【教育心理学と発達心理学の違い】大学で心理学を勉強した僕がまとめました

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とある人

教育心理学と発達心理学って、何がどう違うんだろう…?
心理学を大学で勉強した僕の経験をお伝えさせて頂きます!
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トモヤ

結論からいうと、教育心理学と発達心理学の大きな違いは、『研究対象の期間』にあります。

ですが、実際のところ、両者は重なる部分も多いです。

 

そこで今回は、大学の研究で心理学を勉強した僕が、以下の内容をお伝えさせて頂きます。

続きを見るとわかること
  1. 教育心理学と発達心理学の違いは『研究対象の期間にある!』の意味
  2. 【違いばかりではない】両者の重なる面について

今回のテーマは僕も疑問に思っていた時期が長かったので、自分の頭を整理する意味でもまとめてみました。

教育心理学と発達心理学の違いは研究対象の期間にアリ

教育心理学と発達心理学の最も大きな違いは、研究対象にあります。

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『乳児期~青年期』を研究する教育心理学

まず教育心理学の研究対象は『乳児期~青年期』にあたります。

乳児期から青年期というのは、ヒトが生まれたばかりから成人くらいまでの期間のことです。

教育心理学の研究対象は乳児期~青年期
  1. 乳児期…生まれたばかりの時期
  2. 青年期…成人するくらいまでの時期

なので教育心理学の研究テーマも、これらの期間に当てはまるものが多いです。

 

また教育心理学はその名の通り、教育との関係も深い学問です。

そのため、研究では学校に通う子供たちが被験者となることがとても多いのも特徴となっています。

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『乳児期~老年期』を研究する発達心理学

一方で発達心理学は、教育心理学よりも研究対象は広めです。

というのも、発達心理学の研究対象は『乳児期~老年期』までの人の生涯にあたるからです。

発達心理学の研究対象は乳児期~老年期
  1. 乳児期…生まれたばかりの時期
  2. 老年期…少なくとも60歳以降の時期

その証拠に現在の発達心理学は、『生涯発達心理学』とも言われており、『人は生涯をかけて発達し続ける』という説が優勢となっています。

 

また発達心理学も教育心理学と同じく学校生活を送る子供たちを被験者とする研究は多いです。

しかし、発達心理学はどちらかというと、そういった学校生活などの枠組みにとらわれない、人間の発達そのものの研究をすることも多いのが特徴となっています。

でも、教育心理学と発達心理学は違いばかりでもない

とはいえ、そうはいっても教育心理学と発達心理学は違っていることばかりでもありません。

お互いに重なる面は多い【シナジー】

シナジー

実際のところ、教育心理学と発達心理学は研究領域や勉強内容が重なる部分も多いです。

教育心理学と発達心理学のお互いの知見を活かしながら共同で研究することも少なくありません。

 

日本でも京都教育大学に『教育・発達心理学コース』というコースがありますが、これは教育心理学と発達心理学にシナジー(相乗効果)な領域があることの何よりの証拠です。

教育心理学と発達心理学は密接に結びついた分野として共同で教育・研究を行っています。

引用:京都教育大学の公式サイト

 

またさきほどもお伝えした通り、教育心理学は教育との関係が深い学問ですが、発達心理学でも教育をテーマにした研究は数多いことも、理由の一つといえます。

発達心理学者ピアジェの理論など、発達心理学の理論が教育心理学関連の研究や教科書でも幅広く引用されていることも挙げられます。

 

(といっても、こういった重なる面が多いという話は、教育心理学と発達心理学だけでなく、心理学全般に言えることですが…)

教育心理学と発達心理学の違いまとめ

教育心理学の研究対象
  1. 乳児期…生まれたばかりの時期
  2. 青年期…成人するくらいまでの時期
発達心理学の研究対象
  1. 乳児期…生まれたばかりの時期
  2. 老年期…少なくとも60歳以降の時期

※両者の研究領域や勉強内容は重なる部分も多い

以上のことから、教育心理学と発達心理学には、『研究対象の期間』という明確な違いがあります。

しかし、両者は共同研究の機会が多いなど、学問領域が重なる面もあるのが特徴です。

 

参考になれば幸いです。