです。
いづれにせよ、偏見を持たずに選ぶことが大切になります。
機械設計は難しいのまとめ
- 技術は学び続けないとダメだった
- 設計には正解がなかった
- お客様からの要求と納期が厳しい
- 個人のミスは組織の赤字につながる
- 完成をイメージできるように勉強
- 仕事がデキル方のスキルなどを盗む
いかがだったでしょう。
機械設計の仕事は難しいことばかりですがとてもやりがいがあります。
自分が関わった製品が世の中の役に立っている実感が持てるからです。
是非、あなたなりのやりがいを見つけてスキルアップをしていきましょう!
最後までご覧頂きありがとうございました。
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