パンぞう
トモヤ
結論からお話しすると、生産技術のおすすめ資格は以下の通りです。
- CAD利用技術者試験
- TOEIC
- 管工事施工管理技士
ここでは、上記の資格が仕事にどう役立つのかをくわしくお話ししますね。
- おすすめ資格のくわしい内容
- 資格は重要でない理由
- 資格を取得するメリットについて
タッチ⇒移動する目次
生産技術の資格のおすすめ【仕事に役立つのは3種類だけ】
冒頭でもお話しした通り、おすすめ資格は以下の3種類。
- CAD利用技術者試験
- TOEIC
- 管工事施工管理技士
どんな資格なのかを順にくわしく説明していきます。
<1>CAD利用技術者試験
- CADの使い方が学べる
- 仕事に役立つ
『CAD利用技術者試験』はその名の通りCADの使い方を学べる資格。
【CADとは…】
パソコンを使って製図をするソフトのこと。
2次元CADと3次元CADがある。
CADは生産技術の図面作成の仕事で必ず使います。
僕も製図するときに必ずCADを使っていました。
そのため、仕事で役に立つ資格です。
試験は『2次元CAD』と『3次元CAD』の2種類。
どちらを受験しても良いですが、最近では『3次元CAD』を使うのが一般的。
例えば、トヨタ自動車の生産技術者はCATIAという『3次元CAD』を使っています。
今後は『3次元CAD』を使う流れがさらに加速するはず。
個人的には『3次元CAD』の受験をおすすめしますね。
<2>TOEIC
- 英会話力が上がる
- 海外での仕事で役立つ
『TOEIC(トーイック)』は英語でのコミュニケーション力を問う資格。
【TOEIC(トーイック)とは…】
英語のコミュニケーションを測る試験のこと。
試験結果をスコアにして英語力を測る。
スコアは10点~990点となっている。
生産技術は海外での工場立ち上げの仕事も多いです。
現地の外国人とコミュニケーションを取る必要があるので、英語力があると重宝されます。
僕はベトナムに行く話がありました(破談になりましたが…)。
『TOEIC(トーイック)』の試験は聞き取りと読解の2構成です。
英語で話せることを目的にした資格なので、高得点が取れる=英語で会話ができるといっていいでしょう。
とはいえ、生産技術の仕事は英会話ではないです。
決してペラペラになる必要はないのでご安心を。
あくまで取っておいて損はないという程度の資格です。
<3>管工事施工管理技士
- 設備の知識が上がる
- 国家資格
『管工事施工管理技士』は設備に関する知識が得られる資格です。
あまり聞かない資格かもですが、国家資格になります。
【管工事施工管理技士とは…】
設備の幅広い知識を問う資格。
2級と1級があり、どちらも学科試験と実地試験が実施される。
生産技術も設備を扱う仕事です。
『管工事施工管理技士』は生産技術にマッチした資格なんですね。
しかし、受験するには学歴や実務経験などの条件が多数あります。
興味がある方は自分が受けられるかどうかを一度ご確認下さい<(_ _)>
>>『管工事施工管理技士』の公式サイトを見てみる(2級の例)
生産技術の資格でおすすめはあるが必要性はあまりない
ナマケモノ君
トモヤ
以前、機械設計の資格についての話でも同じことをいいましたが…。
生産技術の資格は持っていても仕事に活かされることは少ないです。
必要ないといっても間違いではないです。
資格は実用的ではないから
生産技術に資格が必要ない理由は、資格試験で出題される問題が実用的ではないから。
そもそもの話ですが、生産技術の仕事はオープンではありません。
お気を悪くしたら申し訳ないですが…。
例えば、トヨタ自動車で生技として活躍されている方は、おそらくトヨタ自動車でしか活躍はできないです。
実際に僕の知人でトヨタ自動車→三菱重工に生技として転職した知人がいますが…。
仕事が違いすぎて大変だと話していました。
なので生産技術は資格よりも実務経験の方が重要です。
僕も生技の仕事をしていて資格の必要性を感じたことはないです。
生産技術は資格ありきの仕事ではない
では一方で就職や転職のときにはどうか。
資格を持っていると有利になるでしょうか。
これも答えはNOです。
まず生産技術という仕事は資格ありきの仕事ではありません。
医者や弁護士は資格がないとなれませんが…。
生産技術になるには資格や学歴は一切不要。
なので就職や転職のときに資格をアピールしても意味がないと思います。
資格をアピールしても面接官には『やる気があるんだな』程度にしか映らないでしょう。
あまりに資格があることをアピールするのはオススメできません。
ナマケモノ君
面接官
生産技術の資格取得をおすすめする2つの理由
パンぞう
トモヤ
先ほどお話しした通り生産技術の仕事をするのに資格は不要です。
しかし、資格を取ることにデメリットはありません。
むしろ以下のようなメリットがあります。
- 仕事で学べないことを勉強できる
- 資格手当がもらえるかも
[1]仕事で学べないことを勉強できる
資格を取る一つ目のメリットは仕事以外のことを学べること。
例えば、同じ会社で何年も似たような仕事をしていると考え方が偏ってきます。
その意味で資格の勉強をすることは凝り固まった考えをほぐすことができるんです。
なので広い意味でエンジニアとしてのスキルを伸ばすには資格取得はアリです。
難しい資格を取得すれば自信にもつながると思いますよ。
[2]資格手当がもらえるかも
資格を取る2つ目のメリットは会社から資格手当がもらえること。
【資格手当とは…】
資格を取るだけで報奨金が出る制度のこと。
はじめにいっておきますが、資格手当の有無は会社によりけりです。
とはいえ、僕がいた会社では難しい資格だと最高で2万円もらえたりしました(機械設計の話ですが)。
もちろん受験費用は全額免除。
なのでちょっとした小銭稼ぎに資格取得にチャレンジしていた方は少なくなかったですよ。
頑張れば良い副業になりそうですよね。笑
しかし、繰り返す通り資格手当があるかどうかは会社によります。
なので興味がある方は一度自分の会社の方に聞いてみて下さいませ<(_ _)>
生産技術の資格でおすすめ一覧まとめ
- CAD利用技術者試験
- TOEIC
- 管工事施工管理技士
いかがだったでしょう。
資格取得の勉強はスキルを上げるには効果的。
自分が所属している職場からは得られない気付きが得られることもあります。
興味がある資格があったら、時間を見つけてチャレンジしてみましょう!
最後までご覧頂きありがとうございました。
関連ページ
【生産技術の勉強本のおすすめ】現役エンジニアが仕事に役立つ良書を厳選
【現役エンジニアが解説】生産技術の仕事内容を経験談を交えて振り返る
「生産技術はきつい…」経験者の自分が激務でブラックだったと断言できる6つの理由【リアル】