パンぞう
トモヤ
生産技術で働いていた僕の経験から見て、仕事をするうえで役に立つ本は数多くあります。
しかし、あれもこれもとただ闇雲に読んでしまうのは時間とお金の無駄になってしまいますよね。
そこで今回は『本から何を知りたいのか?』を以下の目的別にわけておすすめ本ご紹介させて頂きました。
- 生技の基礎がわかる本
- スキルを上げられる本
- 必ず持っておきたい本
実際に僕が読んだ本の中から厳選させて頂くので、気になる一冊があったら読んでみて下さいね。
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生産技術の勉強本のおすすめ【基礎編ベスト3】
パンぞう
ナマケモノ君
当サイトでは以前『生産技術の仕事内容』についての記事を書かせて頂きました。
【現役エンジニアが解説】生産技術の仕事内容を経験談を交えて振り返る
誤解を恐れずにいいますと、生産技術者の役割は会社によって様々です。
生技の仕事を名乗っていても会社もしくは部署が違うだけで仕事内容が大きく異なるのは珍しくあありません。
そのため、ここでは生技の大まかな仕事内容を理解できる本をご紹介させて頂きますね。
トモヤ
①トコトンやさしい生産技術の本
- イラストがたくさんあって読みやすい
- 生技の仕事内容がイチから学べる
『生産技術』と聞いてあまりピンときていない方は本書を読めば十分理解できます。
しかし、あまり踏み込んだ内容は書かれていないので仕事に直接は役立たないかもしれません。
あくまで『入門本』という位置づけになります。
個人的には『トコトンやさしい~』シリーズはどれも読みやすいので自信を持っておすすめできます。
②生産マネジメント入門〈1〉生産システム編
- 『トヨタ自動車』のノウハウが学べる
- コスト面を改善したい方向け
『カイゼン』に代表されるトヨタ自動車のトヨタ生産方式はとても有名ですが、そのすべてを正確に把握している方は少ない気がします。
本書では現場の仕事効率を高める方法論が詳しく書かれているので、現場で働くすべての方に読んで頂きたい一冊です。
僕が本書を知ったのは大学生のときで、とある授業で教科書として使っていました。
シリーズ2も出版されているので、この本を読んでみて参考になった方は合わせて読んでみて下さい。
③生産技術と知能化
- 仕事内容が理解できる
生技の仕事は工場で設備の仕事をすることが多いのですが、仕事の内容は多岐に渡るので具体的に何をするのかを一言で説明するのは難しいです。
しかし、これから生技で働かれる方は、仕事の内容をざっくりとでもいいのでつかんでおかないと、理想と現実とのギャップに苦しむかもしれません。
その点で本書では『仕事内容について』という点を親切に説明しているので、これから生技で働く可能性のある方はご一読することをおすすめします。
生産技術の勉強本のおすすめ【スキル向上編ベスト4】
パンぞう
トモヤ
ここでは、生技の現場で働かれている方におすすめしたい応用本をご紹介させて頂きます。
エンジニアとしてのスキルを上げる手助けになるはずです。
①図解入門ビジネス 生産技術の実践手法がよ~くわかる本
- 図解が中心で読みやすい
- 仕事に役立つノウハウが学べる
本書は入門本という位置づけです。
しかし、今すぐ仕事で使えるノウハウもたくさん載っているため、実務でも十分役に立ちます。
他社を例にして、生技で成果を上げてきたノウハウを学ぶことができるのが本書の大きな特徴です。
僕の経験では、同じ会社に長く勤めていると、どうしても前例踏襲が根強くて新しい考えが生まれにくくなります…。
そんな仕事に行き詰まった方に読んで頂きたいのが本書です。
エンジニアとしてのスキルを今よりも高めたい方は読んで損はありません。
②生産技術革新によるコストダウンの強化書
- 徹底したコストダウンの方法論が学べる
本書は仕事の企画書段階からコストダウンをする方法が詳しく書かれています。
書かれている内容はかなり細かいことも含まれているので、必ず参考になることがあるはずです。
しかし、個人ができることばかりではないので、ある程度立場が上の方に読んで頂きたい本になります。
③図解でわかる生産の実務 不良ゼロ対策のすすめ方
- 製品の不良を減らす方法がわかる
ものづくりの現場では製品の不良はコスト高につながるので、どこの現場も様々な工夫をして改善に取り組んでいます。
本書ではそんな不良を減らすノウハウが書かれているので、今よりも製品の不良を減らしたい方には参考になる一冊です。
特に現場の利益を上げたいマネジメントの仕事をしている方は読んで損はありません。
④マンガで教えて…カイゼン君!トヨタ式作業改善
- 漫画なのでスラスラ読める
- 『トヨタ生産方式』が活かせる
本書は『JIT(ジャストインタイム)』や『カイゼン』などでおなじみの『トヨタ生産方式』を学べる一冊。
漫画ではありますが、仕事で活用できるように工夫がされているので、かなりタメになる内容となっています。
エンジニアとしてのスキルを高めたい方は是非ご一読下さい。
生産技術の勉強本のおすすめ【資格編ベスト3】
ここでは、生産技術の資格取得に役立つ本をご紹介します。
▼生産技術のおすすめ資格について▼
【生産技術の資格のおすすめ】生技経験者が仕事に役立つ資格一覧を紹介
資格の勉強は職場とは違った知識が得られるのでおすすめですよ。
おすすめ資格は以下の3種類になります。
- CAD利用技術者試験
- TOEIC
- 管工事施工管理技士
各資格の取得にピッタリのおすすめ本をご紹介しますね。
①CAD利用技術者試験3次元公式ガイドブック
- CADの使い方が学べる
- 仕事に役立つ
この本は、『CAD利用技術者試験』の資格取得に役立つ一冊。
『CAD利用技術者試験』はCADの使い方を学べる資格のことです。
【CADとは…】
パソコンを使って製図をするソフトのこと。
2次元CADと3次元CADがある。
試験は『2次元CAD』と『3次元CAD』の2種類から選べます。
どちらを受験しても良いですが、最近では『3次元CAD』を使うのが一般的。
例えば、トヨタ自動車の生産技術者はCATIAという『3次元CAD』を使っています。
今後は『3次元CAD』を使う流れがさらに加速するはずです。
個人的には『3次元CAD』の受験をおすすめします。
②公式TOEIC Listening & Reading問題集
- 英会話力が上がる
- 海外での仕事で役立つ
こちらは『TOEIC(トーイック)』の対策本になります。
【TOEIC(トーイック)とは…】
英語のコミュニケーションを測る試験のこと。
試験結果をスコアにして英語力を測る。
スコアは10点~990点となっている。
生産技術は海外での工場立ち上げの仕事も多いです。
現地の外国人とコミュニケーションを取る必要があるので、英語力があると重宝されます。
『TOEIC(トーイック)』の試験は聞き取りと読解の2構成ですが、この一冊で対策できます。
③2級管工事施工管理技術検定試験問題解説集録版
- 設備の知識が上がる
- 国家資格
この本は『管工事施工管理技士』取得に役立つ一冊。
あまり聞かない資格かもですが、国家資格になります。
【管工事施工管理技士とは…】
設備の幅広い知識を問う資格。
2級と1級があり、どちらも学科試験と実地試験が実施される。
資格自体は設備に関する知識が得られる内容です。
生産技術も設備を扱う仕事なので非常にマッチしています。
しかし、受験するには学歴や実務経験などの条件が多数あるのでご注意を。
>>『管工事施工管理技士』の公式サイトを見てみる(2級の例)
興味がある方は自分が受けられるかどうかを一度ご確認下さい。
生産技術の勉強本のおすすめ【番外編ベスト1】
トモヤ
ここではおまけコーナーとして、生技の仕事をする方なら誰もが持っている本をご紹介します。
①JISにもとづく機械設計製図便覧
- 機械系のエンジニアなら全員が持っている
- 機械系エンジニア達の辞書
実はこの本は『機械設計のおすすめ本』の記事でも紹介した一冊ですが、生技に限らず機械系のエンジニアなら全員が持っている一冊です。
寸法の注意点や記号の意味など仕事をするうえで必要なことが多く書かれています。
信頼性は抜群で、僕の会社でも勤続30年を越えるベテランが辞書として使っていました。
とはいえ、『辞書』という名称がピッタリなほど分厚い一冊です。
1ページ目から順に読んでいくよりはわからないことを確認する形で使いましょう。
注意したい点は、会社によっては本を支給されるケースもあることです。
ちなみに僕が働いていた会社では一人一冊本書をタダで支給されましたので、買う必要がありませんでした。
生産技術の勉強本のおすすめまとめ
いかがだったでしょう。
今回は現役エンジニアの僕が読んだ本の中からおすすめ本をご紹介させて頂きました。
是非、気になった本があったら書店に出向くなどして一度目を通してみて下さいね。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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