【公文の推薦図書のおすすめ】公文の講師だった自分が厳選【2021年版】

本を抱きしめ、微笑む少女

とある保護者

公文の推薦図書でおすすめなのはどれだろう…?
公文と進学塾で講師をしていた自分の経験をお伝えさせて頂きます!

トモヤ

公文で何百人もの生徒を見て、接してきた自分が、公文のおすすめの推薦図書を厳選しました。

生徒から人気があった名作だけでなく、見ると自然と勉強になる本も選んであります。

年齢ごと、レベルごとに3冊ずつ、おすすめポイントとともにまとめました。一つの参考にして頂ければと思います。

 

なお、公文は先取り学習をするお子さんが多いため、もし公文で国語を勉強している方は、本選びは今勉強している教材レベルの学年を目安にすることをおすすめします。その方が現在の学習教材の読解力などの向上に結びつきやすいからです。

また公文で国語を勉強していない方は、まずは現在のお子さんの年齢を参考にして下さいませ。それでは順にご紹介させて頂きます。

注1.正式名称は『くもんのすいせん図書』となりますが、ここでは便宜上、『推薦図書』と表記させて頂いております。

注2.ここでいう『レベル』というのは、公文でいう『グレード』と同じ意味と定義しております。

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公文の推薦図書のおすすめ【0歳、1歳、2歳/レベル5A】

まずは『Baby Kumon(ベビーくもん)』の対象年齢でもある、0歳、1歳、2歳を対象にした、レベル5Aのおすすめの推薦図書です。

<1>じゃあじゃあびりびり

おすすめポイント
  1. 子供たちからダントツの一番人気

0歳、1歳、2歳を対象とした、レベル5Aの推薦図書のなかで一番におすすめなのがこちら。

『じゃあじゃあ』、『びりびり』、『ぶーぶー』といった音を、身近な例から親しめる絵本になります。

自分が講師をしていた公文の教室では、レベル5Aの推薦図書のなかで、子供たちからダントツで一番の人気がありました。

面白いだけでなく、音を通じて感覚的なことに親しめる一冊です。

<2>くだもの

おすすめポイント
  1. 思わず絵本に手を伸ばしてしまうほど、子供たちの興味を引いていた

『ぶどう』や『もも』といった果物への理解を深められる絵本です。

絵本ではありますが、『写実画』といって、リアルに近い形で描かれているのが特徴です。

あまりのリアルさに、思わず絵本に手を伸ばしてしまっている子供たちは少なくありませんでした。笑

<3>かぞえてみよう

おすすめポイント
  1. 四季を通じて数に親しめる

1月から12月までの移り変わる四季の風景のなかに、1から12までの人や物が配置された絵本になります。

数に親しめるということもあり、自分が講師をしていた公文の教室でも、教室長が強く推していた絵本でした。個人的にも、良く出来ている絵本だと感じているので、とてもおすすめです。

とはいえ、さきにご紹介した2冊と比べると、ややレベルが高いため、段階を踏んでからにした方が良いかもしれませんが。

公文の推薦図書のおすすめ【3歳/レベル4A】

続いては3歳が対象の、レベル4Aのおすすめの推薦図書になります。

<1>ねずみくんのチョッキ

おすすめポイント
  1. 45年以上、愛され続ける不朽の名作

一番のおすすめはこちら。

1974年に出版されてから、45年以上もの間、愛され続けていた不朽の名作です。

自分が講師をしていた公文の教室でも、レベル4Aの推薦図書のなかでは、間違いなく一番の人気がありました。余談ながら、自分も子供の頃、よく読んでいました。笑

ねずみくんを中心に様々なストーリーが展開されるシリーズとなっているので、『次はどうなるんだろう…?』とワクワクしながら絵本を見ていた子供は少なくありませんでした。

またこの絵本が面白いのが、必ずしも楽しい気分になる話ばかりではないところです。

読めば喜怒哀楽の感情が育まれる一冊といえるかもしれません。

<2>あいうえおの本

おすすめポイント
  1. 『左に文字』、『右に絵』という構成から、『あいうえお』に親しめる

左のページに『あ』の字、右のページに『あり』、『あんぱん』といったように、絵本を通じて『あいうえお』に親しめる一冊です。

楽しみながら勉強にもなる絵本ということもあり、自分が講師をしていた公文の教室では、子供たちから人気があったというだけでなく、教室長イチオシの絵本でもありました。

またそれぞれの文字に対応する絵には、ユニークなものが取り上げられていることも多いのも特徴です。

この手の絵本を読んだことがあるお子さんでも、違った視点から文字に親しめるかと思います。

<3>ふしぎなたまご

おすすめポイント
  1. 『ミッフィー』の生みの親の絵本

『ミッフィー』の生みの親である、オランダの絵本作家:ディック・ブルーナの絵本です。

この絵本の魅力はなんといっても、たまごから生まれるアヒルをはじめとした、登場する可愛らしいキャラクターにあります。

メンドリや、イヌやネコといったキャラクターに引きつけられている子供は少なくありませんでした。

公文の推薦図書のおすすめ【4歳/レベル3A】

4歳が対象の、レベル3Aのおすすめの推薦図書です。

<1>はらぺこあおむし

おすすめポイント
  1. 好奇心旺盛に絵本を見る子供が続出

一番のおすすめはこちらです。

アニメ化や、各種コラボ商品も展開されている人気作になるので、ご存じの方は多いかと思います。

あおむしが食べた部分に、実際に穴が開いているといった仕掛けが施されていることが特徴の絵本となっています。

自分が講師をしていた公文の教室でも、その穴の部分を好奇心旺盛に見つめている子供たちは少なくありませんでした。

またこの絵本は、そういった、子供たちの興味を刺激するだけでなく、数や曜日に親しめる絵本ともなっています。

面白く、かつ勉強にもなる絵本です。

<2>あおくんときいろちゃん

おすすめポイント
  1. 色彩感覚が育まれる

仲良しの『あおくん』と『きいろちゃん』を中心に、色彩感覚が育まれる絵本です。

『青と黄色が重なると緑色になる』といった『色の混合』についてもイメージでつかむことができるので、他の絵本にはない刺激が得られる内容かと思います。

個人的には、不思議そうに絵本を見つめていた子供たちが今でも印象的です。笑

<3>まほうのコップ

おすすめポイント
  1. 科学の面白さに親しめる

『コップの後ろにおいた物が、屈折によって見た目が変わる(まほう)』という科学の初歩に親しめる絵本です。

この絵本については、子供だけでなく、自分も『へー、そんな風になるんだ~』と思わず見入ってしまった記憶があります。笑

大人であっても興味を引かれる絵本なのかもしれません。

またこの絵本の内容は、すぐに家などで子供に実演することもできるので、その点も他の絵本にはない特徴かなと思います。

公文の推薦図書のおすすめ【5歳/レベル2A】

5歳が対象の、レベル2Aのおすすめの推薦図書です。

<1>三びきのこぶた

おすすめポイント
  1. 引きつけられる王道のストーリー

5歳を対象とした、レベル2Aの推薦図書のなかで一番におすすめなのはこちら。

三びきのこぶたVSオオカミが描かれた絵本になります。

自分が講師をしていた公文の教室では、このレベルの絵本のなかでは、一番の人気がありました。

悪者(オオカミ)をやっつける王道のストーリーとなっているところが、子供たちの心をグッとつかんでいたのかもしれません。

また三びきのこぶたが知恵を絞ってオオカミに立ち向かう場面などは、ただ面白いだけでなく、頭を刺激してくれる要素もあるかと感じています。

<2>ぐりとぐら

おすすめポイント
  1. 可愛い野ネズミたちの日常を描いた名作

野ネズミの『ぐり』と『ぐら』の日常が描かれた絵本です。

言わずと知れた名作であり、シリーズ化もされています。

自分が公文で見てきた限りだと、可愛いもの好きの子供からは特に絶大な人気を集めておりました。笑

ちなみに第1作目となっている本作は、ぐりとぐらが森で見つけた大きな卵から、カステラを作る話となっています。

<3>おなら

おすすめポイント
  1. 子供の興味をそそり、勉強にもなる

『どうしておならは出るのか?』という素朴な疑問から、おならが出る仕組みまでがわかる絵本になります。

ご存じの通り、多くの幼い子供たちにとっては、『おなら』や『う〇ち』といった言葉は、口にするだけで笑いがこみあげてくる魔法のフレーズ(?)です。

公文に通われているお子さんたちも例外ではなく、一定の層の子供から根強い人気がありました。笑

ヒトやライオン、ゾウなどの生理的な仕組みも描かれているため、意外にも(?)勉強にもなる一冊です。

公文の推薦図書のおすすめ【6歳~7歳(小1)/レベルA】

ここからは小学生低学年向けになります。

まずは小学1年生にあたる、6歳~7歳が対象の、レベルAのおすすめの推薦図書になります。

<1>おおきなかぶ

おすすめポイント
  1. 見やすく、わかりやすい不朽の名作

一番のおすすめはこちらです。

おじいさんが植えたかぶが巨大化し、皆で力を合わせて引き抜く話となっています。

『人と手を取り合って力を合わせること』の大切さが詰まった絵本です。

絵に比べて文章の割合が少ないので、自分が講師をしていた公文でも多くの子供が手に取り、夢中になっていました。

このレベルの推薦図書ではじめに見る絵本としてはピッタリかと思います。

<2>あんぱんまんとばいきんまん

おすすめポイント
  1. 国民的な大人気作

言わずと知れた名作です。

アンパンマンがばいきんまんをやっつけるシーンは、公文でも多くの子供に喜ばれていました。

また子供にとっては、そういった正義の味方:アンパンマンと、悪者:ばいきんまんという構図がわかりやすい面も、人気の理由の一つだったのだろうと感じています。

今の子供が、あんぱんまんにどのくらいなじみがあるのかはわかりませんが、いつの時代に見ても色あせない名作だと思います。

<3>しずくのぼうけん

おすすめポイント
  1. 水の三態(水・氷・水蒸気)が楽しくわかる絵本

バケツから飛び出した水のしずくが旅に出る絵本となります。

旅の道中、水のしずくは様々なことに遭遇するなかで、氷や水蒸気へと姿を変えていきます。

理屈は理解できなくとも、水の三態(水・氷・水蒸気)がイメージできる一冊です。

面白いだけでなく、勉強にもなる内容です。

公文の推薦図書のおすすめ【7歳~8歳(小2)/レベルB】

7歳~8歳の小学2年生が対象の、レベルBのおすすめの推薦図書です。

<1>スイミー

おすすめポイント
  1. 仲間や、仲間と力を合わせることの大切さがわかる

このカテゴリーで最もおすすめの推薦図書です。

黒い小魚:スイミーから、仲間そのものや、仲間と力を合わせることの大切さがわかる絵本になります。

自分が講師をしていた公文の教室でも、このカテゴリーの推薦図書のなかでは、子供たちから圧倒的に人気があった絵本でした。

単なる面白さを超えて、この絵本が放つストーリー性や、味わい深い水彩が、子供の興味を引きつけていたのだと感じています。

個人的にも、自分が小学生のときに読んだ思い出深い名作の1つです。

<2>100万回生きたねこ

おすすめポイント
  1. 人生の意味を考えさせられる感動作

自分が大好きなネコが、はじめて自分より大切に想える白いネコと出会い、生きるうえで大切な感情を育んでいく感動作です。

『人生とは?』、『生きるとは?』、『愛とは?』といった、人生の意味を深く考えさせられる内容となっています。

個人的にはとてもおすすめの絵本ではありますが、子供によっては『えっ、なんで?』と、よく意味が理解できないまま終わってしまうこともあるので、その場合は大人がフォローしてあげる必要があるかと思います。

実際に公文にも、そういった子供がいましたので…。笑

<3>スーホの白い馬

おすすめポイント
  1. 羊飼いの少年:スーホと白い馬の感動の物語

羊飼いの少年:スーホと白い馬の友情を超えた物語が描かれた絵本になります。個人的にも、自分が小学生のときに読んだ思い出深い絵本の1つです。

単純に楽しいだけの物語ではなく、文字量もそれなりにある絵本となっているので、読み応えがあるところが特徴です。

ただラストはハッピーエンドのように描かれてはいるものの、見方によってはそうではないとも捉えられます。

読んだ後に親子で感想を聞き合ってみるのも面白いかもしれません。

公文の推薦図書のおすすめ【8歳~9歳(小3)/レベルC】

8歳~9歳の小学3年生が対象の、レベルCのおすすめの推薦図書になります。

<1>ものぐさトミー

おすすめポイント
  1. 面白く笑える絵本

レベルCのなかで一番おすすめの本がこちらです。

自分が講師をしていた公文の教室でも、このレベルの本においてはダントツで一番の人気がありました。

風呂や食事や歯磨きといった日常的なことをすべて機械がやってくれる家に住んだ少年:トミー・ナマケンボが、ある日、停電をきっかけに大変な思いをすることに…という話になっています。

これは自分の偏見かもしれませんが、小学3年生あたりというのは、学校生活にもすっかり慣れ、ついつい怠けたく時期かと思います。

またトミー少年のような、なんでもかんでも機械がやってくれる環境というのは、少なからず誰もが一度は憧れたことがある(?)かもしれません。

しかし、この本を見れば、『ラクをすることは恐ろしいことなんだ…』ということがわかるはず。笑

面白く、笑える内容でありながらも、日々の考えや生活を見直すきっかけにもなる絵本です。

ちなみに完全に余談ではありますが、自分が公文にいたとき、子供から『『ものぐさ』って何?』と聞かれたことがあり、『たしかにあんまり使わない言葉だなー』と思ったことでも思い出深いです。笑

※ものぐさ:面倒くさがること

<2>王様と九人のきょうだい

おすすめポイント
  1. ワクワクしながら楽しめる

顔も身体もまったく同じの9人の兄弟たちが協力し合い、王様の無理難題に応えつつ、その王様をこらしめていく物語になります。

一種の『とんち話』のようになっているので、『次はどうなるんだろう…』とワクワクした気持ちで楽しめる内容です。

<3>火曜日のごちそうはヒキガエル

おすすめポイント
  1. 友情がテーマの王道の物語

ヒキガエルの主人公:ウォートンが、ミミズクに捕まってしまい、数日後、食べられることが決まる。

しかし、二匹の関係はあることをきっかけに少しずつ変化していって…といった物語となります。

王道の話ではありますが、とても面白い作品です。

とはいえ、このレベルでご紹介した本のなかでは、圧倒的に文量が多いです。

正直、小学4年生以上向けでもおかしくはないかと思います。

そのため、むしろ小学3、4年生以下でこの本を読めたら、読解力は相当です。なので挑戦してみたい方は是非。

公文の推薦図書のおすすめ【9歳~10歳(小4)/レベルD】

9歳~10歳の小学4年生が対象の、レベルDのおすすめの推薦図書です。

<1>絵くんとことばくん

おすすめポイント
  1. 『伝え方』が面白おかしくわかる

お小遣い500円の小学4年生が、親に自分のお小遣いを上げてもらうべく、ポスターを作っていく内容となっています。

なんとも切実な(?)小学生の思いがポスターに反映されてしまっているところが、とても面白いです。笑

『人に自分の考えを伝えるためにはどうすれば良いか?』ということも勉強になる絵本でもあります。

著者の天野祐吉さんは、広告業界に携わっていたとのことで、大人が見てもタメになる一冊です。

<2>くまのパディントン

おすすめポイント
  1. 映画化された大人気シリーズ

とある家族がロンドンのパディントン駅でクマ:パディントンと出会い、様々な騒動に巻き込まれていく物語です。

読んで何かのタメになるとはいえないかもしれませんが、面白おかしい笑える本になるため、本を読む習慣がないお子さんには良い一冊かと思います。

パディントンの可愛らしさも見逃せません。

映画化されていることでもおなじみの人気作です。

<3>ごんぎつね

おすすめポイント
  1. 深く考えさせられるラスト

イタズラ好きの子ぎつね:ゴンがしたイタズラが、思いがけずに親孝行の青年:兵十を深く傷つけてしまう。

ゴンはその償いをするようになるが、ラストに待ち受けていたことは…といったあらすじです。

この本への解釈は人それぞれだと思います。

とはいえ、個人的に本作が伝えたかったことのなかには、『悪いことをしてしまったときは、直接きちんと相手に謝りましょう』ということと、『因果応報』があり得るということだと感じています。

読んで楽しくなる作品とはいえないものの、深い学びがある名作です。

また決まりきった答えが用意されていない本作のような本を読み、色々と自分自身で考えるということも、お子さんが小さい時期にはときに大切とも思います。

公文の推薦図書のおすすめ【10歳~11歳(小5)レベル/E】

10歳~11歳の小学5年生が対象の、レベルEのおすすめの推薦図書です。

<1>きまぐれロボット

おすすめポイント
  1. 奇想天外なSFショートショート

ショートショート』といって、『1つの話がほんの数ページで完結』する短編集です。

著者の星 新一さんは、日本において、このショートショートの代名詞ともされている小説家。

なかでもこの本はSF色の強い作品となっており、ときに面白おかしく、ときに奇妙な話がそれぞれ短くまとまっているのが特徴になります。

普段、本を読まないお子さんであっても、読みやすいはずです。

実際に自分が講師をしていた公文の教室でもそうでした。

読んで何かのタメになる本とはいえないかもしれませんが…この本は良い意味でさきが読めない展開が多いです。読むと創造力がかき立てられるかもしれません。

<2>ライオンと魔女

おすすめポイント
  1. 映画化された大人気シリーズ

『ナルニア国ものがたり』シリーズの第一作目になります。

映画化されたことでも有名です。

ひょんなことから魔法の国:ナルニア国に足を踏み入れた、とある4兄弟。

そのナルニア国に100年もの間、魔法によって終わることのない冬をもたらしている白い魔女に、ナルニア国の創造主であり、ライオンの姿をした王:アスランとともに立ち向かっていく物語です。

王道中の王道の冒険ファンタジー小説となっており、この手の本が好きなお子さんには、たまらない作品のはずです。

個人的には、ディズニー作品が好きなお子さんには、特に楽しめるかと思います。

<3>注文の多い料理店

おすすめポイント
  1. 『何を伝えたかったのか?』を考えさせられる

お腹を空かせた2人が訪れた料理店は、何かと注文が多く、一向に料理が運ばれてこない。

しかし、それには恐ろしい秘密が隠されていて…。

本作は、宮沢賢治の代表作の一つとして有名です。

元々、数ある童話集のなかの一つということもあり、ボリューム自体が少ないので、読みやすい話となっています。

本を普段読まないお子さんでも、手に取りやすいはずです。

ですが、話自体がハッピーエンドとは言い難いですし、子供によっては、『結局この本は何を伝えたかったのか?』というモヤモヤした感じが残るかもしれません。

個人的には、『命の尊さ』や『謙虚さ』を伝えたかったのだとは思いますが、それでも解釈は人それぞれ。

なのでもしこの本を読んだら、『この本が伝えたかったこと』に少しでも思いを巡らせてみると、より意味があるかと思います。

公文の推薦図書のおすすめ【11歳~12歳(小6)/レベルF】

小学生向けにおいて、最後の推薦図書になります。

小学6年生にあたる、11歳~12歳が対象の、レベルFのおすすめの推薦図書です。

<1>バッテリー

おすすめポイント
  1. 累計発行部数1,000万部越えの超ベストセラー

個人的にこのレベルFの推薦図書は、全レベルのなかで一番名作が多いと感じています。

とはいえ、なかでも自分が講師をしていた公文の教室で、子供たちから一番の人気を集めていたのがこちらでした。

主人公は、家族にも友達にも心を開かず、教師や先輩たちに反抗的な態度を取り続ける中学生の天才ピッチャー:巧(たくみ)。

そんなワガママで自信過剰な巧が、自分の投げる豪速球を軽々と捕るキャッチャー:豪(ごう)と出会い、成長していく物語となっています。

野球がテーマではありますが、話の中心は、友情や葛藤、家族愛となっているので、野球に特別興味がなくても面白い内容かと思います。

実際に公文にも、野球にまったく興味がなくてもハマっていた子はいました。

何よりも登場人物たちの心理描写が言葉にできないほど良いので、思春期のお子さんだけでなく、大人が読んでも引き込まれる作品です。

自分も子供のときに読みましたが、すっかりハマってしまいました。もちろん今読んでもハマる自信があります。笑

ちなみに映画やドラマにもなったことでも有名ですが、こちらもとても良かったです。

<2>ハリー・ポッターと賢者の石

おすすめポイント
  1. 世界的に有名なファンタジー小説

内容についてはもはや説明不要な気がしますが、魔法使いの少年:ハリー・ポッターが、自身の両親の敵討ちである闇の魔法使い:ヴォルデモートに、仲間とともに立ち向かっていく物語となっています。

ファンタジー小説ということもあり、世界観自体が面白いのはもちろんのこと、こちらも友情や葛藤、家族愛が描かれた作品です。

笑いあり、感動ありの内容になります。

素晴らしい作品であることは間違いありませんが、しかしその一方で、自分の経験上、このハリー・ポッターシリーズは人によって好き嫌いがハッキリする作品とも感じています。

さらに長編シリーズとなっているだけでなく、本作だけでもかなりのボリュームがあるので、本のボリュームを見ただけで嫌がる子供もいました。笑

また小説よりもさきに映画を観てしまったことから『イマイチ小説を読む気がしない…』と話す子供がいたことも記憶しています…。

<3>二十四の瞳

おすすめポイント
  1. 1人の小学校教師と12人の生徒の絆を描いた感動作

小学校教師:大石久子先生と、12人の生徒たちとの絆が描かれた一冊です。

基本的には心温まる内容ではありますが、戦前から終戦後の波乱に満ちた時代を懸命に、そして強く生きようとする大石先生と生徒たちとの姿には、胸を打つものがありました。

これまでに何度もドラマ化や映画化がされていることでも有名です。

個人的には、これからも後世に残していくべき価値のある作品だと感じています。

公文の推薦図書のおすすめ【12歳~13歳(中1)/レベルG】

ここからは中学生向けの推薦図書です。

まずは中学1年生にあたる、12歳~13歳が対象の、レベルGのおすすめの推薦図書になります。

<1>西の魔女が死んだ

おすすめポイント
  1. 映画化された感動作

学校になじめない中学生の主人公:まいが、おばあちゃんと接していくうちに、かけがえのない様々な教訓を学んでいく感動作となります。お子さんが多感な時期に読むと、より共感できる部分が多いはず。

映画化もされていることでもおなじみです。

30年近く前に出版された本にはなりますが、いつの時代にも変わらない、普遍的なことが書かれています。

いつまでも色あせることがない名作です。

ちなみにタイトルからすると、ファンタジー作品と思われるかもしれませんが、中身はリアルな日常が舞台となっております。

<2>勇気ってなんだろう

おすすめポイント
  1. 9名の著名人の実話を元に『勇気』を考えさせられる

9名の著名人へのインタビューから、『勇気』について考えさせられる一冊です。

逆境にさらされながらも、自分を信じ続けた実話を元にしたエピソード集のようになっているので、読んでいて引き込まれます。

人によっては、『勇気』と聞くと壮大に聞こえるかもしれません。

とはいえ、本書における『勇気』とは、『あまり話したことがない子に話しかけてみる』『自分の考えや意見を周りに伝えてみる』といった、身近なことにも通じています。

お子さんに『勇気』について今一度考えてもらいたい方、または今よりも身につけてもらいたい方は、本書がそのきっかけになるはずです。

<3>銀の匙

おすすめポイント
  1. これからの生き方を考えるきっかけになる

続いておすすめなのがこちらです。銀の匙(さじ)。

心身共に不安定だった子供時代を回想した内容となっており、子供の視点から、子供の成長を垣間見ることができる一冊です。

自分の経験ではないはずなのに、読んでいると、不思議とどこか懐かしさを感じさせてくれる内容でもあります。

大人でも楽しめる作品ではありますが、あえて子供のときに読んでおくことで、自分のこれからの生き方を考えるきっかけになるかと思います。

公文の推薦図書のおすすめ【13歳~14歳(中2)/レベルH】

中学2年生にあたる、13歳~14歳が対象の、レベルHのおすすめの推薦図書です。

<1>ボッコちゃん

おすすめポイント
  1. 面白く、かつちょっと不気味な短編小説

ショートショート』という、『1つの話がほんの数ページで完結』する短編集になります。

ショートショートの代名詞ともされている小説家:星 新一さんの代表作の一つとしても有名です。

本作は、そんな星さんの小説のなかでも、面白いながらも、ちょっと後味が悪い不気味な話が多い一冊です。

とはいえ、なんともいえない中毒性があります。笑

繰り返す通り、1つの話がほんの数ページでまとまっているので、本を普段読まないお子さんであっても、読みやすいかと思います。

自分が講師をしていた公文の教室でも、『本を読む習慣はないけど、こういう短い話なら読める』と話していた生徒がいました。

読んで勉強になる本とはいえないかもしれませんが、本を読む習慣をつくるためのきっかけとしてはとても良い一冊です。

<2>解剖学教室へようこそ

おすすめポイント
  1. 解剖学者が体の仕組みをイチから解説

解剖学者の著者:養老孟司(ようろう たけし)さんが、解剖学を入口に、体の仕組みをイチから解説した一冊になります。

学問的なことだけでなく、ヒトの体の仕組みを通して、『人間とは?』を考えさせられる内容にもなっています。

簡単な本とはいえませんが、公文が推薦図書にしているだけあって、とても勉強になる本です。

ちなみに本書の著者は、大ベストセラーになった『バカの壁』でもおなじみ。

<3>車輪の下

おすすめポイント
  1. 1人の少年の転落人生から、人生の教訓が転がった一冊

ドイツの文豪:ヘルマン・ヘッセが書いた一冊です。

周りの期待に応えるべく、勉強漬けの日々を送っていた少年:ハンスは、努力のかいあって難関学校に合格。

しかし、そこで出会った自由きままな同級生や、理不尽な校則、教師を目の当たりにし、心身を消耗した後に学校を退学してしまう。

故郷に戻ったハンスだったが、かつて期待してくれていた周りからの風当りは強く、しだいに生きる気力を失っていく。

それでも紆余曲折を経て自分の生きる意味を見出しつつあったハンスだったが、ふとしたときに自分へのプライドと後悔で頭がいっぱいになり、命を絶つことに…という著者のヘッセが主人公のハンスに自分を重ねた自伝的小説となっています。

あらすじだけを見ると、なんとも救いようがない話ですし、人によっては、『この本は結局何を伝えたかったのか?』という疑問を感じるかもしれません。

自分が思うには、子供は周りの言いなりだけになって、機械的な日々に終始するのではなく、早いうちから『自分はこうしたい!』、『将来はこういう道に行きたい!』という自我や感性を育んでいくことが大切だということを伝えたかったのかなと思いました。

子供によってはやや刺激が強い作品ではありますが、夢と現実に葛藤する思春期のお子さんが、自分がすべきことを、またはこれから歩むべき道を見つけるためのヒントになる一冊かもしれません。

公文の推薦図書のおすすめ【14歳~15歳(中3)/レベルI】

最後は中学3年生にあたる、14歳~15歳が対象の、レベルIのおすすめの推薦図書になります。

<1>機関車先生

おすすめポイント
  1. 口を”きかん”『機関車先生』と、生徒たちとの心温まる物語

全校生徒7名の小さな離島の小学校に、口がきけない教師がやってくる。

生徒たちからは、口を『きかん』(話さない)、『大柄な体格』ということから、『機関車先生』という、あだ名で呼ばれるようになる。

本作はそんな機関車先生と生徒たちとの交流が描かれた一冊となります。

作中に起こる出来事から、『人生の理不尽さ』や『人としての強さ、優しさ』が理解できます。大人になる前にこそ、より読む価値がある内容です。

個人的には、レベルFの推薦図書でご紹介した『二十四の瞳』に近い作品にも思います。

また自分は観たことはありませんが、映画化やアニメ化もされているようです。

<2>指輪物語

おすすめポイント
  1. 累計1億部以上の大人気ファンタジー小説

冥王:サウロンの力が込められた指輪を破壊すべく、主人公:フロドが冒険の旅に出るファンタジー小説です。

指輪の誘惑が引き起こす欲望や裏切りがリアルに描かれており、ファンタジー作品のなかでは、どちらかというと大人向けの内容かと思います。

(自分が今までに読んだファンタジー小説のなかでは、一番ハマりました)

またこの本のシリーズは、『ロード・オブ・ザ・リング』のタイトルで映画化されていることでも有名になります。

小説はもちろんこの映画もとても面白いのでおすすめです。

個人的には、映画のセリフを子供の頃に友達とよくふざけながら真似したことが思い出深いです。笑

<3>李陵・山月記

おすすめポイント
  1. 自分や他者への向き合い方を考えさせられる

詩人として生きることを目標に、官僚の仕事を辞めた主人公:李徴(りちょう)だったが、現実はうまくはいかず、再び官僚に戻ることとなる。

しかし、プライドが高い李徴は現実を受け止めきれず、自分への恥に日々苦しめられた結果、ついにはトラの姿に変えられてしまう…といったあらすじです。

この本の内容をどう解釈するかは人それぞれとはいえ、読めば何かしらの教訓が得られるかと思います。

『自信と過信は紙一重』という言葉がありますが、特に何かに対して恐いもの知らずな面があるお子さんにとってはなおさらです。

もちろんそういった考えや感情がダメというわけではありませんが、功罪両面であることは言うまでもないでしょう。

作中には、主人公の李徴がかつての友にこう語りかける場面があります。

己の中の人間の心がすっかり消えてしまえば、恐らく、その方が、己はしあわせになれるだろう

自分は学生のとき、この一文の意味がよくわかりませんでしたが、今ではこの一文にこそ、この本を読む価値が詰まっていると感じます。

ここでご紹介した本のなかでは、やや小難しいかもしれませんが、読書に慣れたタイミングで手に取るには読み応えがあって良いはずです。

公文の推薦図書のおすすめまとめ

公文の推薦図書はどれも一見の価値がありますが、唯一の難点を挙げるとするならば、膨大な数が一覧になっていることでしょうか…。汗

なのでもしどの本が良いのか迷った際は、今回の内容を1つの参考にして頂ければ、と思います。

それでは、今回はこの辺で失礼します。

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